Excelのファイルがグレーで開かない/シートが表示されない時の対処法

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Excelは複雑な計算やグラフ作成を手軽に行える、非常に頼もしいツールの1つです。ビジネスシーンはもちろん、顧客名簿のデータベースや家計簿なども簡単に作成できます。

そんなExcelですが、.xlsや.xlsxのファイルを開いても、シートがグレーになっていて表示されない現象が発生するケースがあります。データは保存したはずなのに表示されていないと困ってしまいますよね。

そこで今回は、Windows10でExcelのファイルを開いても、シートがグレーで表示されない時の対処法を紹介します。

対処1: 「DDEを無視する」設定に変更する

ExcelのDDE(Dynamic Data Exchange)の機能が原因で、ファイルがグレーで表示されて開けないケースがあります。

そのため、Excelのオプション設定で「DDEを使用するほかのアプリケーションを無視する」のチェックをオンに変更することで、正常に開ける可能性があります。

オプション設定を変更するには、次の手順で操作します。

  1. 空のシートを開いた状態で、メニューバーの「ファイル」を選択します。
  2. 左メニューの下部にある「オプション」をクリックします。
  3. 左ペインで「詳細設定」をクリックします。
  4. 全般の項目にある「Dynamic Data Exchange(DDE)を使用するほかのアプリケーションを無視する」のチェックを「オン」に変更します。
  5. 「OK」ボタンをクリックして設定を保存します。

オプションの画面を閉じたら、一旦Excelのウィンドウを全て閉じてから、もう一度Excelファイルを開いてみてください。シートが正常に表示されていれば問題ありません。

対処2: ハードウェアグラフィックアクセレータを無効にする

Excelのハードウェアグラフィックアクセレータの機能が原因で、ファイルが正常に開けないケースがあります。

そのため、次の手順でハードウェアグラフィックアクセレータ機能を無効にしてみてください。

  1. メニューバーの「ファイル」を選択します。
  2. 左メニューの下部にある「オプション」をクリックします。
  3. 左ペインで「詳細設定」をクリックします。
  4. 表示の項目にある「ハードウェアグラフィックアクセレータを無効にする」のチェックを「オン」に変更します。
  5. 「OK」ボタンをクリックして設定を保存します。

設定を変更できたら、Excelを全て閉じてからファイルを開き直してみてください。

対処3: ウィンドウを整列させる

Excelのファイルを開いても、中のシートがグレーで表示されない時は、まず以下の方法を試してみましょう。

  1. Excelの画面で「表示」タブを選択します。
  2. 表示されたリボンの中から「整列」をクリックします。
  3. 「ウィンドウの整列」メニューが表示されたら、そのまま「OK」をクリックします。

この方法でシートが表示された場合、シートを表示外まで移動させていることが考えられます。

特にデュアルディスプレイやマルチディスプレイの環境の場合、シートのウィンドウが画面外に移動してしまい、シートの表示幅が足りない場合にグレーの画面が表示されるケースがあります。

この状態を防ぐには、Excelシートを最大化表示してから保存して、Excelを閉じる必要があります。少し手間はかかりますが、複数のモニターでExcelを操作する方は注意しておきましょう。

対処4: 改ページプレビューを解除する

シートがグレーになっているものの、シートの一部分だけが表示されている場合があります。

これは多くの場合、表示形式が「改ページプレビュー」の状態になっていることが原因です。以下の手順で表示形式を元に戻しましょう。

  1. Excelの画面で「表示」タブを選択します。
  2. 「標準」ボタンをクリックします。

改ページプレビューは、印刷範囲を指定する際に使われる機能の1つです。そのため印刷が終了したら、Excelの画面をそのまま保存して閉じてしまうことも。印刷が終了したら、表示形式を「改ページプレビュー」状態から「標準」に戻すよう心掛けましょう。

対処5: 「再表示」を選択する

Excelのファイルを開いたら、中のシートがグレーで表示されないのはもちろん、リボンメニューのほとんどがクリックできない状態になっていたということもあります。

この場合、Excelの「表示」タブにある「表示しない」ボタンをクリックしたことが原因です。以下の手順で解除しましょう。

  1. Excelの画面で「表示」タブを選択します。
  2. 「再表示」のボタンをクリックします。
  3. 表示させたいブックを選んで「OK」をクリックします。

目的のブックが表示されれば問題ありません。複数のブックを表示させたい時は、その都度選択しましょう。

対処6: シートを最大化する

グレーになっているExcelウィンドウの左下に、Excelシートの細いタブが表示されている場合、そのタブの「最大化」ボタンをクリックするとシートが元の状態に戻ります。

ただしこの方法は、バージョンが「Excel 2010」以前のものに限ります。それ以降のバージョンの場合は1つのExcelウィンドウにつき1ブックという表示形式なので、他の対処方法を試してみましょう。

対処7: Excelを再起動する

Excelのアプリケーション自体に一時的なエラーが発生しており、ファイルがグレーで表示されるケースがあります。

そのため、Excelを再起動することで正常に開ける場合があります。Excelを再起動するには、次の手順で操作してください。

  1. 「Windowsマーク」を右クリックして「タスクマネージャー」を選択します。
  2. 「プロセス」タブの一覧で「Excel」右クリックして「タスクの終了」を選択します。
  3. Excelファイルを再度開いてください。

対処8: Officeのアプリケーションを修復する

Excelのアプリケーション自体に問題が起きていることが原因で、ファイルの表示がグレーになってしまうケースがあります。

そのため、Officeアプリケーションを修復することで問題が解決できる可能性があります。修復を実行するには、次の手順で操作します。

  1. 「Windowsマーク」を右クリックして「アプリと機能」を選択します。
  2. 右ペインのアプリ一覧で「Microsoft Office (エディション名)」を選択して「変更」をクリックします。
  3. ユーザーアカウント制御が出た場合は「はい」をクリックします。
  4. 「オンライン修復」のオプションを選択して「修復」をクリックします。
  5. ウィザードにしたがって修復を完了します。

Officeアプリケーションを修復できたら、再度Excelファイルが正常に開けるか試してください。

それでも表示されない時は

全ての対処法を試してみても、Excelファイルのシートがグレーで表示されない場合、Excelファイル自体が壊れていることが考えられます。

バックアップとして別の記憶媒体にExcelファイルを保存している場合は、そのファイルが開けないか確認してください。

インターネット上からダウンロードしたファイルやメールの添付ファイルの場合は、作成者にファイルの破損を連絡して、正常なファイルを再度ダウンロードしてください。

もしバックアップファイルが無い場合、重要なデータであればパソコンの修理業者に依頼することも考えましょう。

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