Windows10 PCの動作が重い/遅い原因と高速化する改善/対処法19

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Windows10 PCの動作が重くなった、また慢性的に動作が遅いという症状に悩んでいる方は多いと思います。

本記事では、Windows10 PCの動作が重い/遅い原因と、動作を高速化する対処方法を紹介します。

Windows10の動作速度の遅さを改善したいという方は、参考にしてみてください。

Windowsの起動時間が遅い場合は、次のページを参考にして下さい。

Windows10が重い主な原因

Windows10を搭載したパソコンの動作が重くなる原因は数多くありますが、代表的な原因は次の通りです。

  • 長時間PCが起動している
  • 電源プランが省電力になっている
  • アプリケーションが複数起動している
  • バックグラウンドで複数のアプリの処理が動作している
  • セキュリティソフトの影響
  • CPU/メモリ/HDDの性能不足
  • ネットワークの速度が遅い
  • ストレージの容量が少なくなっている
  • Windowsの不具合
  • ウイルス・マルウエアに感染している

上記の原因が単独、または複数起きることでパソコンの動作が重くなります。

著者の経験上、PCの動作を改善、もしくは高速化できる可能性が高い対処方法から順に紹介していきます。

ただし、PCの環境によっては紹介する対処方法が必ずしも有効なわけではないので、PCの動作をチェックしながら行うことをおすすめします。

対処1: パソコンを再起動する

パソコンの動作が重いと感じたら、まずはパソコンを再起動させて下さい。

特にパソコンを長時間起動している場合、アプリケーションの動作が不安定になり、PCの動作が遅くなるケースがあります。(スリープ状態も含める)

再起動することでメモリに蓄積されたデータがリセットされ、リソースを消費するプロセスが停止します。

そのため、単純な再起動だけでPCの動作が改善されることも多いです。1日1回はPCを再起動することで、動作が安定します。

対処2: 電源プランを変更する

パソコンの電源プランが「省電力」の設定になっていると、パソコン本来の性能に比べ動作が遅くなります。

特にノートパソコンの場合は、省電力設定になっている場合が多いです。

次の手順で、Windowsの電源プランを確認して省電力設定になっている場合は変更して下さい。

  1. 「Windowsマーク」を右クリックして「電源オプション」を選択します。
  2. 右ペインで「電源の追加設定」をクリックします。
  3. 「選択されたプラン」が「省電力」になっている場合は、「現在利用可能ではない設定を変更します。」をクリックします。
  4. 「高パフォーマンス」もしくは「バランス」を選択します。

以上で、PCの電源プランを変更できます。PCの動作速度が改善していないか確認して下さい。

「高パフォーマンス」の電源プランがない場合

PCによっては「高パフォーマンス」の電源プランがない場合があります。「高パフォーマンス」がない場合は、新しい電源プランを作成します。

  1. 「Windowsマーク」を右クリックして「電源オプション」を選択します。
  2. 右ペインで「電源の追加設定」をクリックします。
  3. 左ペインで「電源プランの作成」をクリックします。
  4. 電源プランの作成ウィザードが表示されます。「高パフォーマンス」を選択して「プラン名」を任意で入力したら「次へ」をクリックします。
  5. スリープやディスプレイの電源設定を選択して、「作成」をクリックします。
  6. 電源プランが作成が完了します。作成した電源プランに変更されます。

対処3: スタートアップのアプリを無効化する

パソコン起動時に動作するアプリケーションが増えると、PCのリソースが圧迫されて動作が重い原因になります。

次の手順でWindowsのスタートアップに登録されているアプリを確認して、不要な常駐アプリを停止して下さい。

  1. 「Windowsマーク」を右クリックして「設定」を選択します。
  2. 「アプリ」をクリックします。
  3. 左ペインで「スタートアップ」を選択します。
  4. 「並び替え」をクリックして「スタートアップへの負担」に変更します。
  5. 「不要なアプリ」のスイッチをクリックして「オフ」にします。
  6. PCを再起動すると設定が反映されます。

対処4: バックグラウンドで実行するアプリを無効化する

スタートアップに登録されていないアプリでも、一度起動するとバックグランドで動作するアプリがあります。

Windows10では、バックグラウンドで動作するアプリの許可を設定できます。不要なアプリがバックグラウンドで動作しないよう設定することで、PCの動作が改善する可能性があります。

バックグラウンドで動作するアプリの許可を変更するには、次の手順で操作します。

  1. 「Windowsマーク」を右クリックして「設定」を選択します。
  2. 「プライバシー」をクリックします。
  3. 左ペインで「バックグラウンドアプリ」を選択します。
  4. 「バックグラウンドで動作させたくないアプリ」のスイッチをクリックして「オフ」にします。
    • 「アプリのバックグラウンド実行を許可する」のスイッチを「オフ」にすると、すべてのアプリのバックグラウンドでの動作が無効になります。

対処5: 不要なアプリをアンインストールする

購入したPCを最初の状態のまま使用している場合、PCメーカー側が不要なアプリケーションをインストールしているケースがあります。

不要なアプリケーションの中には、PCのリソースを浪費するブロートウェアもあります。

インストールしているアプリケーションを確認して、不要なアプリケーションをアンインストールします。

  1. 「Windowsマーク」を右クリックして「設定」を選択します。
  2. 「アプリ」をクリックします。
  3. 「アプリと機能」を選択していることを確認します。
  4. 不要なアプリをクリックして「アンインストール」→「アンインストール」をクリックします。
  5. 指示に従ってアンインストールを完了します。

対処6: OneDriveの同期を停止する

Windows10に標準で組み込まれているOneDriveの同期を有効にしていると、PCのパフォーマンス低下の原因になります。

PCのCPU/メモリ/ディスクの性能が十分にない場合は、OneDriveの同期を一旦停止して動作が改善しないか確認して下さい。

  1. タスクバー右側の「OneDriveアイコン」をクリックします。
    • 見つからない場合は、「上矢印アイコン」をクリックして下さい。
  2. 「その他」→「同期の一時停止」→「2時間」の順にクリックします。

上記の手順で、OneDriveの同期が停止します。停止した状態で、PCの動作が軽くなるか確認して下さい。

同期を停止してPCの動作が軽くなる場合は、必要な場合のみOneDriveを起動して同期するか、OneDriveの無効化を検討しましょう。

対処7: HDDをSSDに換装する

PCが従来のハードディスクを使用している場合、SSDに換装することでPCの動作が大幅に改善できる可能性があります。

SSDに交換することでファイルの読み込み/書き込み速度が向上するため、PCの全体的な動作が高速になります。

ハードディスクの交換は、手順さえ分かればノートPCでも簡単にできます。

SSDの価格は年々安くなっており、250GB程度のSSDでも1万円以下で換装することもできるため、一度検討してみて下さい。

対処8: 物理メモリ(RAM)の容量を増やす

パソコンの動作が重い場合、物理メモリの容量が不足していることが原因として挙げられます。物理メモリが不足すると、仮想メモリが使用されるため、動作が非常に遅くなります。

そのため、パソコンの物理メモリを増設することで、動作速度が改善できます。

搭載しているメモリの容量や使用状況は「タスクマネージャー」で確認できます。タスクマネージャーでの確認方法は以下の通りです。

  1. スタートメニューを右クリックして「タスクマネージャー」をクリックします。
  2. 画面が開いたら「パフォーマンス」タブを選択し、左側の一覧から「メモリ」をクリックします。
  3. メモリの画面が開いたら、「搭載容量」、「使用容量」、「空き容量」を確認します。

「使用容量」が多く「空き容量」が1GBより少ない場合は、メモリの容量が不足していると考えられます。

メモリの増設は、デスクトップPCだけでなくノートPCでも簡単にできるので、一度検討してみて下さい。

対処9: リソースの負担が高いプロセスを停止する

Windowsの動作を重くする原因になっているプロセスを特定して、停止できないか検討します。

CPU、メモリ、ディスクを使用しているプロセスは、Windowsのタスクマネージャーから確認することができます。

CPU、メモリ、ディスクの使用率が著しく高いプロセスがある場合は、プロセスを実行しているアプリケーション・サービスを特定して停止できないか検討して下さい。

CPU/メモリ/ディスクの使用量が上がる主なWindows10のプロセスについては、次のページで詳しく紹介しています。

対処10: パフォーマンスを優先にする

Windows10では、フォントや画像などの表示デザインが見やすくなっています。

この状態を管理しているのが「パフォーマンス」という設定項目なのですが、Windows10をデフォルトのまま使用していると表示デザインにメモリが使用されてしまい、結果的にパソコンの動作が重くなってしまいます。

表示デザインに特にこだわりがないという場合は、パフォーマンスを優先する設定にしておきましょう。手順は以下の通りです。

  1. スタートメニューをクリックして「W」の欄から「Windowsシステムツール」を選択します。
  2. 表示された一覧から「コントロールパネル」をクリックします。
  3. コントロールパネルの画面が表示されたら「システムとセキュリティ」をクリックします。
  4. 画面が切り替わったら「システム」をクリックします。
  5. システムの画面になったら、左側にある「システムの詳細設定」をクリックします。
  6. 画面が開いたら「パフォーマンス」欄の「設定」をクリックします。
  7. 「パフォーマンスを優先」にチェックを入れます。

これでパソコンのパフォーマンスを優先する設定になります。しかし、フォントや画像の表示も荒くなることがあるので、通常通りに表示させたい場合は「カスタム」を選択して、必要最低限の機能だけ残すようにしましょう。

対処11: ストレージセンサーを実行する

ストレージ容量を約70%以上使用している状態になると、PCのパフォーマンスが低下する場合があります。

PCの動作が重くストレージの空き容量が不足してきている場合は、ストレージセンサーを使ってクリーンアップを行うことで動作速度が改善する可能性があります。

Windows10のストレージセンサー機能を使ってクリーンアップを行う方法は、次のページを参考にしてください。

対処12: ネットワークの通信速度を確認する

PCのネットワークの通信速度に問題があり、Windowsのサービスやアプリケーションの動作が遅く感じる場合があります。

特にインターネットを利用するアプリケーションの動作が遅い場合は、通信速度が適正か確認してみて下さい。

WindowsPCの通信速度が遅い時の対処方法については、次のページで詳しく解説しています。通信速度が遅い場合は、合わせて参考にして下さい。

対処13: Windowsの不要な通知をオフにする

Windows10では、Windowsやアプリの使い方のヒント・コツを通知する機能があります。この通知は、Windows初心者でない限りほとんど不要な機能です。

大きな動作の改善は期待できませんが、この機能を無効にすることでPCの動作を若干改善することができます。

少しでもPCのパフォーマンスを早くしたい場合は、無効にすることをおすすめします。

  1. 「Windowsマーク」を右クリックして「設定」を選択します。
  2. 「システム」をクリックします。
  3. 左ペインで「通知とアクション」を選択します。
  4. 右ペインで「Windowsを使用するためのヒントやおすすめ方法を取得」のスイッチを「オフ」にします。

対処14: Windowsを更新する

Windowsは随時アップデートが繰り返されており、不具合がある場合はWindowsUpdateによって修正されます。

PCの動作が重くなっている原因がWindowsにある場合、Windowsを最新版にすることで動作が改善する可能性があります。

  1. 「Windowsマーク」を右クリックして「設定」を選択します。
  2. 「更新とセキュリティ」をクリックします。
  3. 左ペインで「WindowsUpdate」をクリックします。
  4. 「更新プログラムのチェック」をクリックします。
  5. Windowsの更新プログラムのチェックが開始します。
  6. 「今すぐ再起動」の表示がある場合は、クリックして更新を完了します。

対処15: Windowsセキュリティの設定を確認する

Windowsセキュリティ(Windows Defender)は、Windows10に標準搭載されているセキュリティ機能です。バックグラウンドでPCに脅威を与えるウイルスの監視やスキャンを行っています。

しかし、WindowsセキュリティがPCリソースの多くを占有して、PCの動作が重くなってしまうケースがあります。

次のページでWindowsセキュリティが重い時の対処方法について解説しています。Windowsセキュリティを使用している場合は、合わせて参考にしてみて下さい。

対処16: ウイルスやマルウェアを削除する

特定のアプリケーションをインストールした後にパソコンの動作が重くなった場合は、そのアプリケーションが原因でウイルスやマルウェアに感染した恐れがあります。

  • 勝手にアプリケーションが起動する
  • PCのリソースに負担をかけるプロセスが常時動いている
  • 本来表示されない場所に広告が表示される

上記のような症状がある場合は、一度セキュリティソフトのスキャンを実行してみることをおすすめします。

スキャンの手順は、インストールされているセキュリティソフトによって異なります。主なセキュリティソフトのスキャン手順は、次のページを参考にして下さい。

対処17: 最適な仮想メモリを設定する

Windowsは自動で仮想メモリのページングファイルのサイズを調整しています。

この仮想メモリのページングファイルを手動で最適なサイズに設定することで、PCの動作が改善する可能性があります。

Windows10で仮想メモリのサイズを変更する方法については、次のページを参考にして下さい。

ただし、PCの環境によっては動作に変化がない場合もあります。動作が改善しない場合は、設定を戻して下さい。

対処18: システムの復元を行う

WindowsUpdate直後や特定のアプリケーションをインストールしてからPCの動作が重くなる場合があります。

上記のようなケースでは、「システムの復元」で、正常に動作していた日時の状態にシステムを復元することで動作速度が改善されることがあります。

Windows10でシステムの復元を行う手順については、次のページを参照してください。

対処19: パソコンを初期化する

これまで紹介した対処法を試してもPCの動作速度が改善されない場合は、最終手段として「パソコンの初期化」を実行してみましょう。

PCを初期化することで、購入した当時の状態に戻せます。そのためパソコン動作の重さや遅さも解決できます。

Windows10のPCを初期化する手順については、以下のページをご参照ください。

動作が改善しない場合は

PCの初期化を行っても動作が改善しない場合は、CPUの性能が足りていないか、マザーボードなどのPC内部のパーツに問題があることが考えられます。

PCがそもそも古い場合は、修理よりも新品に買い替えることを検討しましょう。

買い替え時期の目安として5年以上経過したPCは、買い替えることをおすすめします。

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