iPhone/iPadにはAssistive Touchの機能が搭載されており、物理ボタンが使用できない状態でも様々な操作を行うことができます。
しかし、Assistive Touchをオンにしてアイコンをタップしても、メニューなどが表示されなかったり反応しないケースがあります。
本記事では、iPhone/iPadでAssistive Touchが動かない/反応しない時の対処法について詳しく紹介します。
この記事の内容
対処1: AssistiveTouchを再度オンにする
AssistiveTouchの機能に一時的な不具合が起きていることが原因で、Assistive Touchのアイコンが動かなかったり反応しないケースが考えられます。
そのため、AssistiveTouchを一度オフにしてから再度オンに切り替えることで、問題が解決する可能性があります。AssistiveTouchを再度オンにするには、以下の手順で操作してください。
- 「設定」アプリを開きます。
- 「アクセシビリティ」をタップします。
- 「タッチ」をタップします。
- 「AssistiveTouch」をタップします。
- 「AssistiveTouch」のスイッチを「オフ」に切り替えます。
- 数秒待ってから「AssistiveTouch」のスイッチを「オン」に戻します。
AssistiveTouchを再度オンにできたら、AssistiveTouchのアイコンが正常に反応するようになったか確認してください。
対処2: AssistiveTouchの設定をリセットする
AssistiveTouchの設定に問題があることが原因で、AssistiveTouchのアイコンが反応しなかったり動かないケースが考えられます。
そのため、AssistiveTouchの設定をリセットすることで、問題が解決する可能性があります。AssistiveTouchの設定をリセットするには、以下の手順で操作してください。
- 「設定」アプリを開きます。
- 「アクセシビリティ」をタップします。
- 「タッチ」をタップします。
- 「AssistiveTouch」をタップします。
- 「最上位メニューをカスタマイズ」をタップします。
- 「リセット」をタップします。
AssistiveTouchの設定をリセットできたら、AssistiveTouchのアイコンをタップして正常に反応するようになったか確認してください。
対処3: 待機状態時の不透明度を調整する
AssistiveTouchの不透明度が低すぎることが原因で、AssistiveTouchのアイコンが見つからないケースが考えられます。
そのため、AssistiveTouchの不透明度が適切な値になっているか確認してください。AssistiveTouchの不透明度を調整するには、以下の手順で操作します。
- 「設定」アプリを開きます。
- 「アクセシビリティ」をタップします。
- 「タッチ」をタップします。
- 「AssistiveTouch」をタップします。
- 「待機状態時の不透明度」をタップします。
- スライダーをドラッグして「適切な値(50%など)」に調整します。
AssistiveTouchの不透明度を調整できたら、AssistiveTouchのアイコンが表示され正常に操作できるようになったか確認してください。
対処4: iPhone/iPadを再起動する
iPhoneまたはiPadのシステムに一時的な不具合が発生していることが原因で、AssistiveTouchが正常に機能しないケースが考えられます。
そのため、デバイスの再起動を一度試してみてください。再起動することで多くのシステムトラブルが解消します。iPhone/iPadを再起動するには、以下の手順で操作します。
- 「スリープボタン」と「音量調整ボタン」を同時に長押しします。
- ホームボタン搭載モデルの場合は、「スリープボタン」を長押しします。
- 電源オフスライダーをドラッグします。
- 電源が切れたら、「スリープボタン」を長押しして起動します。
iPhone/iPadを再起動できたら、AssistiveTouchが正常に反応するようになったか確認してください。
対処5: ソフトウェアアップデートを実行する
iOSまたはiPadOSのバージョンが古くAssistiveTouchの機能に不具合があることが原因で、AssistiveTouchのアイコンが反応しなかったり動かないケースが考えられます。
そのため、ソフトウェアアップデートを実行してシステムを最新の状態にすることで、問題が解決する可能性があります。ソフトウェアアップデートを実行するには、以下の手順で操作してください。
- 「設定」アプリを起動します。
- 「一般」をタップします。
- 「ソフトウェア・アップデート」をタップします。
- 新しいアップデート情報が表示されたら、「ダウンロードしてインストール」をタップします。
- パスコードの入力画面が表示された場合は、iPhone/iPadのパスコードを入力します。
- 「今すぐインストール」をタップします。
ソフトウェアアップデートを実行してシステムを最新バージョンにできたら、AssistiveTouchの問題が解決したか確認してください。
対処6: すべての設定をリセットする
iPhoneまたはiPadの設定に何らかの問題があることが原因で、AssistiveTouchのアイコンが正常に反応しないケースが考えられます。
そのため、iPhone/iPadのすべての設定をリセットすることで、問題が解決する可能性があります。ただし、設定をリセットすると、すべての設定が初期状態に戻る点に注意してください。
iPhone/iPadのすべての設定をリセットするには、以下の手順で操作します。
- 「設定」アプリを起動します。
- 「一般」をタップします。
- 「リセット」をタップします。
- 「すべての設定をリセット」をタップします。
- iPhone/iPadのパスコードを入力します。
- 確認ポップアップが表示されたら、「すべての設定をリセット」をタップします。
- iPhone/iPadが再起動するまで待ちます。
すべての設定をリセットして再起動できたら、AssistiveTouchが正常に機能するようになったか確認してください。
対処7: 保護フィルムを交換する
iPhone/iPadに取り付けている保護フィルム(ガラスフィルムなど)が原因で、AssistiveTouchのアイコンが正常に反応しないケースが考えられます。
AssistiveTouch以外のタッチ操作でも反応しないことがある場合は、保護フィルムによってタッチ感度が悪くなっていることが考えられます。
そのため、保護フィルムの問題が考えられる場合はフィルムを取り外した状態で問題が解決しないか確認してください。また、画面に汚れが付着している場合は、汚れをきれいに拭き取ってから操作を行なってみてください。