iPadのタッチパネルが急に反応しない/動かない時の対処法

Ipadの画面が反応しない

iPadを使用していると突然タッチパネルが反応しなくなり、操作が効かない状態になるケースがあります。

この問題はタッチパネルの一部分だけが反応しなくなるケースもありますが、画面全体が全く反応しなくなるケースもあります。

本記事では、iPadのタッチパネルが急に反応しない/動かない時の対処法について詳しく紹介します。

対処1: iPadを再起動/強制再起動する

iPadのシステムに一時的な不具合があることが原因で、タッチパネルが急に反応しなくなるケースが考えられます。

そのため、iPadを一度再起動して問題が解決しないか確認してみてください。iPadを再起動するには、以下の手順で操作します。

  1. 「スリープボタン」と「音量調整ボタン」を同時に長押しします。
    • ホームボタン搭載機種の場合は、「スリープボタン」を長押ししてください。
  2. 電源オフスライダーを右方向にドラッグします。
  3. 「スリープボタン」を長押しして電源を入れます。

iPadのタッチパネルが全く反応せず通常の再起動が行えない場合は、以下の強制再起動を行なってください。

  • iPad(ホームボタン搭載):
    1. 「スリープボタン」と「ホームボタン」を同時に長押しします。
    2. Appleロゴが表示されたら両方のボタンを離します。
  • iPad(ホームボタン非搭載):
    1. 「音量+ボタン」を押してすぐに離します。
    2. 「音量-ボタン」を押してすぐに離します。
    3. 「トップボタン」を長押しして、Appleロゴが表示されたら離します。

iPadを再起動または強制再起動できたら、タッチパネルが正常に反応するようになったか確認してください。再起動しても反応しない場合は、次の対処に進んでください。

対処2: iPadの画面を綺麗に掃除する

iPadの画面にホコリや汚れが付着していることが原因で、タッチパネルの反応が悪くなるケースが考えられます。

そのため、iPadの画面がホコリや汚れが付着していないか確認し、汚れている場合は汚れを綺麗に拭き取ってください。画面を拭くには、マイクロファイバークリーニングクロスや柔らかい布を使用します。

iPadの画面のホコリや汚れを綺麗に掃除できたら、タッチパネルが正常に反応するようになったか確認してください。

対処3: 保護シートを取り外す

iPadに取り付けている保護シートが原因で、タッチパネルの一部が反応しない問題が起きるケースが考えられます。

そのため、iPadに保護シートを取り付けている場合は、保護シートを取り外した状態でタッチパネルの反応を確認してください。

保護シートを取り外した状態でタッチパネルが正常に反応する場合は、保護シートに問題があるため別の保護シートに交換することを検討してください。

対処4: 外部デバイスを取り外す

iPadにLightningケーブルまたはUSBケーブルで接続している外部デバイスが原因で、タッチパネルの反応に問題が起きるケースが考えられます。

そのため、iPadに外部デバイスを接続している場合は、すべて取り外した状態でタッチパネルが反応しないか確認してください。

タッチパネルが正常に反応するようになった場合は、外部デバイスが破損していたり互換性に問題があることが考えられるため、別のデバイスを使用することを検討してください。

対処5: 極端に高温な場所を避ける

iPadの内部が過熱状態になっていることが原因で、タッチパネルの反応に問題が起きるケースが考えられます。

そのため、iPadが触って明らかに熱い場合は、iPadを日影で風通しの良い場所で十分冷やしてから使用してみてください。

日光が直接当たる場所などでの長時間の使用は、タッチパネルに限らずハードウェアの故障にも繋がる恐れがあるため、極端に高温な場所での使用は避けてください。

対処6: ストレージの空き容量を確認する

iPadのストレージの空き容量は不足していることが原因で、システムやアプリの動作がフリーズしてタッチパネルが反応しないように見えるケースがあります。

そのため、iPadのストレージの空き容量が十分にあるか確認してください。iPadのストレージの空き容量を確認するには、以下の手順で操作します。タッチパネルが全く操作できない場合は、iPadの再起動または強制再起動を行なってから操作してください。

  1. 「設定」アプリを開きます。
  2. 「一般」をタップします。
  3. 「iPadストレージ」をタップします。
  4. 「使用済み」の項目で、ストレージの使用量と空き容量を確認します。
    • スクロールすると、ストレージの使用量の大きいアプリが順に表示されます。

iPadのストレージが10%未満になっている場合は、不要な動画や写真、アプリなどを削除して空き容量を確保してください。空き容量を十分確保できたら、タッチパネルが反応しなくなる問題が発生しなくなったか確認してください。

対処7: ソフトウェアアップデートを実行する

iPadOSのバージョンが古く不具合があることが原因で、タッチパネルが急に反応しない問題が発生するケースが考えられます。

そのため、iPadのタッチパネルを操作できる場合は、ソフトウェアアップデートを実行してiPadOSを最新にすることで問題が解決する可能性があります。タッチパネルが全く操作できない状態の場合は、iPadの再起動または強制再起動を行なってから操作してください。

iPadでソフトウェアアップデートを実行するには、以下の手順で操作してください。

  1. 「設定」アプリを起動します。
  2. 「一般」をタップします。
  3. 「ソフトウェアアップデート」をタップします。
  4. アップデートが見つかったら「ダウンロードしてインストール」をタップします。
  5. iPadのパスコードを入力します。
  6. 「今すぐインストール」をタップします。

ソフトウェアアップデートを実行できたら、タッチパネルが急に反応しなくなる問題が解決したか確認してください。

対処8: 濡れた手・手袋で触らない

iPadのタッチパネルには静電容量方式が採用されており、微弱な静電気の変化量によってタッチを認識しています。

そのため、手に水滴などが付いているとiPadのタッチパネルが正常に反応しない原因になります。手が濡れている場合は、水滴をしっかり拭き取ってからタッチを試してください。

また、手袋を着用している場合もタッチパネルが正常に反応しないため外してください。タッチパネルに対応した手袋も存在しますが、一般的な手袋を着用して操作しても基本的にタッチパネルが反応しない点に注意してください。

対処9: iPadを工場出荷時の状態にリセットする

ここまでの方法を試してもタッチパネルの問題が解決しない場合は、iPadのシステムに修復できない不具合が発生しているケースが考えられます。

そのため、iPadを初期化して工場出荷時の状態に戻すことでタッチパネルが反応しない問題が解決する可能性があります。

ただし、iPadを初期化するとステージ内の全てのデータが消去されるため、iPad内のデータが必要な場合は必ずバックアップを取ってから行なってください。また、iPadのタッチパネル関連のハードウェアが故障している場合は初期化しても問題が解決しない点に注意してください。

iPadを工場出荷時の状態に初期化するには、以下の手順で操作してください。

  1. 『iTunes』をインストールしたパソコンを起動して、「iTunes」を起動します。
    • Mac(Catalina以降)の場合は、FinderにiTunesの機能が統合されているため「Finder」を起動します。
  2. パソコンにiPhone/iPadを接続します。
    • iPhone/iPad、パソコンの画面に「このコンピューターを信頼しますか?」というメッセージが表示された場合は「信頼」を選択してください。
  3. iTunes(Finder)の画面左側で、「iPhone/iPad」を選択します。
  4. iTunes(Finder)の画面右側の「iPhoneを復元(またはiPadを復元)」をクリックします。
  5. 確認画面が表示されたら、「復元」をクリックして初期化を実行します。
  6. 復元が開始します。処理が完了するまでしばらく待ちます。
  7. 「新しいiPhone/iPadへようこそ」の画面が表示されたら、「新しいiPhone/iPadとして設定」にチェックを入れてから、「続ける」をクリックします。
  8. 「開始」をクリックします。
  9. iPhone/iPadの画面に「こんにちは」と表示されたら初期化完了です。

iPadを工場出荷時の状態に初期化できたら、初期設定を行なってからタッチパネルが正常に動作するようになったか確認してください。

解決しない場合

ここまでの全ての対処を試してもiPadのタッチパネルが反応しない場合は、タッチパネル関連のハードウェアが故障しているケースが考えられます。

特にiPadを落下させたり水没させた後に問題が発生するようになった場合は、ハードウェアの故障が疑われます。

iPadのタッチパネルの故障が考えられる場合は、Appleサポートまたは購入ショップに問題の診断と修理を依頼してください。

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