Windows10を使用していると、デスクトップに勝手に「Removable Storage Devices」フォルダが作成されていることがあります。
このフォルダは通常の操作で削除することができず、PCの再起動などで一時的に削除できても再度作成される場合もあるため、ウイルスの感染などを心配する方も多いと思います。
本記事では、Windows10でデスクトップに作成される「Removable Storage Devices」フォルダの原因と削除方法について詳しく紹介します。
この記事の内容
Removable Storage Devicesフォルダが生成される原因
「Removable Storage Devices」フォルダは、Windows10でSDカードやUSBメモリなどの外部ストレージを使用した後に作成される場合があります。
このフォルダを開くとエクスプローラが起動し「デバイスとドライバ」が表示されるか、空のフォルダが表示されます。
フォルダが作成される明確な原因は不明ですが、Windows10のシステムに何らかの不具合があることが考えられます。具体的には次の原因が考えられます。
- デスクトップのキャッシュデータに不具合が起きている
- システムファイルの不整合、破損の問題が起きている
- 使用しているWindows10のバージョンに不具合がある
Removable Storage Devicesフォルダは基本的に不要なフォルダのため、フォルダが作成された場合は削除を行なってください。
ただし、通常の操作では削除することができません。そのため、次に紹介する対処方法でフォルダを削除できないか試してみてください。
対処1: デスクトップをリフレッシュする
デスクトップのキャッシュデータに一時的な不具合が発生していることが原因で、Removable Storage Devicesフォルダが表示されるケースが考えられます。
そのため、デスクトップを最新の情報に更新することで、Removable Storage Devicesフォルダを削除できる可能性があります。この方法は、最も簡単に試せる対処法です。
デスクトップを最新の情報に更新するには、次のいずれかの操作を行なってください。
- 方法1: デスクトップの何もない場所を右クリックして「最新の情報に更新」を選択します。
- 方法2: デスクトップの何もない場所をクリックして、「F5」キーを入力します。
デスクトップを更新すると、デスクトップ上のアイコンが一瞬消えて再び表示されます。更新が完了したら、Removable Storage Devicesフォルダが消えたか確認してください。
ただし、この方法で問題が解決しても、フォルダが再度表示される場合があります。問題が再発する場合は、次の対処方法を試してください。
対処2: デスクトップアイコンの表示/非表示を切り替える
デスクトップアイコンの表示/非表示を切り替えることで、Removable Storage Devicesフォルダを削除できる場合があります。
デスクトップアイコンの表示を切り替えるには、次の手順に従って操作してください。
- デスクトップの何もない場所で右クリックして、「表示」→「デスクトップアイコンの表示」をクリックします。
- 全てのデスクトップアイコンの表示が消えたら、PCを再起動します。
- PCが再起動したら、デスクトップの何もない場所で右クリックして、「表示」→「デスクトップアイコンの表示」を再度クリックします。
- デスクトップ上のアイコンが再度表示されます。
デスクトップアイコンの表示を切り替えれたら、Removable Storage Devicesフォルダが消えたことを確認してください。問題が解決しない、再発する場合は、続けて次の対処方法を試してください。
対処3: システムファイルチェッカーを実行する
Windowsのシステムファイルが破損していることが原因で、Removable Storage Devicesフォルダが表示されているケースが考えられます。
Windows10にはシステムファイルの破損を自動的に検出して修復する機能が実装されています。
そのため、システムファイルの修復を実行して問題が解決しないか試してみてください。システムファイルの修正を実行する具体的な手順は次のとおりです。
- 「Windowsマーク」を右クリックして「Windows PowerShell(管理者)」を起動します。
- ユーザーアカウント制御が表示されたら「はい」をクリックします。
- PowerShellが起動したら、以下のコマンドを入力してEnterキーで実行します。
sfc /scannow
- 「検証が100%完了しました」と表示されたことを確認します。
- 続いて以下のコマンドを入力してEnterキーで実行します。
DISM.exe /Online /Cleanup-image /Restorehealth
- 修復作業が完了したらWindows PowerShellを終了します。
システムファイルの修復が完了したら、PCを再起動してRemovable Storage Devicesフォルダが削除されたことを確認してください。
作業後にエラーが発生したり、再びRemovable Storage Devicesフォルダが出現したりした場合は次に進んでください。
対処4: デスクトップアイコンの設定を変更する
ここまでの対処方法で問題が解決しない場合は、デスクトップアイコンの設定でRemovable Storage Devicesフォルダを非表示にできないか試してください。
デスクトップアイコンの設定を変更して、Removable Storage Devicesフォルダを非表示にするには、次の手順で操作します。
- 「Windowsマーク」を右クリックして「設定」を選択します。
- 「個人用設定」をクリックします。
- 左ペインで「テーマ」をクリックします。
- 右ペインの関連設定で「デスクトップアイコンの設定」をクリックします。
- 「Removable Storage Devices」フォルダが表示されている場合は、チェックを外します。
- 「OK」をクリックして設定を保存します。
設定が変更できたら、デスクトップにRemovable Storage Devicesフォルダが表示されなくなったか確認してください。
対処5: システムの復元を実行する
WindowsUpdate直後にRemovable Storage Devicesフォルダが作成されるようになった場合は、アップデートに不具合があることが考えられます。
そのため、システムの復元を実行してWindowsを問題が起きる前の日付の状態に戻すことを検討してください。
システムの復元を実行する詳しい手順については、以下のページを参考にしてください。
システムの復元を実行して問題が解決した場合は、修正されたアップデートが提供されるまでWindowsUpdateを実行しないようにしてください。