WindowsのPCを使っていると、「Google検索で日本語が入力できない」「アルファベットのみでひらがな入力できない」などのトラブルが起きてしまうことがあります。
本記事では、Windows10/11のパソコンでGoogleの検索窓に文字入力をしようとした時にひらがな・日本語が入力できない時の主な対処法を紹介します。
忙しい時にトラブルに見舞われるととても焦りますが、大掛かりな修理が必要になることはほとんどありません。落ち着いて有効と思われる方法をひとつずつ試してみましょう。
この記事の内容
日本語入力できない時に最初に試してみること
Googleの検索窓に突然日本語が入力できなくなった場合は、まずは以下の基本操作を試してみてください。
設定などに問題がなければ基本操作で日本語入力ができるようになります。
キーボードの「半角/全角キー」を押す
Googleの検索窓など、文字入力の準備ができた状態で、キーボードの「半角/全角キー」を1回押してください。入力モードを切り替える場合、この方法が最も簡単です。
言語バーから入力モードを変更する
画面下のタスクバーまたは言語バーにある「A」のアイコンをクリックします。
アイコンが「あ」のマークに変わったら、元通りひらがなで日本語が入力できるようになるはずです。
もし言語バーが見つからない場合は、《ひらがな入力できずそもそも言語バーがない時は?》を参考にしてください。
再起動してみる
いろいろと試す前に、まずは1度再起動を行ってみるのがおすすめです。
原因が何であれ、再起動後は今までどおり日本語入力できるようになるケースは多いです。
ブラウザを変更・再インストールしてみる
基本的な操作を行ったのに、日本語入力ができない場合は、まず別のブラウザを使って同じように日本語入力できるか試しましょう。
もし特定のブラウザのみ(Chromeなど)日本語入力できない場合は、ブラウザをアンインストールして再インストールを試しましょう。
ブラウザがEdge/IEの場合は
Windows10標準のEdge、もしくはIEをお使いの場合、アプリのアンインストールがでないので、ブラウザ設定のリセットを行いましょう。
- 「スタート」→「Windowsシステムツール」→「コントロールパネル」を開きます。
- 「ネットワークとインターネット」→「インターネットオプション」を開きます。
- 「詳細設定」タブの「リセット」ボタンをクリック。
- 「個人設定を削除する」にチェックを入れて「リセット」を押します。
*個人設定を削除するにチェックを入れるとブラウザのログイン情報も消えてしまうのでご注意ください。
規定言語の設定を確認する
まずWindowsの規定言語の設定を確認してみましょう。
日本語と英語以外の言語も入力できるようキーボードの設定を変更した……など、キーボード周りの設定を変更した場合は、既定の言語の設定を確認してみましょう。
そのような設定をしていなくても念のため確認してみると原因を知る手掛かりになるかもしれません。
言語設定を確認する手順
- まずは「スタート」ボタンをクリックします。
- 次に「歯車」アイコンをクリックします。
- メニューが開いたら「時刻と言語」をクリックします。
- リストの中から「地域と言語」をクリックします。
- 「関連設定」の近くにある「日付、時刻、地域の追加設定」をクリックします。
- 別のウインドウが開いたら「言語」を探してクリックします。
- 画面の左にある「詳細設定」をクリックします。
- 詳細設定画面が開いたら「規定の入力方式の上書き」という項目を探します。もしこの項目が日本語(「日本語 Microsoft IME」など)になっていない場合はリストをクリックして日本語の入力方式に変更します。
- 最後に右下の「保存」ボタンをクリックして画面を閉じます。
これで言語設定は完了です。もし設定を変更した場合は、パソコンの再起動を行ってください。
ひらがな入力できずそもそも言語バーがない時は?
日本語入力ができず、言語バーらしきものがないケースもあります。次の手順で言語バーを表示してみましょう。
もし言語バーの表示がうまくいかない場合は、「ctfmon.exe」というプログラムをスタートアップに登録します。順に手順を紹介します。
Windows10で言語バーを表示する手順
- 「スタート」ボタンをクリックします。
- メニューの中にある「歯車」アイコンをクリックします。
- 設定メニューが開きます。続いて「時刻と言語」をクリックします。
- 左のリストから「地域と言語」をクリックします。
- 設定メニューの中央付近にある「関連設定」を探し、「日付、時刻、地域の追加設定」をクリックします。
- 新しいウインドウが開きます。開かれたウインドウのメニューから「言語」を探して文字の部分をクリックします。
- 「言語」画面が開いたら、画面左にある「詳細設定」をクリックします。
- 「詳細設定」画面が開いたら、画面中央付近にある「入力方法の切り替え」のチェックボックスのうち、「使用可能な場合にデスクトップ言語バーを使用する」にチェックを入れます。
- 続いて、「使用可能な場合にデスクトップ言語バーを使用する」の右にある「オプション」をクリックします。
- 新たにウインドウが開きます。「言語バー」タブの中にある「デスクトップ上でフロート表示する」「言語バーアイコンをタスクバーで表示する」の2つの項目にチェックを入れます。
- 最後に「適用」ボタンを押し、画面を閉じます。
タスクバーに言語バーが表示されたことを確認した上でもう1度入力モードの切り替えを試してみてください。
もしこの操作を行っても言語バーが表示されない場合は、次の対処法を試してみてください。
ctfmon.exeをスタートアップに登録する
ctfmon.exeというプログラムはキーボード入力などをサポートするためのものですが、なんらかの理由によりこのプログラムが動作しなくなってしまうと言語バーが表示されない・日本語入力ができないなどのトラブルを起こすことがあります。
この場合はctfmon.exeというプログラムをスタートアップに登録すると解決する場合があります。
1.「ctfmon.exe」のプログラムファイルを見つける
- タスクバーにある検索ボックスに「ctfmon」と入力します。
- ctfmon.exeのアイコンが表示されるので、このアイコンを右クリックして「ファイルの場所を開く」をクリックします。
- 新しいウインドウが開いて「ctfmon.exe」のあるフォルダが表示されます。「ctfmon.exe」を右クリックして「コピー」を選択します。
もし検索ボックスが見つからない場合はスタートボタンを右クリックして「検索」を選択してください。
2.スタートアップに登録する
続いて「ctfmon.exe」をスタートアップへ登録します。
- 「スタート」ボタンを右クリックし、「ファイル名を指定して実行」をクリックします。
- 表示された入力ボックスに「shell:startup」と入力し、「OK」をクリックします。
- するとスタートアップのフォルダが開きます。空欄のどこかを右クリックし、「ショートカットの貼り付け」をクリックします。
以上で登録は完了です。最後にパソコンを再起動して言語バーが表示されるか確認してください。
チェックディスクを行う
ここまでの対処法で日本語入力ができない場合、最後にシステムエラーを疑います。チェックディスクを行い、エラーが見つかった場合は修復を行います。
- タスクバーからフォルダを開いて、左のナビゲーションメニューにある「PC」をクリックします。
- 「Windows (C:)」もしくは「ローカルディスク(C:)」を右クリックします。
- 右クリックメニューから「プロパティ」を選択します。
- プロパティウインドウが表示されたら上部のタブから「ツール」タブをクリックして選択します。
- エラーチェックの項目にある「チェック」ボタンをクリックします。
- 「このドライブをスキャンする必要はありません」という表示が出たら「ドライブのスキャン」をクリックします。
- しばらく待つとスキャンが終了します。問題が見つかった場合も修復可能な場合は自動で修復されます。
Microsoft IME以外の入力システムを使う
もしどうしても解決しない場合、根本的な解決にはなりませんがWindowsパソコンに元から入っているMicrosoft IMEではなく、別の入力システムを使うという方法もあります。
日本語入力システムの中ではGoogle日本語入力・ATOK日本語入力システム(有償)などが有名で評価も高いです。