老若男女問わず、年々使用者が増えているショッピングサイト「Amazon」。最近では、Kindleなどの「電子書籍」や、「動画」「Amazonプライム」などのコンテンツも話題となっています。
そんなAmazonですが、最近になり何やら“怪しい”メッセージを送っているという噂があるようで…。その文面が
「有料動画の未納料金が発生しております」「登録料金の未納が発生しております」
というもの。いかにも怪しいですよね…。このメールがAmazonから送られた本物である可能性はあるのでしょうか?
そこで今回の記事では、Amazonから届く「有料動画の未納料金が発生しております」というメール・SMSが本物かどうかについて、まとめてみました。
この記事の内容
「有料動画の未納料金が発生しております」の真偽のほどは?
問題になっている「有料動画の未納料金が発生しております」のSMS。ニセモノの匂いがプンプンですが、真実のところはどうなのでしょうか?
結論から言えば、架空請求詐欺を狙った迷惑メッセージと思って間違いないでしょう。
「有料動画」「アダルト動画」などの文句を使って、金をだまし取る迷惑メール。これらは、ガラケーが主流であった2000年代から存在してきました。
しかし最近では、Amazonなどネームバリューのあるサイト・企業の名を騙り、架空請求をするメッセージが増えてきました。
Amazonではユーザーへの注意喚起として、ヘルプページに「振り込め詐欺にご注意を」という警告文を掲載しています。本文中、「アマゾンではそのような請求やご連絡はしません」ときっちり記されています。
>>Amazon公式ページ「振り込め詐欺などにご注意ください」
「連絡をする」ことは絶対にしてはいけません!
「本日ご連絡なき場合、法的手続きに移行致します。」という文言が心配になっても、絶対にSMSを返信してはいけません。
なぜなら、メッセージを返信することで「この番号は現在も使用されている」という事実を送り主に明かしてしまうからです。
バレてしまえば、相手の思うツボ。どんどんと迷惑メールが送られてしまうように…。
- 「問い合わせはこちら」
- 「メールの配信停止はこちらのアドレスまで」
このような一文に引っかかって、記載されているメールアドレスにメッセージ送信してしまわないように!
無論、こちらもダミーのアドレスなので、送った瞬間に生きている番号・アドレスだと分かってしまいます。絶対に送らないようにしましょう。
偽AmazonからのSMSが届いたら通報を
今回の記事で例に挙げられているAmazonのように、有名サイトを騙って架空請求を狙うメッセージが届いた場合、どのように対処するのが一番スマートなのでしょうか?
迷惑メール送信元が一番困るのは「メール送信を禁止されること」です。多くのユーザーより情報が集まることで、メールを送ってきたアドレスを使用できなくさせることが可能です。
そのため、偽サイトからのメッセージが届いた場合、すみやかに対応キャリアに報告をすることが肝となってきます。
auのSMSに届いた場合…
auの場合、公式のWeb「迷惑SMS(Cメール)申告受付」よりメール内容を連絡しましょう。
なお、この際にauID・パスワードを利用したログインが必要となるのでご注意を。
SoftbankのSMSに届いた場合…
Softbankの場合、iPhoneユーザーは下記の申告アドレスに転送をすればOKです。
iPhone以外の機種を利用されている方は、メール受信画面より「メニュー」→「迷惑メール申告」の順に進み、手続きを進めましょう。
PCメール・フリーメールに届いた場合…
最後に、SMSではありませんがパソコンのメーラー・フリーメール宛に迷惑メッセージが届いた際の対処法を調べてみました。
理想的なのは「フィルタリングで迷惑メールを届かないようにする」のがベストです。
しかし、迷惑メールがアドレスが変わって次々に送られてくるような状況の場合は、総務省より委託を受けている「迷惑メール相談センター」という機関に通報することをおすすめします。
上記のアドレスに迷惑メールを転送をすることで、送信元の業者が迷惑行為を行っているとして、行政処分を促すことができます。