NVIDIAのGeForceやAMDのRadeonのグラフィックドライバーをアンインストールしたいケースがあると思います。
しかし、GeForceやRadeonのドライバーは、通常の手順でアンインストールしても、PC再起動後に勝手にインストールされて完全に削除できないことがあります。
そんな時に便利なツールが「DDU(Display Driver Uninstaller)」です。
今回は、DDUを使ってNVIDIA GeForceやAMD Radeonのグラフィックドライバーを完全にアンインストールする方法を紹介します。
手順1: Display Driver Uninstallerのダウンロード
通常のアンインストール方法だとドライバーが残ってしまうケースがあるため、「Display Driver Uninstaller(DDU)」というフリーのツールをダウンロードします。
- 『Wagnardsoft公式ページ』にアクセスします。
- 「Software – Display Driver Uninstaller (DDU) バージョン番号 Released.」のリンクをクリックします。
- 「Click here for DOWNLOAD & SUPPORT.」のリンクをクリックします。
- 「Official Download Here」のリンクをクリックします。
- エクスプローラで「ダウンロード」フォルダを開いて、「DDU vXX.X.X.X.exe」を右クリック→「管理者として実行」を選択します。
- ユーザーアカウント制御が表示されるので「はい」を選択します。
- 「Extract」をクリックしてファイルを展開します。
以上で、DDUをダウンロードして使える状態になりました。
手順2: PCをセーフモードで起動する
ディスプレイドライバーの完全な削除を行うには、念の為PCをセーフモードで起動しておいた方が確実です。
PCをセーフモードで起動して下さい。Windows10のPCをセーフモードで起動する方法は、次のページで解説しています。
手順3: DDUでグラフィックドライバーを完全に削除する
PCをセーフモードで起動できたら、DDUを起動してグラフィックドライバーのアンインストールを行います。
- 展開したDDUのフォルダを開きます。
- 「Display Driver Uninstaller.exe」をダブルクリックして起動します。
- DDUのユーザーアカウント制御が出るので「はい」をクリックします。
- 使用上の注意が表示されます。確認して「OK」をクリックします。
- DDUのオプション設定が表示されます。特に変更は必要ないので「閉じる」をクリックします。
- 「デバイスタイプの選択」のセレクトボックスで「GPU」を選択します。
- 「デバイスの選択」で「NVIDIA」、もしくは「AMD」を選択します。
- GeForce系のグラフィックカード → 「NVIDIA」
- Radeon系のグラフィックカード → 「AMD」
- 「削除して再起動」をクリックします。
- グラフィックドライバーのアンインストールが開始します。
- アンインストールが完了すると自動でPCが再起動します。
以上の手順で、GeForceやRadeonのグラフィックドライバーを完全にアンインストールすることができます。
PCの再起動後に「デバイスマネージャー」から、ディスプレイアダプターの項目でNVIDIA・AMDのグラフィックドライバーが削除できていることを確認できます。
正常にアンインストールされていれば、「標準VGA」などの汎用ドライバーがインストールされている状態になります。