Googleドキュメントでは、PCやスマホでWordのように簡単に文章を作成して編集することができます。
しかし、Googleドキュメントで文章を作成していると、不要な白紙の空白ページが挿入されて削除できない場合があります。空白ページが挿入される原因としては、不要なスペースや改行、改ページ、セクション区切り、テーブルなどが考えられます。
本記事では、Googleドキュメントの余分な空白ページを削除/消去する方法について詳しく紹介します。
この記事の内容
方法1: Backspaceキーで空白ページの内容を消去する
空白ページにスペースや改行、改ページなどの不要な内容が残っていることが原因で、空白ページが挿入されているケースが考えられます。
そのため、まずは空白ページの内容を全てBackSpaceキーで消せないか試してみてください。具体的な手順は以下の通りです。
- Googleドキュメントで空白ページがあるドキュメントを開きます。
- 空白ページの一番下をクリックしてカーソルを置きます。
- カーソルが前のページに戻るまで「BackSpace」キーを何度か入力して内容を消去します。
- または、空白ページの内容をドラッグで範囲選択して「BackSpace」キーを1回押して消去してください。
- Macの場合は「Delete(または×が付いた鉛筆型アイコン)」キー、iPhone/Androidの場合は「×が付いた鉛筆型アイコン」のキーを入力してください。
空白ページの内容をBackSpaceキーで全て消去できたら、空白ページが消えたことを確認してください。BackSpaceキーで内容を消しても空白ページが残ってしまう場合は次の方法を試してみてください。
方法2: Deleteキーで空白ページの内容を消去する
BackSpaceキーを使って空白ページの内容を消去できない場合は、Deleteキーで内容を削除できないか試してみてください。
DeleteキーはBackSpaceキーの逆で、カーソルの後の文字を1文字消すことができます。
Deleteキーで空白ページの内容を消去するには、以下の手順で操作してください。
- Googleドキュメントで空白ページがあるドキュメントを開きます。
- 空白ページの前のページの一番下の末尾をクリックしてカーソルを置きます。
- 空白ページが消えるまで「Delete」キーを何度か入力して内容を消去します。
- Macの場合は、「Fn + Delete」もしくは「Control + D」キーを同時押ししてください。iPhone/Androidの場合は、Deleteキーが存在しないため別の方法を試してください。
Deleteキーによって空白ページの内容を全て消去できると空白ページが消えます。Deleteキーを何度も押しても空白ページが消えない場合は、次の方法に進んでください。
方法3: ドキュメントの行・段落の間隔を調整する
Googleドキュメントでは1行ごとの行間隔や段落の間隔を自由に調整できます。この行間隔が広すぎることが原因で、空白のページが挿入されてしまうケースがあります。
そのため、ドキュメントの行間隔を次のページにはみ出さないように狭く調整することで、不要な空白ページが挿入されることを回避できます。
Googleドキュメントの行間隔を調整するには、以下の手順で操作してください。
- Googleドキュメントで空白ページがあるドキュメントを開きます。
- 空白ページの前のページの一番下の行をクリックしてカーソルを置きます。
- 全ての文章の行間隔を一括で変更したい場合は、ドラッグで全て選択した状態にしてください。
- メニューの「表示形式」→「行間隔と段落の間隔」→「カスタムの間隔」の順に選択します。
- 行間隔に「現在の行間隔より小さい値」を入力して「適用」をクリックします。
- レイアウトが崩れる場合があるため、前の状態に戻れるように現在の行間隔の値を控えておくことをおすすめします。
- 段落の間隔が設定されている場合は、段落後の値を「0」などに変更してください。
行間隔を次のページにはみ出さないように狭く調整できたら、空白ページが消えたことを確認してください。行間隔が十分に狭いにも関わらず空白ページが表示される場合は、次の方法を試してください。
方法4: セクション区切りを表示して消去する
ドキュメント内にセクション区切りが挿入されていることが原因で、空白のページが挿入されてしまうケースがあります。
改ページであれば通常の文字と同じようにBackSpaceキーで消すことができますが、セクション区切りは単純にBackSpaceキーを押すだけでは消すことができません。
ドキュメント内にセクション区切りがないか確認して消去するには、以下の手順で操作してください。
- Googleドキュメントで空白ページがあるドキュメントを開きます。
- メニューの「表示」→「セクション区切りを表示」を選択してチェックを入れます。
- 空白ページ、または前のページでセクション区切りを探します。
- セクション区切りは青い点線で表示されます。
- セクション区切りの前と後の行をドラッグして選択した状態にします。
- BackSpaceキーを押して消去します。
以上の手順で、セクション区切りを消去することができます。セクション区切りを消去できたら、空白ページが表示されなくなったことを確認してください。
方法5: ドキュメントの余白を調整する
ドキュメントの余白設定を調整して空白ページを削除することもできます。この方法は、余白設定を変更するだけで済むため、ドキュメントの内容を変更せずに不要な空白ページを取り除くことができます。
ドキュメントの余白を調整して空白ページを削除するには、以下の手順で操作してください。
- Googleドキュメントで空白ページがあるドキュメントを開きます。
- メニューの「ファイル」→「ページ設定」を選択します。
- 余白の上下左右のそれぞれに現在値よりも小さい値を入力して「OK」をクリックします。
- レイアウトが崩れる場合があるため、前の状態に戻れるように現在の余白の値を控えておくことをおすすめします。
上記の手順でドキュメントの空白ページが消えるまで、繰り返し余白設定を調整してください。
方法6: テーブルの高さ・行間を調整する
ドキュメント内の空白ページの手前にテーブルが存在していることが原因で、空白ページが挿入されているケースがあります。
空白ページの手前にテーブルがあって空白ページが挿入される場合は、テーブルの高さ自体を調整するか、テーブルの後の行の行間を調整してみてください。具体的な手順は以下の通りです。
- 方法1: テーブルの高さを調整する
- 空白ページの手前のテーブルのセルを右クリックして「表のプロパティ」を選択します。
- 「高さを変更するセル」をドラッグで選択します。
- 表のプロパティで、必要に応じて以下の項目の値を小さい値に調整します。
- 「行」→「最小の行の高さ」
- 「配置」→「セルのパディング」
- 方法2: テーブルの後の行の行間を調整する
- テーブルの後の空白ページをクリックしてカーソルを置きます。
- メニューの「表示形式」→「行間隔と段落の間隔」→「カスタムの間隔」の順に選択します。
- 行間隔を最小値の「0.06」に変更して「適用」を押します。
テーブルの高さ、またはテーブルの後の行間を狭くできたら、空白ページが消えたことを確認してください。