ウェブサービスのアカウントにログインしようとするとreCAPTCHAという画像認証を求められることがあります。
reCAPTCHAはスパムやbotを防ぐためのセキュリティ機能ですが、普通のユーザーが正しい方法でログインしようとしても認証が通らずログインできなくなってしまうことがあります。
本記事では、「reCAPTCHA」が突破できない・選択できない時の対処法について解説します。
この記事の内容
reCAPTCHAの画像認証に失敗する場合
対処1:何度かやり直す
正しく操作したつもりでも認証に失敗してしまうことがあります。次の点に注意しながら何度かやり直してみてください。
- 難しい画像・正解がわからない画像が表示された時は、画面左下の更新アイコンまたは「スキップ」ボタンで別の画像を表示してください。
- パネルをクリックすると選んだパネルが消えるタイプの画像認証があります。もし選んだパネルがフェードアウトした場合はパネルが完全に消えてから「確認」ボタンをクリックしてください。
- 画像によっては正解となるパネルが曖昧な場合があります。認証が通らなくても何回か続けることで突破できることがあります。
ただし短時間で過剰な回数認証失敗を繰り返すと一定時間ログインできなくなってしまうことがあるのでご注意ください。
対処2:クッキーを削除する
クッキーの削除が有効な場合があります。Google Chromeをお使いであれば次の手順でクッキーの削除を試してください。
それ以外のブラウザの場合はユーザーガイド等を参考にクッキーの削除を行ってください。
ただしクッキーを削除すると各種ウェブサイトのログイン状態やウェブサイトに保存された情報の一部が消去されるのでご注意ください。
- Google Chromeを起動します。
- ウィンドウ右上の「…」アイコンをクリックします。
- 「設定」をクリックします。
- 「設定」画面が表示されます。画面を1番下までスクロールし、「詳細設定」をクリックします。
- 「プライバシーとセキュリティ」グループの中にある「閲覧履歴データを消去する」をクリックします。
(スマホアプリ版では「プライバシー」をタップすると「閲覧履歴データを消去する」の項目が表示されます。)- ポップアップが表示されます。「期間」の設定を「全期間」に変更します。
- 「Cookieと他サイトのデータ」の項目のみにチェックを入れ、その他の項目のチェックは外します。
- 「データを消去」をクリックします。
- 操作が完了したら設定画面を閉じます。
対処3:ブラウザを変える
別のブラウザからアクセスしてみてください。サポートされているブラウザは次のとおりです。
- Windows・Linux・Mac
- Chrome
- Firefox
- Safari
- Internet Explorer/Microsoft Edge
- スマートフォン・タブレット端末
- Chrome
- Safari
- Android標準ブラウザ
reCAPTCHAの画像選択ができない場合
対処1:ブラウザプラグインを機能停止させる
ブラウザにプラグインや拡張機能をインストールしている場合は各種機能を停止させて問題が解決しないか試してください。
Google Chromeのプラグイン設定を変更するには次の手順で操作します。その他のブラウザをお使いの場合はユーザーマニュアル等を参考にプラグインの停止または削除を行ってください。
- Chromeを起動します。
- ウィンドウ右上の「…」アイコンをクリックします。
- メニュー内の「その他のツール」にカーソルをポイントします。するとメニューが展開されるので、展開メニュー内の「拡張機能」をクリックします。
- 「拡張機能」設定画面が表示されます。画面内にブラウザにインストールされている拡張機能が表示されるので、各種拡張機能右下に表示されているスイッチをオフに切り替えます。
すべての拡張機能のスイッチをオフにしたら再度reCAPTCHAの認証を行います。
対処2:セキュリティソフトを停止させる
セキュリティソフトのインターネット保護機能などが干渉し、reCAPTCHAが正常に動作しないことがあります。
セキュリティソフトの一部機能をオフにするかセキュリティソフト自体の動作を一時停止させ、その状態で認証を行ってみてください。
対処3:ブラウザの更新・変更
まず使用しているブラウザを最新版にアップデートしてください。Google Chromeをアップデートする場合は次の手順で操作します。
それ以外のブラウザをお使いの場合はユーザーマニュアルを参考にブラウザのアップデートを行ってください。
- Chromeを起動します。
- ウィンドウ右上の「…」アイコンをクリックし、メニュー内から「設定」を選択します。
- 「設定」画面が表示されます。左上のメニューアイコンをクリックします。
- 「Chromeについて」をクリックします。
- 自動でバージョンチェックが行われます。アップデートがある場合は自動でダウンロードが行われます。ダウンロードが完了したら「再起動」をクリックしてアップデートを完了させます。
*スマホアプリ版の場合はストアアプリからアップデートを行ってください。
アップデートを行っても問題が解消されない場合は別のブラウザからアクセスしてみてください。
サポートされているブラウザは本記事の上にある通り、PCではChrome・Firefox・Safari・Internet Explorer/Microsoft Edge、モバイル端末ではChrome・Safari・Android標準ブラウザとなっています。
対処4:ブラウザの設定でJavascriptを有効化する
ブラウザの設定からJavascriptを有効化してみてください。
Javascriptの設定の確認と有効化をするには、Google Chromeでは以下の手順で操作します。
- Chromeを起動し、右上の「…」アイコンをクリックします。
- 「設定」を選択します。
- 「設定」画面が表示されます。画面を下までスクロールし、「詳細設定」をクリックします。
- 「プライバシーとセキュリティ」グループの中にある「コンテンツの設定」をクリックします。
(スマホアプリ版では「サイトの設定」をタップしてください) - 「Javascript」をクリックします。
- 「許可」のスイッチをオンにします。
対処5:ウェブサイトの運営者に問い合わせる
普段は問題なく認証できているのに特定のサイトでのみ認証に失敗するという場合であれば、ウェブサイト側の実装方法に問題がある可能性も考えられます。
各種対処を試しても問題が解決しなければサイトの運営者に問い合わせを行ってみてください。
Chromeをバージョンアップしたら直りました。ありがとうございます。感謝です!