iPhone/iPadの電源が入らなくなってしまったり、iTunesで認識されない場合など、デバイスの操作だけでトラブルが解消しないケースがあります。
上記のトラブルが起きた場合は、リカバリーモードを使用して、iPhone/iPadを工場出荷時の状態に復元(ファクターリセット)することができます。
今回は、iPhone/iPadをリカバリーモードで復元/初期化する方法について紹介します。
事前準備
リカバリーモードでiPhone/iPadを復元するには、iTunesがインストールされたPCが必要です。
そのため、まずPCに最新版のiTunesをインストールして下さい。iTunesのインストーラーは次のページからダウンロードできます。
インストーラーがダウンロードできたら、インストーラーを起動して案内に沿ってインストールを行って下さい。
iPhone/iPadをリカバリーモードで復元する手順
iTunesをPCにインストールできたら、次の手順でiPhone/iPadをリカバリーモードで復元します。
- iPhone/iPadをPCとLightningケーブルで接続します。
- Lightningケーブルは、できるだけApple純正のケーブルを使用して下さい。
- PCでiTunesを起動します。
- iPhone/iPadをリカバリーモードにします。モデルによって手順が異なるため、次の手順を参考にして下さい。
- iPhone8以降: 「音量大ボタン」→「音量小ボタン」の順にボタンを押して、リカバリーモードの画面が出るまで「電源ボタン」を長押しします。
- iPhone7: 「電源ボタン」と「音量小ボタン」をリカバリーモードの画面が出るまで同時に長押しします。
- iPhone6以前: 「電源ボタン」と「ホームボタン」をリカバリーモードの画面が出るまで同時に長押しします。
- iPad(FaceIDあり): 「電源ボタン」と「音量小ボタン」をリカバリーモードの画面が出るまで同時に長押しします。
- iPad(ホームボタンあり): PC接続しているLightningケーブルを一度抜き、「ホームボタン」を押しながらPCと接続します。
- iPhone/iPadにリカバリーモードの画面が表示されたら、iTunesに復元の確認メッセージが表示されます。「復元」をクリックして下さい。
- 再度確認メッセージが表示されます。「復元と更新」、もしくは「復元とアップデート」をクリックします。
- 画面の案内に従って「次へ」→「同意する」をクリックします。
- 工場出荷時の設定への復元が開始します。
- 復元処理には数分時間が掛かるので、完了するまで待ちましょう。
- 復元中にiPhone/iPadのリカバリーモードの画面が消えた場合は、リカバリーモードにする手順4の操作を再度行って下さい。
- 復元が完了するとアクティベーションロックの画面が表示されます。AppleIDとパスワードを入力して「続ける」をクリックします。
- 「新しいiPhone/iPadへようこそ」の画面が表示されれば復元完了です。
復元の処理が完了したら、iOSの初期設定と更新を行って下さい。
iTunesやiCloudでバックアップが作成してある場合は、iPhone/iPadをバックアップから復元することもできます。