iCloudメールを使っていても、知らない人が多いメールエイリアス。しっかりと理解をすると非常に便利な機能です。
ただし、勘違いしてしまいそうな落とし穴もありますので、今回はiCloudのメールエイリアスについて機能と使い方をしっかりと理解してみましょう。
iCloudのメールエイリアスを作成手順や設定と削除する方法について紹介するので、参考にしてみてください。
この記事の内容
メールエイリアスとは?
エイリアスは「別名」という意味で、メールエイリアスは「持っているメールアドレスの別称」という意味となっています。
エイリアスの機能を使う事によって、新たにメールアカウントを取得せずに、異なる複数のメールアドレスを持つことができます。
- アカウント本来のメールアドレス・・・sample@icloud.com
- メールエイリアス1・・・sample2@icloud.com
- メールエイリアス2・・・sample3@icloud.com
上記の場合、追加したエイリアスのアドレス宛に届いたメールは全て「sample@icloud.com」のメールとして受信ができます。
別のアドレスを作ったように感じるかもしれませんが、あくまで本体のメールアドレスの「別名」ですので、管理自体は一つのメールアドレスで行われます。
迷惑メールは対策できない
メールエイリアスは、別名のアドレスを追加する機能のため「メールアドレスの変更」とは異なります。
そのため、迷惑メールが多いアドレスでエイリアスを追加しても、迷惑メールを防ぐことはできません。
iCloudのメールエイリアスの特徴
メールエイリアスの機能は、他のメールサービスでも使えますが同じ名称でも機能が若干異なります。
iCloudのメールエイリアスと他のサービスの一番大きな違いとしては、「送信時にメールエイリアスで作成したメールアドレスが相手に伝わる」という点です。
例えばGmailのエイリアスの場合、「sub@gmail.com(main@gmail.com)」と本体の使っているメールアドレスが相手に通知されます。
iCloudでエイリアスを使って送信した場合、「sub@icloud.com」のみ通知され、相手から見ると完全に独立したメールアドレスに見えます。
そのため、iCloudのエイリアスを使えば、仕事用、メールマガジン用、登録用などメールの送信時においても用途別に使い分ける事ができます。
iCloudのメールエイリアスの制限
iCloudのエイリアスの注意としては、「作成ができるメールエイリアスが上限3つ」という制限があることです。
本体とあわせて4つのメールアドレスしか持つことができませんので、万が一それ以上に作成をしたい場合はどれか作成したメールエイリアスを削除する必要があります。
エイリアスを作成をする前に「何のためにつかうか」という事を整理してから、利用を開始することをオススメします。
メールエイリアスの作成・設定方法
メールエイリアスを作成するには、iCloud.com(https://www.icloud.com/)にアクセスして設定を行う必要があります。
- iCloud.com内の[メール]を開く
- 左下にある[歯車マーク]をクリックし、[環境設定]を選択
- [アカウントタブ]を選択し、[エイリアスを追加]を選択
- 作成したい[メールアドレス]と[送信者名]、そして何のためのメールアドレスか分かるように[ラベル]に名前を付けてOKボタンを押す
以上の作業で、メールエイリアスを作成することができます。
エイリアスが作成できた段階で、追加したアドレスでメールの受信ができます。また、メールアプリから送信する場合も、追加したエイリアスを送信アドレスとして選択できるようになります。
最初は不慣れな画面かもしれませんが、数分で作成できます。作ってしまえば非常に便利ですよ!
メールエイリアスの無効化、削除の仕方
[iCloud.com]→[歯車マーク]→[環境設定]→[アカウントタブ]を選択すると、[作成したメールエイリアスのアドレス]が表示されます。
エイリアスを選択すると、[エイリアスを無効にする]のチェックと[削除]のボタンが表示されます。
一時的にメールを受信したくない場合は[エイリアスの無効化]、エイリアスは使いたくない場合は[削除]するように使い分けましょう。
iCloudメールが様々な目的で使えるように
LINEをはじめとしたコミュニケーションツールがどんどん復旧していますが、それでも何かとまだ使う場面の多いメール。
iCloudは誰でも無料で取得できますし、メールエイリアス機能も全て無料で使うことができます。
icloudはセキュリティもしっかりしていますので、普段からiPhoneを利用している方や、icloudメールアドレスをお持ちの方は試してみてはいかがでしょうか。