OneDrive「再解析ポイントバッファーに存在するタグが無効です」の対処

再解析ポイントバッファーに存在するタグが無効です.jp

WindowsのPCでOneDriveで同期しているファイルまたはフォルダで操作を行うと「エラー 0x80071129: 再解析ポイントバッファーに存在するタグが無効です」のエラーが表示されることがあります。

このエラーは、基本的にOneDriveのサーバーとのファイルおよびフォルダの同期に問題が起きた際に発生します。

本記事では、OneDrive「再解析ポイントバッファーに存在するタグが無効です」の対処方法について紹介します。対処内容はWindows10/11を想定しています。

対処1: OneDriveを再起動する

OneDriveの同期などの処理に一時的な問題が起きたことが原因で、「再解析ポイントバッファーに存在するタグが無効です」エラーが発生するケースが考えられます。

そのため、OneDriveを再起動することで、エラーが解決する可能性があります。OneDriveを再起動するには、以下の手順で操作します。

  1. タスクバー右側の「上矢印アイコン」をクリックしてシステムトレイを開きます。
  2. 「OneDriveのアイコン」を右クリックして「OneDriveの終了」を選択します。
  3. 確認ダイアログが表示されたら「OneDriveを終了する」をクリックします。
  4. デスクトップアイコンまたはスタートメニューから「OneDrive」を再度起動します。

OneDriveを再起動できたら、エラーが解決したか確認してください。OneDriveを再起動してもエラーが発生する場合は、次の対処に進んでください。

対処2: OneDriveのキャッシュを削除する

OneDriveのキャッシュデータに問題が起きていることが原因で、「再解析ポイントバッファーに存在するタグが無効です」エラーが発生するケースが考えられます。

そのため、OneDriveのキャッシュを一度削除してリセットすることで、エラーが解決する可能性があります。OneDriveのキャッシュを削除するには、以下の手順で操作してください。

  1. OneDriveを起動している場合は終了します。終了する手順は『対処1: OneDriveを再起動する』と同じです。
  2. 「Windowsマーク」を右クリックして「ファイル名を指定して実行」を選択します。
  3. 名前に以下のコマンドを入力して「OK」をクリックします。
    %localappdata%\Microsoft\OneDrive\onedrive.exe /reset
  4. コマンドプロンプトが起動したら、プロセスが完了するまで待ちます。

OneDriveのキャッシュを削除できたら、OneDriveを再度起動してエラーが発生しなくなったことを確認してください。

対処3: チェックディスクを実行する

OneDriveで使用しているドライブのファイルシステムに問題が起きていることが原因で、「再解析ポイントバッファーに存在するタグが無効です」のエラーが発生するケースが考えられます。

そのため、チェックディスクを実行してドライブのファイルシステムを修復することで、OneDriveのエラーが解決する可能性があります。チェックディスクを実行するには、以下の手順で操作してください。

  1. 「Windowsマーク」を右クリックして「Windows ターミナル(管理者)」を選択します。
    • Windows10の場合は、「Windows PowerShell(管理者)」を選択します。
  2. PowerShellが起動したら、以下のコマンドを入力してEnterキーで実行します。
    chkdsk /f
  3. 再起動時にチェックをスケジュールするか聞かれたら「y」を入力してEnterキーを押します。
  4. コマンドを実行できたら、PCを再起動すると自動的にチェックディスクが実行されます。完了するまでPCの電源を切らずに待機してください。

チェックディスクを実行してPCを再起動できたら、OneDriveのエラーが発生しなくなったか確認してください。

対処4: ローカルファイルを削除して再同期する

OneDriveで同期しているローカルファイルに重複などの問題が起きていることが原因で、「再解析ポイントバッファーに存在するタグが無効です」のエラーが発生するケースが考えられます。

そのため、OneDriveで同期しているローカルファイルを一度削除して再同期することで、エラーが解決する可能性があります。ただし、ローカルファイルを削除する際はOneDriveのリンクを解除してから行わないと、ファイルが削除されてしまう点に注意してください。

OneDriveのローカルファイルを削除して再同期するには、以下の手順で操作してください。

  1. タスクバー右側の「上矢印アイコン」をクリックしてシステムトレイを開きます。
  2. 「OneDriveのアイコン」をクリックします。
  3. 右上の「ギアアイコン」→「設定」をクリックします。
  4. 「アカウント」をクリックします。
  5. 「このPCからリンクを解除する」をクリックします。
  6. 確認ポップアップが表示されたら「アカウントのリンクを解除」をクリックします。
  7. 「OneDrive」のフォルダを開いて、フォルダ内のファイルを全て削除します。
    • 「OneDrive」のフォルダは、デフォルトでは「C:\Users\user\OneDrive」に作成されます。
    • 消えると困るファイルがある場合は、フォルダ内のファイルを別の場所にコピーしてバックアップしておくことをおすすめします。
  8. OneDriveを起動して「サインイン」をクリックして、Microsoftアカウントの情報を入力して「サインイン」をクリックします。
  9. 同期が開始するので完了するまで待ちます。

OneDriveのローカルファイルを削除して再同期できたら、「再解析ポイントバッファーに存在するタグが無効です」のエラーが解決したことを確認してください。

対処5: OneDriveを再インストールする

OneDriveのアプリ関連のデータやプログラムが破損していることが原因で、「再解析ポイントバッファーに存在するタグが無効です」のエラーが発生するケースが考えられます。

そのため、OneDriveを一度アンインストールしてから再インストールすることで、問題が解決する可能性があります。OneDriveを再インストールするには、以下の手順で操作してください。

  1. 左下の「Windowsマーク」を右クリックして「設定」を選択します。
  2. 「アプリ」をクリックします。
  3. 「インストールされているアプリ」をクリックします。
  4. アプリの一覧で「Microsoft OneDrive」の右側の「3点アイコン」をクリックして「アンインストール」を選択します。
  5. 確認ポップアップが表示されたら「アンインストール」をクリックします。
  6. ユーザーアカウントが表示されたら「はい」をクリックします。
  7. 『OneDriveの公式ページ』にアクセスして、「ダウンロード」をクリックします。
  8. ダウンロードした「OneDriveSetup.exe」をクリックします。
  9. ユーザーアカウント制御が表示されたら「はい」をクリックします。
  10. インストールが完了したら「OneDrive」を起動します。
  11. 案内に従って「次へ」をクリックします。
  12. 「OneDriveフォルダーは既にコンピューターに存在します」のポップアップが表示されたら「このフォルダーを使用」をクリックします。
  13. 同期するPC内のフォルダを選択して「次へ」をクリックします。
  14. 案内に従って「次へ」をクリックして初期設定を完了します。

OneDriveを再インストールできたら、エラーが解決して正常んいファイルが同期されるようになったか確認してください。

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