写真や動画をドラッグアンドドロップで簡単にアップロードできるGoogleフォト。パソコンからの操作も簡単で大変便利ではあるのですが、アップロード中にエラーが出る、いつまで経ってもアップロードが終わらないという症状が発生することがあります。
本記事では、Windows・MacでGoogleフォトにアップロードできないトラブルの対処法を紹介します。アップロードが止まったり、終わらないという方は参考にしてみて下さい。
この記事の内容
Googleフォトに写真・動画がアップロードできない原因
Googleフォトにアップロードができない時、次のような問題が発生していることが考えられます。
アップロードしようとしている写真または動画に問題がある
ファイルの種類やサイズを確認します。
ブラウザに異常がある
ブラウザのキャッシュ削除を行います。また可能であれば別のブラウザでのアップロードを試します。
Googleフォト側の不具合・障害など
ブラウザ版からのアップロードができなくても「バックアップと同期」アプリを使うと問題なくアップロードできることがあります。
アップロードする写真または動画の情報を確認する
Googleフォトにアップロードできる写真や動画には制限があります。アップロードしようとしている写真・動画が以下の基準を満たしているか確認してください。
- 写真の場合、サイズが75MBを超えていない、かつ100MPを超えていない
- 動画の場合、サイズが10GBを超えていない
- 写真の場合、256×256ピクセルよりも小さくない
Googleフォトは多くのファイル形式に対応していますが、一部の画像ファイル形式・動画ファイル形式には対応していないのでご注意ください。
また、インターネット環境によっては基準を満たしていても通信の途中でエラーが発生したり通常よりも長い時間がかかったりすることがあります。できる限り良好な通信環境でアップロードを行ってください。またデータのサイズが大きめの場合は画像の縮小や圧縮が有効なことがあります。
ブラウザのキャッシュをクリアする
写真・動画のアップロードを行ってもエラーが発生してしまう、途中で止まってしまうという場合、ブラウザのキャッシュクリアを試してみてください。
以下の手順でCookieとキャッシュのクリアを行います。下記以外のブラウザをご利用の場合は各ブラウザのマニュアルやヘルプを参照し、Cookieとキャッシュを削除してください。
Windows10の場合
Microsoft Edge
- Microsoft Edgeを起動します。
- ウィンドウ右上にある「…」アイコンをクリックします。
- 表示されるメニューの中から「設定」をクリックします。
- 「閲覧データのクリア」の下にある「クリアするデータの選択」ボタンをクリックします。
- 「Cookieと保存済みのWebサイトデータ」と「キャッシュされたデータとファイル」の2つにチェックを入れます。
- 「クリア」ボタンをクリックします。
Google Chrome
- Google Chromeを起動します。
- ウィンドウ右上にある「…」アイコンをクリックします。
- 「設定」をクリックします。
- 画面を下までスクロールし、「詳細設定」をクリックします。
- 「プライバシーとセキュリティ」グループの中にある「閲覧履歴データを消去する」をクリックします。
- 「期間」の設定を「全期間」に変更します。
- 「Cookieと他のサイトデータ」「キャッシュされた画像とファイル」の2つの項目にチェックを入れます。
- 右下にある「データを消去」ボタンをクリックします。
Macの場合(Safari)
- Safariを起動します。
- 上部のメニューバーにある「履歴」をクリックします。
- メニューの最下段にある「履歴を消去」をクリックします。
- 消去の対象の項目を「すべての履歴」に変更します。
- 「履歴を消去」をクリックします。
履歴やCookie、キャッシュをクリアすると各種ウェブサービスのログイン状態や操作履歴も同時にクリアされることがありますのでご注意ください。
別のブラウザを試す
ブラウザを変更することで問題が解決することがあります。GoogleのサービスはGoogle製のブラウザであるGoogle Chromeと相性が良いことが多いです。
そのため、もしGoogle Chrome以外のブラウザを使用しているようであれば、ブラウザをGoogle Chromeに変更して写真や動画のアップロードを行なってみてください。
Google Chromeは以下のページからダウンロードできます。
バックアップと同期アプリを利用する
ブラウザ版でアップロードができず、問題の解決が困難な場合は「バックアップと同期」アプリを使用すると写真・動画のアップロードができる場合があります。
「バックアップと同期」アプリは指定したフォルダに写真や動画を追加すると自動でGoogle DriveやGoogleフォトと同期し、Googleフォトへ保存してくれるというものです。
バックアップと同期アプリを使用するには以下の手順で操作・設定します。
バックアップと同期アプリをインストールする
- ブラウザで『バックアップと同期アプリのダウンロードページ - GoogleDrive』を開きます。
- 「パーソナル」の枠内にある「ダウンロード」ボタンをクリックします。
- 「同意してダウンロード」をクリックします。
- ダウンロードしたインストーラを実行します。
- 「このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?」が出たら「はい」をクリックします。
- 自動でインストールが始まります。
パソコンがMacの場合は、通常のアプリと同様に.appファイルをアプリケーションフォルダにドラッグアンドドロップしてインストールを行います。
同期の設定をする
インストールが完了したら、アプリが起動して「バックアップと同期へようこそ」のウィンドウが表示されます。以下の手順で初期設定を行います。
- 「使ってみる」をクリックした後、Googleアカウントの[メールアドレス]と[パスワード]を入力してサインインします。
- 「OK」をクリックして同期に利用するフォルダを指定します。特に変更がなければ初期設定で大丈夫です。リストに指定したいフォルダがない場合は「フォルダを選択」をクリックして任意のフォルダを指定します。
- 「写真と動画のアップロードサイズ」は「高画質」を指定します。
- 「Googleフォト」の表記の下にある「写真と動画をGoogleフォトにアップロード」にチェックを入れます。
- 設定を確認したら「次へ」をクリックします。
- 次にGoogleドライブの同期設定を行います。Googleドライブのマイドライブ内をパソコンに同期する場合は「マイドライブをこのパソコンに同期」にチェックを入れます。
- すべて正しく設定したら「次へ」をクリックします。
これで初期設定は完了です。あとは先ほどの初期設定で指定したフォルダに写真または動画を保存すれば自動でGoogleフォトにファイルがアップロードされます。
写真や動画をGoogleフォトにアップロードする目的であればこの機能は不要ですのでチェックを外します。ただしGoogleドライブを日頃よく活用しているのであれば同時に設定するのがおすすめです。
アップロード状況を確認するには?
Windows 10の場合はタスクバー、Macの場合はメニューバー右上に追加された雲型のアイコンをクリックすると同期状態・アップロード状況を確認することができます。
もしアップロードができないなどの異常があればこの機能を利用してどのようなトラブルが発生しているか確認してみてください。