いたずら電話や無言電話がかかってきた経験ある方は少なくないと思います。非通知で相手が分からないとなると余計に不安になります。
そこで今回は、「非通知の相手は特定できるのか?」「着信拒否の設定方法」「非通知電話への対処法」について、まとめました。
非通知電話でお悩みの方はもちろん、いざかかってきた時に冷静に対処するためにも、ぜひお読みください!
この記事の内容
非通知電話の相手は特定できない
非通知電話の着信があっても、個人で非通知の電話相手を特定することはできません。
携帯や固定電話の回線は各電話会社によって管理されていますが、個人情報になるため一般的に情報が開示されることはありません。
また、非通知電話は警察に相談しても、事件性がないと相手にしてもらえません。警察は事件性があると判断した場合のみ、電話会社へ開示請求できます。
非通知電話によるセールスの電話やいたずら電話、無言電話は迷惑行為ではあるものの、事件性がないため警察が対応してくれるケースはほとんどありません。
そのため、非通知電話の着信は個人で対処する必要があります。
非通知着信を拒否する設定方法
非通知の着信を対処する方法として最も手軽で効果的なのが、非通知着信を拒否設定することです。
非通知着信を拒否設定するには、通信業者のサービスやアプリを利用します。スマホと固定電話で拒否する方法について順に紹介します。
スマホ・携帯の場合
キャリアの「拒否サービス」を使う
スマホや携帯にかかってくる非通知着信であれば、各会社で以下のサービスを利用することができます。
- docomo:『番号通知お願いサービス』
- au:『番号通知リクエストサービス』
- Softbank:『番号通知リクエストサービス』
それぞれ微妙に異なる点はありますが、どのサービスも非通知着信がをブロックすることができます。
非通知着信があっても自分のスマホには着信がされずに、電話をかけてきた相手に番号通知の設定をしてから電話をかけ直すように自動音声が流れます。
ただし、どのサービスも非通知着信を対象にしているので、公衆電話から電話をされた場合は着信を拒否できません。その点は注意しましょう。
※サービス詳細や具体的な申し込み方法は、各会社の公式ページよりご確認ください。
「着信拒否アプリ」を使う
非通知の着信拒否は、Androidであればスマホアプリを使って設定することもできます。
ただし、iPhoneはAppleの制限によって開発できないため、非通知の着信拒否をできるアプリはAppStoreにありません。
- Android
- 『Calls Blacklist - GooglePlay』
- アプリをインストールして「左上のアイコン」→「設定」→「ブロック」→「個人の番号 非通知番号をブロックする」にチェックを入れると、非通知からの着信を拒否できます。
- 『Calls Blacklist - GooglePlay』
- iPhone
- iOSのシステム制限でアプリで非通知番号を拒否することができない。
格安スマホの「拒否サービス」を使う
格安スマホもいろんな会社が提供して、SIMフリーで使用する方も増えたと思います。
各会社により非通知着信に対するサービスが異なっているので、SIMフリーのスマホを使用している場合は、各会社のサービスをよく確認するようにしましょう。
また、Androidの一部の機種では、端末単位でブロックすることができます。こちらも機種や提供元により異なるので、使用機種の機能を確認するようにしましょう。
固定電話の場合
固定電話に非通知着信があった場合は、NTTの「ナンバーリクエスト」というサービスを利用することができます。
ナンバーリクエストは、非通知設定で電話をかけてきた相手に対して、番号を通知してかけ直すように自動音声を流してくれるサービスです。
サービスの詳細や申し込み方法は、NTT公式サイトよりご確認ください。
着信拒否以外の非通知の対策方法
続いて、非通知を着信拒否する方法以外で、非通知の着信を対策する方法についてまとめました。
ただし、着信拒否する方法よりも確実な対処ではないでご注意下さい。
対策1: 電話に出ずに無視し続ける
非通知の電話に出てしまうと、連絡が繋がる相手と判断され、その後も非通知の着信が増えてしまう恐れがあります。
そのため、非通知の電話は必ず出ないようにして無視し続けるようにしてください。
相手がセールス目的である場合は、連絡がつかない相手と判断して非通知の着信が自然に止まることが多いです。
対策2: 電話番号を変更する
セールスの電話などの迷惑電話がいくつかの番号からかかってくる場合は、電話番号が出回ってしまっている恐れがあります。
無視をし続けても非通知の電話が止まらない場合は、電話番号を変更するのも一つの手段です。
変更の手続きや関係者への通知など少し面倒ではありますが、電話番号を変更することで根本的な対処を行うことができます。
対策3: 事件性があれば警察に相談する
非通知の電話に出てしまった場合は、電話の内容によっては警察に相談することを検討してください。
事件性のある電話であれば、警察が動いてくれる場合もあります。次のような事件性があるケースの場合は、警察に相談してみてください。
ケース1: ストーカーの可能性がある
電話の相手がストーカーである場合は、警察に相談しましょう。ストーカー行為に当たると判断された場合、警察から警告してもらえます。
この警告を無視すると、禁止命令が出されて、さらにこれも無視するとストーカーは逮捕されます。
ただし、ストーカー行為に該当するか否かは、判断が難しくケースバイケースのようです。
ですので、着信履歴を残しておく、通話内容を録音するなど被害を受けたことの証拠となり得るものはしっかりと記録しておくようにしましょう。
ケース2: 電話の相手が脅迫や強要してきたとき
電話の相手が何かしらの脅迫をした場合は、脅迫罪になります。また、行為や発言を強要した場合は、強要罪に問われます。いずれも犯罪に当たる行為ですので、警察に届けるようにしましょう。
ただし、実際に急迫や強要を受けたことを証明する証拠が必要になるので、通話内容を録音など記録するようにしましょう。
非通知ではない迷惑電話を着信拒否する方法
相手が非通知を外してかけてきた場合やその他非通知ではない番号からの迷惑電話は、番号を指定して簡単に着信拒否設定することができます。
iPhone、Androidの機能を使って着信拒否する場合は次のページを参考にして下さい。
- iPhoneの着信拒否設定
- Androidの着信拒否設定
キャリア別の着信拒否サービスを利用する場合は、下記の各キャリアページを参考にして設定を行なって下さい。
最後に
非通知の着信は、相手を特定することはできませんが、着信拒否を設定することができます。
そのため、非通知の着信が何度もある場合は、電話に絶対出ずに非通知を全て着信拒否することをおすすめします。
また、非通知の着信がまだきていない場合も、非通知は全てブロックしておくことをおすすめします。
非通知の着信は基本的には不要な着信がほとんどのため、正しい対処を行ってトラブルを未然に防いでください。