Macで作業をしていたりウェブページを見ていたりすると、急にアプリが固まり虹色のカーソルがくるくると回り続けたまま先へ進まなくなってしまうことがあります。
そんな時にアプリの強制終了をしようとしてもできない場合があります。さらに、1度ならまだしも何度も頻繁に起こるようではパソコンに異常があるのではないかと心配にもなりますよね。
本記事では、Macでアプリがフリーズしてしまって強制終了できない時の原因と対処法を紹介します。また、そのような症状が頻繁に発生する時の原因と解決方法もあわせて紹介します。
この記事の内容
Macのアプリがフリーズする原因
Macのアプリがフリーズしてしまう原因は様々で特定が難しい場合もあります。
- パソコンのメモリが不足している
- インストールしているアプリの不具合
- MacOSの不具合
- メモリやハードディスクなどの物理的な故障
上記がアプリがフリーズしてしまう主な原因ですが、必ずしもこれらのうちどれかが原因とは限りません。まずは順に調べて原因を特定し、それから対処を行っていきましょう。
Macのアプリがフリーズした時の強制終了
フリーズしたアプリをどうにかしたいだけならばアプリを強制終了しまうのが手っ取り早いです。ただし保存していないデータは全て消えてしまうので注意してください。
強制終了を行うには以下の手順で操作します。
- フリーズしているアプリを開いた状態にし、画面上部にある「アップルマーク」をクリックします。
- 表示されたメニューから「(アプリ名)を強制終了」を選択します。
強制終了しようとしてもできない時は?
上記の手順でアプリの強制終了を行っても終了できない場合は、Macのシステムそのものを強制終了するしかありません。
Macのシステムを強制終了するには以下の手順で操作します。
- 右上の「電源ボタン」を3秒間押し続けます。
- しばらくすると「コンピュータを今すぐシステム終了してもよろしいですか?」という画面が表示されるので、「システム終了」を選択します。
Macでアプリのフリーズが頻発する時は?
ちょっとしたアクシデントによるフリーズであれば上にある方法で強制終了を行えば良いかもしれませんが、フリーズが頻繁に発生するようであれば毎回そうするわけにもいきません。
パソコンの故障の前兆であるケースもありますので、根本的な原因を見つけて解決しましょう。
Macのメモリが不足している
Macのメモリが不足しているとパソコン全体の動作が遅くなり、最悪の場合アプリやシステム自体が固まってしまいます。
もし特定のアプリだけでなく全体的にパソコンの起動や動作が遅かったり、細かいフリーズを頻繁に起こしたりするようであれば、メモリ不足が原因であるケースが多いです。
また、ファイルの読み込み時などにフリーズする場合、ファイルのサイズが大きすぎることが原因かもしれません。
まずは使用していないアプリをすべて閉じてみましょう。ドックに表示されていない常駐アプリが原因のケースも考えられます。
メモリを消費しているアプリを見つける
以下の手順で「アクティビティモニタ」を開き、メモリを大量消費している不要なアプリがあれば強制終了します。
- Finderから「ユーティリティ」フォルダを開きます。
- その中にある「アクティビティモニタ」を開きます。
- 上部にある「メモリ」ボタンをクリックします。
- メモリを消費しているアプリの中に、不要なアプリがあればクリックで選択します。
- 左上の「×」ボタンをクリックし、最後に「終了」をクリックします。
もしメモリ不足が原因の場合は、動作の軽いアプリに切り替えるか、Mac自体のメモリを増やす必要があります。
メモリを増やすにはメモリと呼ばれるパソコンの部品をMacに新たに取り付けるか、よりメモリの容量の大きいMacに買い換える必要があります。
インストールしているアプリの不具合
特定のアプリやウェブページ、特定のアプリやファイルを使用する時にのみフリーズが起こる場合は、パソコン本体ではなくアプリに問題があることが考えられます。
まずアプリの公式サイトを確認してアプリの動作に必要なスペックをMacが満たしているかを確認します。
また、アプリ本体のバグのケースもあるので、「App Store」→「アップデート」からアプリのアップデートを試してみましょう。アップデートがない場合は、アプリの再インストールで改善する可能性もあります。
アップデート・再インストールを行っても改善しない時は?
上記の手順で解決せず、インストールしたアプリによってシステム自体が頻繁にフリーズするような場合は、アプリを一旦アンインストールしましょう。
Macのアプリをアンインストールするには、以下の手順を行って下さい。
「×」マークが表示されないアプリは、「Finder」→「アプリケーション」から消したいアプリを直接削除します。
MacOSの不具合
アプリ自体に問題はなく、MacOSの不具合によってフリーズが頻発するケースも稀にあります。
特にMacOSのメジャーアップデート直後は、OSの不具合でフリーズが起こりやすくなる現象が過去にも報告されています。
そのため、MacOSに追加で修正のアップデートが提供されていないか確認しておきましょう。また、念のためアプリも最新の状態にアップデートしましょう。
Macでアップデートを確認するには、「App Store」→「アップデート」を開きます。OS・アプリのアップデートが提供されている場合は、一覧に表示されます。
それでもフリーズが解消しない場合
ここまでの手順を踏んでも解消しない場合は、Macのメモリやハードディスク、マザーボードなどの部品の劣化・故障が考えられます。
もしアップルケアに加入しており保証期間内であればアップルのサポートに相談するのが良いでしょう。
アップルケアに加入していない、もしくは保証期間を過ぎている場合は有償サポートが利用できます。