CCleanerは、不要ファイルの一括削除やレジストリのクリーニングなど、手軽にPCのメンテナンスに役立つツールです。
この記事では、Windows10でCCleanerをインストールする方法について詳しく紹介します。
また、インストールが始まらなかったり、インストールができない場合の対処方法についても併せて紹介します。
CCleanerを初めて利用する場合や、インストールがエラーなどで失敗する場合は参考にしてみてください。
この記事の内容
CCleanerをインストールする方法
- CCleaner公式の『ダウンロードページ』にアクセスします。
- 無料版のCCleaner Freeの「Download」ボタンをクリックします。
- 有料版のCCleaner Professional、CCleaner Professional BUNDLEUP TO 3 PCSの場合は、「Buy Now」をクリックして、クレジットカード情報を入力して決済を完了してください。
- インストーラーのダウンロードが開始します。
- 「ダウンロード」フォルダを開いて「ccsetupXXX.exe」をダブルクリックします。
- ユーザーアカウント制御が表示されたら、「はい」をクリックします。
- インストーラーが起動します。右上の「English」をクリックして「Japanese」を選択します。
- 「カスタマイズ」をクリックします。
- 不要なインストールオプションのチェックを外してください。
- デスクトップにショートカットを追加: デスクトップにCCleanerのショートカットアイコンが作成されます。
- スタートメニューに追加: スタートメニューにCCleanerのショートカットを追加します。
- ごみ箱のコンテキストメニューに'CCleanerを実行'を追加: ゴミ箱の右クリックメニューにCCleanerを実行できる項目を追加します。
- Aごみ箱のコンテキストメニューに'CCleanerを開く'を追加: ゴミ箱の右クリックメニューにCCleanerを起動できる項目を追加します。
- インテリジェンスクッキースキャンを有効にする: CCleaner実行時にブラウザのクッキーを保持する設定にします。
- 「インストール」をクリックするとインストールが開始します。
- AVG AntiVirusのインストール画面が表示される場合は、不要であれば「同意しない」をクリックしてください。
- 「CCleaner セットアップ完了」と表示されればインストール完了です。
- 「CCleanerを実行」をクリックするとCCleanerが起動します。
以上でCCleanerをインストールすることができます。インストールが失敗したり、エラーが出る場合は次の対処法を試してみてください。
インストールできない時の対処法
CCleanerのインストールが始まらなかったり、エラーが発生してインストールが失敗するケースがあります。
インストールができない場合は、次の対処法を順番に試してみてください。
対処1: CCleanerを再度ダウンロードする
CCleanerのダウンロードしたインストーラーファイルが破損していると正常にインストールできません。
インストール中にインストーラがクラッシュしたり、そもそもインストーラーが起動しない場合は、最新のインストーラーを再度ダウンロードしてインストールし直してみてください。
最新のCCleanerをインストールする手順は、本記事の『CCleanerをインストールする方法』と同様です。
対処2: セキュリティソフトを一時的に停止する
CCleaner関連のファイルをセキュリティソフトがウイルスであると誤検出し、勝手に削除したりインストールが停止するケースがあります。
そのため、セキュリティソフトの常時監視を一時的に停止してからCCleanerのインストールを試してみてください。
セキュリティソフトを停止する手順はソフトによって異なるため、使っているセキュリティソフトの公式サイトやマニュアルで確認してください。
セキュリティソフトの停止方法が分からない場合は、次のセーフモードでのインストールを試してください。
対処3: セーフモードでCCleanerをインストールする
セキュリティソフトなどの常駐ソフトが原因でCCleanerがインストールできない場合は、セーフモードの状態で正常にインストールできる可能性があります。
セーフモードでは不要なソフトやドライバを無効化した状態でWindowsを実行できます。
次の手順にしたがってセーフモードで起動してから、CCleanerをインストールしてください。
- 通常の状態でCCleanerのインストーラーをダウンロードしておきます。
- PCをセーフモードで起動します。
- セーフモードで起動する方法は、『セーフモード(セーフブート)の起動・解除方法 – Windows10/11』を参考にしてください。
- 正常にセーフモードで起動すると、デスクトップに「セーフモード」というテキストが表示されます。
- 『CCleanerをインストールする方法』と同じ手順で、CCleanerのインストールを完了してください。
問題なくインストールできた場合は常駐ソフトが原因だと判断できます。インストールが完了したらPCを再起動するとセーフモードが解除されます。
正常にCCleanerが利用できるか確認してください。
対処4: ファイルの権限設定を修正する
CCcleanerのインストーラーファイルにアクセスする権限がないことが原因で、インストールが失敗するケースが考えられます。
上記の問題は、ファイルの権限設定を修正することで解決できます。権限を変更するには次の手順で操作してください。
- 公式サイトからダウンロードしたCCleanerのインストーラーを右クリックして「プロパティ」を開きます。
- 「セキュリティ」タブをクリックします。
- 「編集」をクリックします。
- 「グループ名またはユーザー名」で「サインインしているアカウント名」を選択します。
- 「フルコントロール」の許可にチェックを入れます。
- 「OK」をクリックして完了です。
権限設定を修正した場合は、再度インストーラを起動して問題なくインストールできるか確認してください。
対処5: インストーラを管理者権限で実行する
ファイルの権限修正を行っても正常にインストールできない場合は、インストーラーを管理者権限で実行してみてください。
インストーラを管理者権限で実行する場合は、以下の手順で操作してください。
- 公式サイトからダウンロードしたCCleanerのインストーラーを右クリックして「管理者として実行」を選択します。
- ユーザーアカウント制御が出たら「はい」をクリックして許可します。
- インストーラーが起動したら、『CCleanerをインストールする方法』と同じ手順でCCleanerのインストールを完了してください。
対処6: CCleaner関連のファイルを削除する
以前に同じPCでCCleanerを利用していた場合、設定などの古いファイルが残っていることが原因でインストールが失敗するケースがあります。
そのため、CCleanerの関連ファイルを全て削除してからインストールを試してみてください。CCleanerの関連ファイルを削除するには、次の手順で操作します。
- エクスプローラーを開きます。
- CCleanerの関連ファイルの場所に移動します。
- インストール先を変更していない場合は以下のディレクトリにファイルが存在しています。
C:\ProgramData\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs\CCleaner
- インストール先を変更していない場合は以下のディレクトリにファイルが存在しています。
- フォルダ内のファイルを全て選択して右クリック→「削除」を選択します。
関連ファイルを全て削除できたら、念の為にPCを再起動してから再度CCleanerをインストールしてみてください。
対処7: ポータブル版を利用する
どうしてもCCleanerをインストールできない場合は、ポータブル版を利用する方法を検討してください。
ポータブル版はダウンロードするだけで利用でき、インストールする必要はありません。
ポータブル版を利用する場合は、次の公式ページの「CCleaner - Portable」からダウンロードできます。
ポータブル版を利用するには、ダウンロードしたファイルを展開したらUSBメモリに格納して、USBメモリから起動します。
対処8: CCleanerが起動していないか確認する
CCleanerをアップデートしようとしている場合は、CCleanerが起動していることが原因でインストールが完了しないケースがあります。
そのため、CCleanerを完全に終了させた状態でインストールを試してください。
CCleanerは、開いていないように見えてもバックグラウンドで起動していることがあるため、次の手順で確実に終了させてください。
- 「Windowsマーク」を右クリックして「タスクマネージャー」を開きます。
- 「プロセス」タブをクリックします。
- 簡易表示になっている場合は「詳細」をクリックして表示を切り替えてください。
- 「CCleaner」を右クリックして「タスクの終了」をクリックします。
以上の手順でCCleanerを完全に終了することができます。CCleanerを終了させたら再度インストールを試してください。