Windows10でセキュアブートが無効にできない時の対処法!HP/DELL/富士通

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セキュアブートとは、名前から推測できるように危険なウイルスや欠陥のあるデバイスからパソコンを守るための機能です。

デバイスドライバーをインストールする時やパソコンのパーツ交換をする時など、セキュアブートの無効化が必要になることがあります。しかし、セキュアブートを無効化したはずができないケースがあるようです。

今回は、Windows10のパソコンでセキュアブートを無効にする手順と無効化できない時の対処法をあわせて紹介します。

セキュアブート無効化の基本の流れ

Windowsパソコンのセキュアブートを無効化する手順は、メーカーや機種によってBIOS起動方法や設定項目が異なる場合があります。

基本的には、次の流れで操作することでセキュアブートを無効化できます。

  1. パソコンをシャットダウンします。
  2. パソコンの電源を入れ直し、BIOSセットアップ画面に入ります。BIOS設定画面に入るには、起動直後の最初の画面が表示されている間にキーボードのF2, F10, Escなどのキーを何度か押します。
    • 起動直後のBIOS画面に【F10:Setup】など起動キーが表示されます。各メーカーごとの起動キーは以下が一般的です。
      • HP … 「F10」キー
      • DELL … 「F2」キー
      • 富士通 … 「F2」キー
  3. BIOSセットアップ画面が表示されたら、一覧の中から「セキュアブート(Secure Boot)」の項目を探し、「無効(Disabled)」に変更します。
  4. 変更を保存してBIOSセットアップ画面を終了します。
  5. パソコンを再起動します。

セキュアブートは、本来であれば有効にした状態にしておくべきです。パソコンのパーツ交換等が完了したら有効にすることをおすすめします。

セキュアブートの概要および設定方法については、Microsoftによる解説ページもあるので合わせてご確認ください。

BIOSセットアップ画面でのセキュアブート無効化手順

BIOS設定画面でセキュアブートを無効にする操作手順を、HP・DELL・富士通それぞれから製造・販売されているパソコンを例に解説します。

ただしBIOSは、パソコンに搭載されているマザーボードによって異なるため、同じメーカーから出ている機種であっても操作手順が異なる場合があります。

また、BIOSの設定は間違った設定を行ったり手順を誤ったりするとパソコンが起動しなくなる等のトラブルに繋がることがあるため、操作の際は十分にお気をつけください。

HPの手順


HP製ノートブックPCのBIOSでの操作例です。

  1. BIOSセットアップ画面が表示されたら「システム構成(System Configuration)」タブを選択します。タブの選択はキーボードの左右の矢印キーを使用します。
  2. 「ブートオプション(Boot Options)」を上下矢印キーで選択、その後Enterキーで決定します。
  3. 項目一覧に「レガシーサポート(Legacy Support)」の項目があれば設定を確認します。もしレガシーサポートが「有効(Enabled)」になっている場合はEnterキーを押して「無効(Disabled」」に変更します。
  4. 次にその下にある「セキュアブート(Secure Boot)」を選択します。そしてEnterキーを押して「無効(Disabled)」に変更します。
  5. 再び「レガシーサポート(Legacy Support)」を選択し、今度は「有効(Enabled)」に変更します。元の設定が有効・無効どちらであっても、ここの手順では「有効」に変更してください。
  6. 確認メッセージが表示されたら「はい(Yes)」を選択します。
  7. ドライブの起動順序変更が必要な場合は「レガシーブート順序(Legacy Boot Order)」を変更します。
  8. F10キーを押して変更を保存します。確認メッセージで「はい(Yes)」を選択します。
  9. この後「オペレーティングシステムブートモードの変更(Operating System Boot Mode Change)」画面が表示されることがあります。もしこの画面が表示された場合は、ウィンドウに表示されている4ケタの数字をキーボードで入力し、その後Enterキーを押します。
  10. パソコンの電源がオフになります。この後再び電源を入れるとセキュアブートが無効になった状態でパソコンが起動します。もしこの時ブートオプションを設定する必要があれば起動後にEscキーを押し、その後表示されるメニューでブートデバイスを選択してください。

HP公式のナレッジベースに詳しい情報が記載されていますのでこちらのページもご確認ください。

DELLの手順


DELLのパソコンのBIOS設定例です。

  1. BIOSが表示されたら「General」の左にある「+」アイコンをクリックしてツリーを展開します。
  2. 「Advanced Boot Options」をクリックし、中にある「Enable Legacy Option ROMs」のチェックが外れていることを確認します。
  3. 次に「Secure Boot」の左の「+」をクリックしてツリーを展開します。
  4. ツリー下の「Secure Boot」をクリックします。その後右の設定画面にある「Secure Boot Enable」のラジオボタンを「Disabled」に切り替えます。
  5. 先程の「General」→「Advanced Boot Options」の画面に戻り、今度は「Enable Legacy Option ROMs」のチェックを入れます。
  6. 続いて同じく「General」ツリー下にある「Boot Sequence」をクリックします。
  7. 「Boot List Option」を「Legacy」に変更します。
  8. 右下の「Apply」ボタンをクリックします。
  9. 「Save as Custom User Settings」にチェックを入れ、「OK」をクリックします。
  10. 右下の「Exit」をクリックしてパソコンをシャットダウンします。
  11. 再びパソコンの電源を入れるとセキュアブートが無効の状態で起動します。

富士通の手順


富士通のノートパソコンのBIOS設定例です。

  1. BIOS設定画面が表示されたら「詳細(Advanced)」タブを選択します。タブ選択を行うにはキーボードの左右の矢印キーを使用します。
  2. 「CSM互換性サポートモジュール(CMS Compatibility Support Module)」の項目が「使用しない(Disabled)」になっていることを確認します。
  3. 次に「セキュリティ(Security)」タブを選択します。
  4. 「セキュアブート設定(Secure Boot)」を選択し、Enterキーを押します。
  5. 「セキュアブート設定」画面が表示されたら「セキュアブート機能(Secure Boot Option)」を選択してEnterキーを押します。そして設定を「使用しない(Disabled)」に変更します。
  6. Escキーを押して1つ前の画面に戻ります。
  7. 再び「詳細(Advanced)」タブを選択します。
  8. 「CSM互換性サポートモジュール(CSM Compatibility Support Module)」の項目を今度は「使用する(Enabled)」に変更します。
  9. 「終了(Save and Exit)」タブを選択します。
  10. 「変更を保存して終了(Save and Exit)」を選択し、「Enter」キーを押します。
  11. パソコンがシャットダウンします。再びパソコンを起動するとセキュアブートが無効の状態で起動します。

富士通のパソコンの場合、BIOSの管理者パスワードを設定しないとセキュアブートの項目がグレーになって変更できないケースがあります。もしできない場合は、『BIOSパスワードを設定する』を参考にしてください。

セキュアブートを無効にできない時の対処法

セキュアブートが無効にできない時は次の対処法をお試しください。

BIOSパスワードを設定する

富士通のパソコンでは、BIOSによってはセキュアブートの設定項目がグレーアウトし、設定を変更できない場合があります。

BIOSで管理者パスワードを設定できる場合は、パスワードを設定することでセキュアブートの項目が設定できるケースがあります。

管理者パスワードの設定手順


以下の手順を参考に管理者パスワードを設定してみましょう。

  1. 「セキュリティ(Security)」タブを選択します。
  2. 「管理者パスワード設定(Set Supervisor Password)」を選択し、Enterキーを押します。
  3. パスワード設定画面が表示されます。設定するパスワードを2箇所(2つ目は確認用)に入力します。

パスワードを忘れてしまうと、OSが起動できなくなったりBIOS設定画面に入れなくなったりしてしまう恐れがあります。そのためパスワードは忘れないよう必ずメモしておくか、すべての設定を完了した後でパスワードを解除してください。

パスワードを解除するには「管理者パスワード設定」を再び開き、空のパスワードを設定してください。

富士通以外のパソコンでもBIOSパスワードの設定が必要な場合があります。もしBIOS設定画面でセキュアブートの項目はあるが設定の変更ができないという場合はBIOSのパスワードを設定してみてください。

高速スタートアップ・Fast Bootを無効にする

パソコンの起動を早めるために、WindowsとBIOSには以下の機能があります。

  • 高速スタートアップ・・・起動スピードを上げるためのWindows8/10に搭載された機能です。
  • Fast Boot(QuickBoot)・・・パソコン起動時の処理をスキップして高速起動するためのBIOS機能。

上記の機能は、パソコンの起動スピードを早くできますが、BIOSの設定変更時にトラブルになるケースがあります。セキュアブートを無効化できない場合は、上記の機能を無効にしてみて下さい。

「高速スタートアップ」を無効化する手順

  1. タスクバーの右に表示されている電源マーク(バッテリーマーク)を右クリックして、「電源オプション」をクリックします。
  2. 左メニューから「電源ボタンの動作を選択する」をクリックします。
  3. 電源オプションの設定が開きます。「現在利用可能ではない設定を変更します」をクリックします。
  4. シャットダウン設定の「高速スタートアップを有効にする(推奨)」のチェックを外します。
  5. 「変更の保存」をクリックします。

参考:『Windows10 – 高速スタートアップを有効・無効に変更する設定方法』

高速スタートアップが無効にできたら、パソコンを一旦シャットダウンします。再度電源ボタンを押してパソコンを起動し、BIOS設定のFast Bootが無効にできないか確認します。

「Fast Boot」を無効化する手順

BIOSの設定画面でFast Boot・Quick Bootなどと書かれた機能を無効にしてみてください。

高速スタートアップの項目はBIOS設定画面内の「詳細(Advanced)」グループや「ブートオプション(Boot Options)」グループ内にあることが多いです。

どうしてもできない時はメーカーに問い合わせる

機種によっては手順通りに操作しても無効化できない場合もあります。

もしこれらの方法で設定の変更ができない場合はパソコンのメーカーへお問い合わせください。

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