Macでアプリウィンドウ外のデスクトップ(壁紙)をクリックすると、全てのアプリウィンドウが画面外に隠れるようになってしまうことがあります。
この動作は、macOSをVentura、Sonoma、またはそれ以降のバージョンにアップデートすることで発生します。
本記事では、Macでデスクトップ(壁紙)をクリックするとウィンドウが隠れる時の対処方法について紹介します。
この記事の内容
ウィンドウが隠れる原因は「ステージマネージャ」
macOS 13(Ventura)以降には、新たなウィンドウ管理機能としてステージマネージャが追加されました。
このステージマネージャの機能がオンになっていると、アプリウィンドウの外側のデスクトップ(壁紙)をクリックすることで開いている全てのアプリウィンドウが自動的に画面外に移動します。
ステージマネージャの機能はmacOSをアップデートしても有効にはなりませんが、macOS 14(Sonoma)にアップデートするとデスクトップの機能のみデフォルトで有効になります。
デスクトップのクリックでウィンドウが隠れないようにする方法
デスクトップ(壁紙)のクリックでウィンドウが隠れないようにするには、以下の設定を確認してください。
方法1: デスクトップとステージマネージャの設定を変更する
macOS 14(Sonoma)以降では、システム設定からステージマネージャのデスクトップ表示の設定を変更することで、ウィンドウが隠れないように設定できます。具体的な設定手順は以下の通りです。
- 上部のメニューバーの「Appleマーク」をクリックして「システム設定」を選択します。
- 左メニューで「デスクトップとDock」を選択します。
- 右ペインで「デスクトップとステージマネージャ」内の「壁紙をクリックしてデスクトップを表示」の設定を「ステージマネージャ使用時のみ」に変更します。
方法2: ステージマネージャの機能をオフにする
ステージマネージャの機能がオンになっているとデスクトップ(壁紙)のクリックでアプリウィンドウが自動的に隠れるようになってしまいます。
そのため、ステージマネージャの機能は不要な場合は設定をオフにしてください。ステージマネージャの機能は、以下のいずれかの方法でオフにできます。
- コントロールセンターからオフにする:
- 上部のメニューバーの右側の「コントロールセンターのアイコン」をクリックします。
- 「ステージマネージャ」をクリックして「オフ」に切り替えます。
- システム設定からオフにする:
- 上部のメニューバーの「Appleマーク」をクリックして「システム設定」を選択します。
- 左メニューで「デスクトップとDock」を選択します。
- 右ペインで「デスクトップとステージマネージャ」内の「ステージマネージャー」のスイッチを「オフ」に切り替えます。
以上の設定変更を行うことで、従来のmacOSのようにデスクトップ(壁紙)をクリックしてもウィンドウが隠れないようにできます。