iPhoneやiPadで音声通話や録音を行おうとすると、内蔵マイクが反応せず使えないケースがあります。
また、話しているにも関わらずマイクが自分の声を拾わず相手に聞こえないトラブルが起きることもあります。
本記事では、iPhone/iPadのマイクが反応しない/使えない時の対処法について詳しく紹介します。
この記事の内容
対処1: Bluetoothをオフにする
iPhoneまたはiPadがマイク機能を持ったBluetoothデバイスに接続していることが原因で、内蔵マイクが反応しないケースが考えられます。
そのため、iPhone/iPadのBluetooth機能をオフにしてBluetoothデバイスから切断することで、問題が解決する可能性があります。Bluetooth機能をオフにするには、以下の手順で操作してください。
- 「設定」アプリを開きます。
- 「Bluetooth」をタップします。
- 「Bluetooth」のスイッチを「オフ」にします。
Bluetooth機能をオフにできたら、マイクが正常に反応するようになったか確認してください。
対処2: アプリのマイクの使用を許可する
アプリのマイクの使用が許可されていないことが原因で、マイクが反応しないケースが考えられます。
そのため、特定のアプリで内蔵マイクが使えない場合は、アプリのマイクの使用を許可しているか確認してください。アプリのマイクの使用を許可するには、以下の手順で操作してください。
- 「設定」アプリを開きます。
- 「プライバシーとセキュリティ」をタップします。
- 「マイク」をタップします。
- 「マイクが使用できないアプリ」のスイッチを「オン」に変更します。
アプリのマイクの使用を許可できたら、アプリでマイクが使えるようになったか確認してください。
対処3: マイクを使用するアプリを再起動する
アプリに一時的な不具合が発生していることが原因で、マイクが正常に反応しないケースが考えられます。
そのため、マイクが反応しないアプリを一度強制終了して再起動することで、問題が解決する可能性があります。マイクを使用するアプリを再起動するには、以下の手順で操作してください。
- ホーム画面で画面下から上方向にスワイプして、「マイクが反応しないアプリ」を上方向にスワイプして終了します。
- ホームボタン搭載モデルの場合は、「ホームボタン」を２回タップして「マイクが反応しないアプリ」を上方向にスワイプして終了します。
- ホーム画面から「マイクが反応しないアプリ」を起動します。
アプリを再起動できたら、マイクを使用して正常に反応するようになったか確認してください。
対処4: iPhone/iPadを再起動する
iPhoneまたはiPadのシステムに一時的な不具合が発生していることが原因で、マイクが正常に反応しないケースが考えられます。
そのため、iPhone/iPadの電源を切って再起動することで、問題が解決する可能性があります。iPhone/iPadを再起動するには、以下の手順で操作します。
- 「スリープボタン」と「音量調整ボタン」を同時に長押しします。
- ホームボタン搭載機種の場合は、「スリープボタン」を長押ししてください。
- 電源オフスライダーを右方向にドラッグします。
- 「スリープボタン」を長押しして電源を入れます。
iPhone/iPadを再起動できたら、マイクが正常に反応するようになったか確認してください。
対処5: 別のアプリを試す
アプリのバージョンが古く不具合があることが原因で、マイクが正常に反応しないケースが考えられます。
そのため、ボイスメモなどの別のアプリを使用してマイクが使用できないか試してみてください。ボイスメモを使用してマイクの動作をテストするには、以下の手順で操作します。
- ホーム画面から「ボイスメモ」をタップして起動します。
- 下部の「録音ボタン」をタップします。
- マイクに向かって話して、下部の「録音停止ボタン」をタップします。
- 録音した音声を再生して、マイクが音を拾っているか確認します。
ボイスメモでマイクの録音ができていた場合は、使用していたアプリに問題があることが考えられます。
アプリに問題がある場合は、マイクの使用の許可設定やアプリ内のマイク設定(ミュートになっていないか)、アプリのアップデートなどを試してみてください。
対処6: ノイズキャンセリングを無効にする
通話時にマイクが音を拾いにくくなっている場合は、iPhoneまたはiPadのノイズキャンセリング機能が原因となっているケースが考えられます。
そのため、ノイズキャンセリング機能をオフにすることで、通話時のマイクの問題が解決する可能性があります。ノイズキャンセリング機能を無効にするには、以下の手順で操作します。
- 「設定」アプリを開きます。
- 「アクセシビリティ」をタップします。
- 聴覚サポート内の「オーディオ/ビジュアル」をタップします。
- 「電話ノイズキャンセリング」のスイッチを「オフ」に切り替えます。
ノイズキャンセリング機能を無効にできたら、通話時にマイクが正常に反応するようになったか確認してください。
対処7: マイク部分を掃除する
iPhoneまたはiPadのマイク部分に埃やゴミが詰まっていることが原因で、マイクの反応が悪くなっているケースが考えられます。
そのため、マイク部分の状態を確認して、埃やゴミが詰まっている場合は取り除いてください。iPhone、iPadのマイクはモデルによって位置が異なりますが、基本的に以下の位置にあります。
- iPhone: 前面上部・背面カメラ横・底面の3箇所
- iPad: 背面カメラ横・側面音量ボタン上の2箇所
ゴミを取り除くには、エアーダスターや柔らかいブラシなどを使用してマイクの穴を掃除してください。プロテクターやケースを取り付けている場合は、取り外してから掃除してください。
iPhone/iPadのマイク部分の埃やゴミを綺麗に取り除けたら、マイクが正常に反応するようになったか確認してください。
対処8: ソフトウェアアップデートを実行する
iPhoneまたはiPadのシステムのバージョンが古く不具合があることが原因で、マイクの反応に問題が起きるケースが考えられます。
そのため、ソフトウェアアップデートを実行してシステムを最新の状態にすることで、問題が解決する可能性があります。ソフトウェアアップデートを実行するには、以下の手順で操作します。
- 「設定」アプリを起動します。
- 「一般」をタップします。
- 「ソフトウェア・アップデート」をタップします。
- 新しいアップデート情報が表示されたら、「ダウンロードしてインストール」をタップします。
- パスコードの入力画面が表示された場合は、iPhone/iPadのパスコードを入力します。
- 「今すぐインストール」をタップします。
ソフトウェアアップデートを実行してシステムを最新バージョンにアップデートできたら、マイクの問題が解決したか確認してください。
対処9: iPhone/iPadの設定をリセットする
iPhoneまたはiPadの何らかの設定に問題があることが原因で、マイクが使えないケースが考えられます。
そのため、iPhone/iPadの設定をすべてリセットすることで、問題が解決する可能性があります。ただし、設定をリセットすると全ての設定が工場出荷時の状態に戻る点に注意してください。
iPhone/iPadの設定をリセットするには、以下の手順で操作します。
- 「設定」アプリを起動します。
- 「一般」をタップします。
- 「リセット」をタップします。
- 「すべての設定をリセット」をタップします。
- iPhone/iPadのパスコードを入力します。
- 確認ポップアップが表示されたら、「すべての設定をリセット」をタップします。
- iPhone/iPadが再起動するまで待ちます。
iPhone/iPadの設定をリセットできたら、アプリなどでマイクが正常に反応するようになったか確認してください。
解決しない場合
全ての対処方法を試してもマイクが反応しない場合は、マイク自体が故障していることが疑われます。
特にiPhone/iPadを落下させたり、水没させてしまった後でマイクが使用できなくなった場合は、マイクの故障が考えられます。
マイクの故障が考えられる場合は、Appleサポートまたは周辺のAppleStoreで問題の診断と修理を依頼してください。