パソコンを利用する人なら、文書ファイルのPDFファイルを利用したことのある人は多いはずです。
データのやり取りをPDFファイルで行っている人も多いでしょう。
ですが、その資料の一部を参考にしてコピーを行おうとした時に、コピーができないことがしばしばあります。
今回は、PDFのテキストがコピーできない時の解決法についてお伝えします。
この記事の内容
PDFのテキストがコピーできない原因
PDFのテキストがコピーできない原因としては次の3つが考えられます。
- コピーの操作方法を間違っている
- PDFファイルが保護されている
- PDFファイルがそもそも文字データではない
1と2については、特別なソフトウェアは不要ですが、3の場合はそもそも文字データではないため、OCRという文字認識をかけるソフトウェアが必要になってきます。
それでは、それぞれのケースの解決方法について詳しく見ていきましょう。
操作方法を間違っている場合
まずは、単純に操作方法を間違っている場合に対しての解決方法を示します。
PDFのファイルのテキストをコピーする時は、「選択ツール」の状態でなければいけないのですが、ここが「手のひらツール」になっていた場合はコピーができません。
そのためまずは、「選択ツール」になっているかの確認をしてください。
Adobe Readerでは、PDFファイル上の適当な場所を右クリックして「選択ツール」を選ぶだけで変更できます。
PDFファイルが保護されていてコピーができない場合
PDFファイルに保護がかかっていると、テキストコピーができなくなります。
こうなっていた場合は、普通の方法では解除ができませんが、「Google Chrome」を利用すると解除ができるようになります。
(これはGoogle側の不具合の可能性もあり、いつか使えなくなるかもしれません)
やり方はすごく簡単です。
- Google chromeを開く
- そこにPDFをドラッグ&ドロップする
- 開いたデータを印刷→「PDFに保存」を行う
以上になります。
これを行えばなぜかPDFの保護が外れるので、コピーができるようになるのです。
他のFirefoxなどのプラウザでも似たようなことはできますが、うまくいかないことも多いのでGoogle chromeが一番安定しています。
注意点は、保護を無理やり外す方法になるので、自己責任になるというところです。
PDFファイルがスキャナで取り込んだものである場合
PDFファイルがスキャナで取り込んだものである場合、テキストコピーはできません。
よくあるパターンとして、印刷した書類をそのままコピー機などでPDF化したものは、テキストコピーの対象外になってしまいます。
この状態でもどうにかしてテキストコピーをしたいという場合は、OCRを行う必要があります。
OCRとは、Optical Character Recognition(光学文字認識)とOptical Character Reader(光学式文字読取装置)という意味を持ちます。
わかりやすく言うと、文字の画像ファイルをパソコンで文字として認識させる技術と思っていただければいいでしょう。
OCRは専用のソフトが必要だったり、代行会社に有料で行ってもらうことになるのですが、使用容量の制限がついた無料版のソフトもありますので、量が少ないなら無料版ソフトを使ってみるといいでしょう。代表的なものは「Online OCR」などです。
PDFのテキストがコピーできない時の解決法のまとめ
PDFのテキストは、基本的にはコピーできますが、コピー保護が施されていたり、スキャナで取り込んだ画像データの場合は、テキストをコピーすることができません。
コピー保護されたPDFであっても、Chromeなどのブラウザで開くことでテキスト部分をコピーすることができます。
画像のPDFデータについては、OCRで解析することで文字データに変換できます。
解決しました。
解りやすい説明で助かります。
PDFのテキストをコピーできずとても困っていましたが、記事を参考にしてやってみたらできました!!!!(無料のOnlineOCRではだめでしたが、Google ChromeにコピーしてPDFにて保存したらできました。)魔法のようです。時間がなく、これができて本当に本当に助かりました。ありがとうございました!!!深く感謝申し上げます。