スマホやタブレットを使用していると、意図しないタイミングで勝手にタッチ操作が発生してしまうケースがあります。
この現象は、ゴーストタッチ(ゴーストタップ)と呼ばれ、本来タップした場所とは異なる場所がタップされたり、何も操作していないにも関わらずタッチ操作が発生することがあります。
本記事では、スマホ/タブレットのゴーストタッチがひどい時の対処法について詳しく紹介します。対処内容は、Android/iPhone/iPadを想定しています。
この記事の内容
対処1: デバイスを再起動する
スマホ・タブレットのシステムに一時的な問題が起きていることが原因で、ゴーストタッチの現象が発生するケースが考えられます。
システムの一時的な問題が原因である場合は、デバイスを再起動すると解決することが多いです。
そのため、デバイスを再起動してゴーストタッチが改善しないか確認してみてください。デバイスを再起動するには、以下の手順で操作します。
- Androidの場合:
- 「電源ボタン」を長押しして「再起動」をタップします。
- iPhone/iPad(ホームボタン非搭載)の場合:
- 「サイドボタン/トップボタン」と「音量調整ボタン」を同時に長押しして、電源オフスライダーをドラッグします。電源が切れたら「サイドボタン/トップボタン」を長押しして起動します。
- iPhone/iPad(ホームボタン搭載)の場合:
- 「サイドボタン/トップボタン」を長押しして、電源オフスライダーをドラッグします。電源が切れたら「サイドボタン/トップボタン」を長押しして起動します。
デバイスを再起動できたら、正常にタッチ操作ができるようになったか確認してください。デバイスを再起動してもゴーストタッチが改善しない場合は、次の対処方法に進んでください。
対処2: 充電ケーブルを取り外す
スマホ、タブレットのゴーストタッチは、充電しながら使用している際に発生することが多いです。
そのため、充電しながら使用している場合は、充電ケーブルを取り外した状態でゴーストタッチが発生するか確認してください。
充電ケーブルを取り外すとゴーストタッチが改善する場合は、充電器または充電ケーブルに問題があることが考えられるため次の対処に進んでください。
充電ケーブルを取り外してもゴーストタッチが発生する場合は、『対処4: タッチパネルを掃除する』に進んでください。
対処3: 充電器・充電ケーブルを交換する
スマホ・タブレットの充電を止めるとゴーストタッチが改善する場合は、使用している充電器または充電ケーブルに問題があることが考えられます。
特に純正ではない安価なサードパーティ製の充電器・充電ケーブルを使用するとゴーストタッチが発生することが多いです。
そのため、サードパーティ製の充電器・充電ケーブルを使用している場合は、純正または高品質な充電器・充電ケーブルに交換することを検討してください。
対処4: タッチパネルを掃除する
タッチパネルの表面が汚れていたり、水滴が付着していると、センサーが反応してゴーストタッチが発生しやすくなります。
そのため、タッチパネルの表面が汚れている場合は、綺麗に汚れを拭き取ってください。
タッチパネルの表面が綺麗な状態になったら、正常にタッチ操作ができるようになったか確認してください。
対処5: 保護フィルム/ケースを取り外す
スマホ・タブレットに装着している保護フィルムや保護ケースが原因で、ゴーストタッチが発生することがあります。
そのため、保護フィルムや保護ケースを装着している場合は、それらを一度取り外した状態でゴーストタッチが発生するか確認してください。
取り外した状態でタッチ操作が正常にできる場合は、別の保護フォルム/ケースを使用することを検討してください。
対処6: デバイスを冷却する
アプリの過負荷や室温などでデバイスが異常に発熱していることが原因で、ゴーストタッチが発生することがあります。
デバイスの異常な発熱はハードウェアの故障にも繋がるため、デバイスをスリープ状態にするか、電源を切った状態でしばらく放置して冷却してください。
デバイスを十分に冷却できたら、デバイスを操作してゴーストタッチが改善したか確認してください。
対処7: システムアップデートを実行する
スマホ・タブレットのOSやファームウェアなどに不具合があることが原因で、ゴーストタッチが発生するケースが少なからず考えられます。
OSやファームウェアの不具合はアップデートによって修正されるため、システムアップデートを実行してシステムを最新の状態にしてください。
システムアップデートを実行するには、以下の手順で操作してください。
- Androidの場合:
- 「設定」アプリを開きます。
- 「システム」をタップします。
- 「詳細設定」をタップします。
- 「システムアップデート」をタップします。
- 「アップデートが利用可能です」と表示された場合は、「ダウンロード」をタップしてアップデートを実行します。
- 表示される手順に従って操作を進めてください。
- iPhone/iPadの場合:
- 「設定」アプリを起動します。
- 「一般」をタップします。
- 「ソフトウェアアップデート」をタップします。
- アップデートが見つかったら「ダウンロードしてインストール」をタップします。
- iPhone/iPadのパスコードを入力します。
- 「今すぐインストール」をタップします。
システムアップデートを実行してシステムを最新の状態にできたら、ゴーストタッチが改善したか確認してください。既にシステムが最新バージョンだった場合は、別の対処方法を試してください。
対処8: デバイスを初期化する
デバイスを初期化することで、ゴーストタッチの現象が解決したことを一部のユーザーが報告しています。
そのため、ここまでの対処方法を試してもゴーストタッチがひどく操作に支障がある場合は、デバイスを初期化することを検討してください。
ただし、デバイスを初期化すると、スマホ/タブレット内の全てのデータが消去されるため、必ずバックアップを取ってから行ってください。
デバイスを初期化するには、以下の手順で操作します。
- Androidの場合:
- デバイスの電源を切ります。
- リカバリモードを起動します。
- リカバリモードは機種によって起動方法が以下のように異なります。起動方法が不明な場合は、マニュアルやヘルプページを参考にしてください。
- 電源ボタンとボリュームダウンボタンをホールドします。
- 電源ボタンとボリュームアップボタンをホールドします。
- 電源ボタンとボリュームアップボタン、ホームボタンをホールドします。
- リカバリモードは機種によって起動方法が以下のように異なります。起動方法が不明な場合は、マニュアルやヘルプページを参考にしてください。
- 音量ボタンで「Wipe data/factory reset」を選択し、電源ボタンで実行します。
- 完了したら音量ボタンで「Reboot system now」を選択し、電源ボタンで実行します。
- iPhone/iPadの場合:
- iPhoneのホーム画面から「設定」を開きます。
- 「一般」→「リセット」→「すべてのコンテンツと設定を消去」の順に選択します。
- 確認画面が表示されるので、「iPhoneを消去」をタップして初期化を行います。
- 初期化が完了したら初期設定を進めます。
- 「Appとデータ」画面が表示されたら、作成したバックアップからデータを復元します。
デバイスを初期化できたら、必要に応じてバックアップを復元し、ゴーストタッチが発生しなくなったか確認してください。
対処9: デバイスを修理する
ここまでの全ての対処方法を試しても、ゴーストタッチが改善しない場合は、タッチパネルやセンサーが故障しているケースが考えられます。
そのため、メーカーサポートにデバイスの状況について相談し、必要に応じて修理を依頼することをおすすめします。
使用しているデバイスが古くハードウェアの劣化が考えられる場合は、新しい機種に買い換えることも検討してください。
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この記事のおかげでずっと悩まされていたゴーストタッチを解消できました!!
本当に感謝です!