無線のキーボードは、コードが絡まることは絶対にないので非常に便利ですが、急にキーボードでの入力が効かなくなったり、一瞬だけキーボードが動かなくなるトラブルがあります。
今回は、Windows10のPCで無線の2.4GHzワイヤレスキーボードが反応しない時の対処法について紹介します。
この記事の内容
対処1:電源のリセット
ワイヤレスキーボードの接続に問題がある場合、キーボードの電源を切って再度入れることで接続トラブルが解決するケースがあります。
電源スイッチがあるタイプのキーボードであれば、スイッチを押して再起動します。スイッチのないタイプのキーボードの場合は、電池の脱着を行なって下さい。
対処2:電池の交換
ワイヤレスキーボードの電池の寿命が近づいたり、電池切れしているとキーボードが反応しなくなります。
一度電池を新品に交換してみて正常にキーボードが動作するか確認してみましょう。
対処3:電波干渉のありそうなものを避ける
ワイヤレスキーボードは、多くの製品で2.4GHz帯の電波を使っています。
2.4GHzの電波は、一般の家電製品でも広く使われているため、レシーバー付近に家電製品(Wi-Fiルーターも含みます)があると電波干渉を受けることがあります。家電製品以外でも、金属類も電波干渉の原因になります。
家電製品や金属類がキーボードとレシーバーの間やPCの周りにがある場合は、場所を移動させてみましょう。
対処4:無線レシーバーを違うUSBに接続してみる
WindowsのOSの不具合で、一時的に無線キーボードのレシーバーが使用しているUSBポートを認識できていないケースがあります。
一度無線のレシーバーを別のUSBポートに接続して、キーボードの入力ができないか試してみて下さい。
キーボードの種類によって手順が異なりますので、使用しているキーボードの取扱説明書を読むか、キーボード背面などに書かれている型番を調べてみてください。
対処5:Windows10を再起動する
キーボードの電源を入れ直しても直らない、接続先を変えてみても直らない場合はWindows10そのものを再起動してみてください。
Windows10を再起動する事でキーボードとの接続も直る可能性があります。
対処6:再度ペアリングする
ワイヤレスキーボードのペアリングが解除されてしまい、キーボード入力ができないケースが考えられます。
再度ペアリングを行うことで、キーボードが正常に動作する可能性があります。
次の手順で、ワイヤレスキーボードを再度ペアリングしてみて下さい。
- USBレシーバーがパソコンに接続していることを確認します。
- USBレシーバーのペアリングボタンを押します。
- レシーバーにボタンがない場合は、この手順を飛ばして下さい。
- キーボードの側面か底面にあるペアリングのボタンを押します。
- 長押しが必要なキーボードもあるのでマニュアルかメーカーページを確認して下さい。
- 接続ランプが緑色になればペアリング完了です。
*キーボードの機種によって、ペアリング手順やランプが異なる場合があります。
以上の手順で再度ペアリングできたら、キーボードが入力できないか試して下さい。
対処7:トラブルシューティングツールを実行する
Windowsには、問題の起きているハードウェアを自動で修復できるトラブルシューティングツールがあります。
ここまでの対処で解決しない場合は、トラブルシューティングツールを実行してキーボードの問題をチェックしてみましょう。
- 「スタート」を右クリックして「設定」を選択します。
- 「更新とセキュリティ」をクリックします。
- 左メニューから「トラブルシューティング」を選択します。
- 「その他の問題の検出と解決」の項目にある「キーボード」を選択して「トラブルシューティングツールの実行」をクリックします。
- トラブルシューティングツールが実行されます。
キーボードに問題がある場合は、自動的に問題が修復されます。
対処8:USBのセレクティブサスペンドを無効化する
Windows10には、使用電力を節約できるセレクティブサスペンドという機能があります。
セレクティブサスペンドの機能は、長時間使用していないデバイスへの電力供給を停止させるものです。
この機能が誤作動してキーボードの接続に必要なBluetooth子機などへの電力供給が止まってしまった場合、キーボードも反応しなくなります。
USBのセレクティブサスペンドを無効化する方法は以下の通りです。
- タスクバーのスタートメニュー右クリックします。
- 右クリックして表示されたメニューの中から[電源オプション]をクリックします。
- 表示された電源がスリープの設定ウィンドウの中の[電源の追加設定]をクリックします。
- 新たに電源オプションのウィンドウが表示されます。現在選択中の電源プラン(●になっているプラン)の右にある[プラン設定の変更]をクリックします。
- 次に[詳細な電源設定の変更]をクリックします。
- 設定の変更が可能な電源オプションから表示されるので、[USB設定]を探します。
- [USB設定]を見つけたら、その項目をダブルクリックして[USBのセレクティブサスペンドの設定]を表示させます
- 表示させたら[設定:有効]となっている項目をクリックして[無効]に切り替えます。
- [無効]に切り替えた後は設定ウィンドウ右下の[適用]を押すことで、USBのセレクティブサスペンドの設定が更新されます
以上で、電力供給が自動的に停止しない設定になるため、長時間ワイヤレスキーボードを触っていない場合でも接続が切れません。
最初の入力だけが反応が遅い時にも有効
セレクティブサスペンド機能は、長時間触っていないキーボードで入力すると、最初の一文字だけ反応が遅い症状を起こすケースもあります。
一文字目の遅延なので個人差はあると思いますが、どうしても気になる場合もセレクティブサスペンド無効化するようにしましょう。