スマホでWebサイトにアクセスすると[401 Unauthorized]といった401エラーが表示されることがあります。
401エラーが表示される場合のほとんどは、真っ白な画面エラー文が表示されているだけで、何をしたらいいのかわからないこともあるでしょう。
今回は、iPhoneやAndroidのスマホで401エラーが起きる原因と対処法をまとめましたので参考にしてみてください。
この記事の内容
401エラーの意味・原因
401エラーとは、アクセス権限がない場合やログイン認証に失敗した際のエラーを表すエラーコードです。
401エラーは以下のようなことが原因で発生します。
- ログイン情報の入力を間違えている
- Basic認証を間違えている
- サーバー側の認証で問題が起きている
- 管理者しかアクセスできないページにアクセスしようとしている
基本的にはログイン情報の入力間違いなどの認証エラーで表示されることが多いエラーです。
中にはWebサイト側に問題があることもありますが、401エラーが起きるほとんどの原因はWebサイトに訪問した側にあるので、一つずつ対処方法を見ていきましょう。
対処1:ログインID・パスワードが間違ってないか見直す
一番多いのがログイン情報の入力間違いです。
最近のサイトのほとんどはログインに失敗するとすぐにログインページに戻されて「ID・パスワードが違います」などのエラー文を表示して教えてくれます。
ですが、古いシステムを使い続けているといった一部のサイトは、ログインに失敗すると401エラーだけが表示された画面が表示され、ブラウザバックするしかない状況になることがあります。
その場合は一度ブラウザバックしてログイン情報を入力し直してください。
ログイン情報を入力し直しても401エラーが起きている場合は対処2・3を試してみてください。
対処2:Basic認証と混在していないか確認する
Webサイトによっては、管理画面やマイページにアクセスするためのログイン情報とは別に、Basic認証が設定されていることがあります。
Basic認証とは、Webサイトにアクセスすると急に画面中央にユーザー名とパスワードの入力画面表示されるものです。
基本的にはBasic認証のログイン情報は別物であるため、入力するログイン情報をBasic認証のものと間違えていないか、もしくはその逆をやっていないか確認してログインを試みてください。
これで401エラーを回避できる可能性があります。
対処3:ログイン ID・パスワードを再発行する
ログイン情報をどうしても思い出せず、ログインに失敗して401エラーが発生してしまう場合、ログイン情報の再発行を試してください。
ログイン情報を再発行する方法は利用するWebサイトによって異なりますが、一番確実な方法です。
対処4:時間をおいて再度アクセスする
401エラーは、Webサイト側で問題が起きている場合も発生します。
ブラウザにログイン情報を保存していて、その情報を使って今までログインし続けていたにもかかわらず、急にログインできなくなった場合はWebサイト側に問題があることが考えられます。
この場合は、Webサイト側の修正が完了するまで、正常にログインしようとしても401エラーが表示され続けるケースが多いので、時間をおいて再度アクセスしてみてください。
パスワードを変更された可能性も疑うこと
今まで使っていたIDとパスワードでのログインに失敗した場合、パスワードが変えられてしまった可能性も覚えておいてください。
アカウントに不正アクセスされて乗っ取られた場合、高確率でパスワードを変更されるため、注意が必要です。
可能であれば気づき次第すぐにパスワードの再発行手続きを行ってください。
基本的にはどのWebサイトも以下の手順でパスワードの変更が可能です。
- Webサイトのログインページにアクセスする
- [パスワードを忘れてしまった・パスワードを忘れた時は?]などのパスワード再発行につながるリンクにアクセスします。
- 登録したメールアドレスを入力して再発行の手続きを行います。
- 送られてきたメールの指示に従ってパスワードを再登録。必ず今まで使っていたパスワードとは全く違うものを使うようにしてください
- パスワードの変更が完了したら再度ログインします。
これで無事ログインできて401エラー問題が解決した場合、確実にメールアドレスやパスワードが流出しているので、ほかに同じパスワードを利用しているサービスのパスワードもすぐに変更するようにしてください。
対処5:第三者への閲覧が認められていないページは諦める
Webサイトにアクセスしようとしたら急にIDとパスワードを求められてしまう場面で、なおかつログイン情報を入手する方法が無い場合は諦めましょう。
パスワードを知るすべがない場合は、不特定多数に見せるべきではないページということですので、無理にアクセスしようとすることはやめましょう。
むやみにログイン試行回数を重ねた場合、悪質なユーザーであると検知されてWebサイト全体へのアクセスを拒否(IPアドレスによるブロック)を受けるケースがあります。
401エラーはそのための警告としても機能するエラーコードですので、覚えておくと良いでしょう。