Microsoft Officeが起動しない/開かない時の対処法【Word/Excel/PowerPoint】

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PCでWord、Excel、PowerPointなどのMicrosoft Officeのアプリケーションが突然起動しなくなるトラブルが発生する場合があります。

上記のトラブルは、起動時に「アプリケーションを正しく起動できませんでした。」のエラーが表示されるケースもありますが、起動しても全く反応しないケースもあります。

今回は、Windows10でWord、Excel、PowerPointが起動しない時の対処法について詳しく紹介します。Officeの動作不良で困っている場合は、参考にしてみてください。

特定のOfficeのファイルだけが開けない場合は、次のページの対処を参考にしてください。

Officeが起動しない/開かないときに考えられる原因

Word/Excel/PowerPointのOfficeのアプリケーションが起動しない場合、主に次の原因が考えられます。

  • Officeのアプリケーション、Windowのシステムに一時的なエラーが発生している
  • Officeのアプリケーションファイルや設定データが破損している
  • Officeのアプリケーション自体に不具合がある
  • インストールしているアドインに問題がある
  • ライセンス認証ができていない
  • 古いプリンタードライバーがインストールされている
  • Officeのレジストリが破損している

上記のとおり、多くの場合はOfficeのアプリケーションにエラーや不具合があることが原因として考えられます。

原因ごとの対処法を紹介していくので、順番にWord/Excel/PowerPointが起動できるようにならないか試してみてください。

対処1: タスクマネージャーで強制終了する

Word、Excel、PowerPointのアプリケーションがバックグラウンドですでに起動しており、動作を停止しているケースがあります。

そのため、次の手順でタスクマネージャーでOfficeのアプリケーションが起動していないか確認して、起動している場合は強制終了を行ってください。

  1. 「Windowsマーク」を右クリックして「タスクマネージャー」を選択します。
  2. 「プロセス」タブを開いていることを確認します。
    • 簡易表示になっている場合は、「詳細」をクリックしてください。
  3. プロセスの一覧で「Word/Excel/PowerPoint」を右クリックして「タスクの終了」を選択します。

Officeのアプリケーションを強制終了できたら、再度Word、Excel、PowerPointが起動できないか確認してください。

対処2: PCを再起動する

OfficeやWindowsに一時的なエラーが発生していることが原因で、Officeのアプリケーションを起動できないケースがあります。

一時的なエラーはPCを再起動すると直ることが多いため、PCの再起動を試してみてください。

再起動してもOfficeのアプリケーションが起動しない場合や起動できない問題がすぐに再発する場合は次の対処方法に進んでください。

対処3: Officeを修復する

Officeのアプリケーションや設定データが破損していることが原因で、Word/Excel/PowerPointが起動できないケースが考えられます。

上記の問題は、Officeの修復機能を実行することで、問題が自動で修復され正常に起動できるようになる可能性があります。

Officeの修復機能を実行するには、次の手順で操作してください。

  1. 「Windowsマーク」を右クリックして「アプリと機能」を選択します。
  2. 右ペインのアプリ一覧で「Microsoft Office (エディション名)」を選択して「変更」をクリックします。
  3. ユーザーアカウント制御が出た場合は「はい」をクリックします。
  4. 「オンライン修復」のオプションを選択して「修復」をクリックします。
  5. ウィザードにしたがって修復を完了します。

修復プロセスが完了したらPCを再起動して、Officeのアプリケーションが正常に起動するか確認してください。依然として起動しない場合は次の対処に進みます。

対処4: Officeをセーフモードで起動する

Officeのアプリケーションには、起動トラブルを解消するための「セーフモード」の機能があります。

普通に起動を試みると起動しない場合でも、セーフモードで起動すると正常に起動できる可能性があります。

Officeをセーフモードで起動するには、次の方法があります。

  • 方法1: Ctrlキーを使って起動する
    「Ctrl」キーを押しながら、Word、Excel、PowerPointのショートカットをダブルクリックします。
  • 方法2: /safeオプションを使って起動する
    「Windowsマーク」を右クリックして「ファイル名を指定して実行」を開きます。次のコマンドを入力して「OK」をクリックします。
    • Word: winword.exe /safe
    • Excel: excel.exe /safe
    • PowerPoint: powerpnt.exe /safe

上記のいずれかの方法で、Officeのアプリケーションをセーフモードで起動することができます。

セーフモードでOfficeが起動した場合は、Officeの一時的な問題が自動で修復できた可能性があります。セーフモードのOfficeを閉じて、通常の起動を試してください。

通常起動では起動しない場合は、Officeのアドインに問題があることが考えられるため次の対処に進んでください。

対処5: Officeのアドインを無効化する

Officeのアプリケーションに追加しているアドインに問題があり、Officeが正常に起動できないケースがあります。

そのため、アドインの問題が疑われる場合は、次の手順でアドインを全て無効化してください。

  1. 「問題のあるOfficeのアプリケーション」をセーフモードで起動します。
  2. 上部メニューの「ファイル」をクリックします。
  3. 左ペイン最下部の「オプション」を選択します。
  4. Officeのオプションが開いたら、左ペインから「アドイン」を選択します。
  5. 「管理」のプルダウンから「COMアドイン」を選択して「設定」をクリックします。
  6. 使用できるアドインのリストにある全てのアドインのチェックを外して「OK」をクリックします。

アドインの無効化が完了したら、セーフモードのアプリケーションを一旦終了して通常起動を試します。

完了後にOfficeが起動するようになった場合、アドインが原因だったと判断できます。問題のあるアドインを使用しないようにしてください。

対処6: Officeをアップデートする

Officeのバージョンが古い場合、アプリケーションの不具合が原因で起動に問題が起きるケースがあります。

Officeの不具合は、最新版にアップデートすることで不具合が解消する可能性があります。

そのため、次の手順でOfficeを最新バージョンにアップデートしてみてください。

  1. 「Windowsマーク」を右クリックして「設定」を選択します。
  2. 「更新とセキュリティ」をクリックします。
  3. 左ペインで「WindowsUpdate」を選択していることを確認します。
  4. 右ペインで「詳細オプション」をクリックします。
  5. 「Windowsの更新時に他のMicrosoft製品の更新プログラムを受け取る」のスイッチを「オン」に変更します。
    • 上記のオプションをチェックすることで、WindowsUpdate経由でOfficeをアップデートすることができます。
  6. 左上の「←アイコン」をクリックして画面を戻ります。
  7. 「更新プログラムのチェック」をクリックします。
  8. 更新プログラムがある場合は、適用します。

Officeをアップデートできたら、起動しなかったWord/Excel/PowerPointを開いて、動作状況を確認してください。

対処7: Officeの更新プログラムをアンインストールする

今までWord/Excel/PowerPointが正常に動作していたのにも関わらず、OfficeのアップデートやWindows Updateを実行した途端に起動しなくなるケースがあります。

上記のトラブルは、配布されたOfficeの更新プログラムに不具合があることが原因として考えられます。

アップデート後にOfficeのアプリケーションが起動できなくなった場合は、インストールした更新プログラムをアンインストールすると正常に動作する可能性があります。

インストールした更新プログラムをアンインストールするには、次の手順で操作します。

  1. 「Windowsマーク」を右クリックして「設定」を選択します。
  2. 「Windowsの設定」で「更新とセキュリティ」をクリックします。
  3. 左ペインから「Windows Update」を選択します。
  4. 右ペインから「更新の履歴を確認する」を選択します。
  5. 「更新プログラムをアンインストールする」をクリックします。
  6. 最後にインストールしたOfficeの更新プログラムをクリックして、上部に表示される「アンインストール」をクリックします。
    • 最後にインストールした更新プログラムが、「インストール日」の列を参考にしてください。
  7. 警告ポップアップが表示されたら「はい」をクリックします。
  8. アンインストールが完了したらウィンドウを閉じます。
    • 再起動が必要な場合は、指示に従って再起動してください。

更新プログラムのアンインストールが完了したらOfficeが起動するかどうかを確認します。

正常に起動できるようになった場合は、最新の更新プログラムに問題があると判断できます。修正された新しいアップデートが提供されるまでOfficeのアップデートを行わないようにしてください。

対処8: Officeを再インストールする

ここまでの対処方法を試しても起動しない場合は、Officeに原因不明の問題が起きていることが考えられます。

そのため、Officeを一旦アンインストールしてから再インストールを試してみてください。再インストールするには、次の手順で操作します。

Officeを再インストールする際には基本的にプロダクトキーは必要ありませんが、一部のエディションでは必要な場合もあります。事前にプロダクトキーを確認しておくことをおすすめします。
  1. 「Windowsマーク」を右クリックして「アプリと機能」を選択します。
  2. 右ペインのアプリ一覧で「Microsoft Office (エディション名)」を選択して「アンインストール」をクリックします。
  3. 確認が画面が表示されるので「アンインストール」をクリックして、案内に従ってアンインストールを完了します。
  4. アンインストールが完了したら、Officeを通常の手順で再度インストールします。

Officeの再インストールができたら、Word/Excel/PowerPointが正常に起動できるか確認してください。

対処9: ライセンス認証を行う

Officeのライセンス認証ができていないことが原因で、Word/Excel/PowerPointが起動できないケースがあります。

アプリケーション起動時にライセンス認証の画面が表示される場合は、正規のプロダクトキーを入力してライセンス認証を行ってください。

ライセンス認証がうまくできない場合は、次のページで詳しい対処方法を紹介しているので合わせて参考にしてください。

対処10: 古いプリンタードライバーを削除する

PCの環境によっては古いプリンタードライバーがインストールされていることが原因で、Officeのアプリケーションが起動できないケースがあります。

そのため、PCにインストールされているプリンタードライバーを確認して、不要なドライバーを削除することで問題が解決する可能性があります。

プリンタードライバーを確認して削除するには、次の手順で操作します。

  1. 「Windowsマーク」を右クリックして「設定」を選択します。
  2. Windowsの設定で「デバイス」をクリックします。
  3. 左ペインで「プリンターとスキャナー」をクリックします。
  4. 関連設定の「プリントサーバープロパティ」をクリックします。
  5. 「ドライバー」タブをクリックします。
  6. 「使用していないプリンタードライバー」を選択して「削除」をクリックします。
  7. 「ドライバーとパッケージを削除する」を選択して「OK」をクリックします。

プリンタードライバーの削除ができたら、再度Officeのアプリケーションが起動できないか確認してみてください。

対処11: DISMコマンドとシステムファイルチェッカーを実行する

Windowsのレジストリが破損しており、Officeのアプリケーションが起動できないケースがあります。

ここまでの対処方法で解決しない場合は、DISMコマンドとシステムファイルチェッカーを実行して、レジストリの修復を試みてください。具体的な手順は次のとおりです。

  1. Windows + Xを押してアドバンスドメニューを開きます。
  2. 「Windows PowerShell(管理者)」を起動します。
  3. 次のコマンドを入力してEnterキーを押します。
    dism /online /cleanup-image /restorehealth
  4. 正常に完了したことを確認したらそのまま以下のコマンドを入力してEnterを押します。
    sfc /scannow
  5. 「検証が100%完了しました」というメッセージを確認したら完了です。

対処12: レジストリキーを手動で削除してリセットする

システムファイルチェッカーを実行してもOfficeが起動しない場合は、Office関連のレジストリキーの値に問題があることが考えられます。

上記の問題は、Officeに関連するレジストリキーを削除してリセットすることで解決する可能性があります。

ただし、レジストリの操作はWindowsの動作に影響が出る場合もあるため、事前にバックアップを取ることをおすすめします。

Office関連のレジストリキーを削除するには、次の手順で操作します。

  1. 「Windowsマーク」を右クリックして「ファイル名を指定して実行」を選択します。
  2. 「regedit」と入力して「OK」をクリックします。
  3. 左ペインのツリーを展開して次のキーに移動して、「Office」のツリーを展開します。
    コンピューター\HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Microsoft\Office
  4. 起動しないOfficeのバージョンに対応する数字のキー「1X.0」を展開します。
    • 「16.0」: Microsoft Office2016/2019
    • 「15.0」: Microsoft Office2013
    • 「14.0」: Microsoft Office2010
  5. 起動しないアプリケーションのキー(Word/Excel/PowerPoint)を右クリックして「削除」を選択します。

以上で、Officeのアプリケーションのリジストリキーを削除することができます。

レジストリキーが削除できたら、PCを再起動してからWord/Excel/PowerPointが起動しないか確認してください。

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