Googleドライブのファイル・フォルダにパスワードを設定するには?

ファイル・データの送受信機能として、多くのユーザーから使用されている「Googleドライブ」。Windows・Mac・iPhone・Androidなどなど、様々なデバイスに対応しているのが嬉しいクラウドストレージサービスです。

ですが、「Googleドライブでパスワード機能を使いたいけど、利用法が分からない!」と困ってらっしゃる方も多いようです。どうすれば、Googleドライブ上にてパスワード機能を使えるのでしょうか?

今回の記事では、「Googleドライブのファイルやフォルダにパスワードを設定したい時はどうすればいいのか?」について調べてみました。

Googleドライブにはパスワード機能が無い!?

驚き
早速、パスワードを付ける方法を紹介…したいところなのですが。

実は、Googleドライブそのものには、パスワードをかける機能が実装されていません。

「じゃあ、Googleドライブじゃあ鍵をつけることができないのか…」と考えるのは尚早です。

Googleドライブを使用する上で、「パスワード機能」の代わりとなるさまざまな代替策が存在します。次の項より順に紹介していきましょう。

公開設定で「疑似パスワードロック」をかけよう

公開設定
Googleドライブでは、ファイルの公開範囲を「ウェブ上で一般公開」「リンクを知っている全員」「限定公開」「非公開」の4つから選ぶことができます。

  • 「ウェブ上で一般公開」・・・
    Webを使えば誰でも検索・アクセスができる設定
  • 「リンクを知っている人全員」・・・
    名前の通りファイルのリンクを知っている人のみがアクセス可能な設定
  • 「限定公開」・・・
    Googleドライブ上のファイルの持ち主から権限を付与されたユーザーのみがアクセス可能な設定

この内の「限定公開」設定は、限定公開ファイルにアクセスするためにログインされた上での権限付与が必要となるため、Googleドライブのパスワードロックに近い手段として利用できます。

「限定公開」の設定手順

共有設定
限定公開の設定をするには、「マイドライブ」より、共有したいファイルを右クリックしましょう。表示されたメニューから「共有」をクリック。

「共有設定」画面が出てきたら、右下の「詳細設定」をクリック。アクセスできるユーザーの部分が「特定のユーザーがアクセスできます」になっているはずなので確認。もし違っている場合は、「変更」をクリックし「オフ-特定のユーザー」へと設定し直しましょう。

そして、共有画面下部にある「招待」に、ファイル共有をしたいユーザーの名前、もしくはメールアドレスを入力してください。

入力すると、入力ボックスの右に「アイコン」(鉛筆や目のマーク)が表示されます。こちらは、クリックすることで共有相手の編集権限を設定することができます。

編集権限は

  • 「閲覧者」 → ファイルの閲覧のみ許可
  • 「コメント可」 → ファイルの閲覧とコメントを許可
  • 「編集者」 → ファイルの閲覧と編集、コメントを許可
  • 「オーナー」 → ファイルの全ての権限を許可

この4つから選択をすることができます。

以上、設定を完了したら最後に「共有して保存」→「完了」の順にクリックしましょう。

ドライブを見てみると、設定をしたファイルの横に「共有中」という文字が表示されます。「共有中」がきちんと表示されていれば、共有範囲の設定が成功している証拠です。

圧縮ファイルにしてパスワードをかけよう

ファイルのパスワード
WindowsではZIPファイルなどの「圧縮されたファイル」にはパスワードをかけることができます。

Googleドライブにはパスワードをかける機能は実装されていませんが、パスワード付きの圧縮ファイルをGoogleドライブにアップロードすることができます。

そのため、パスワード付きの圧縮ファイルを作ってアップロードすれば「パスワード機能」の代替策として使うことができます。

オススメの圧縮ソフトは、「Lhaplus」です。もはや「老舗」とも言えるほどの有名フリーソフトですが、Windows10などの最新機種でも使えます。

■窓の杜 「Lhaplus」ダウンロードページ

Lhaplusでのパスワード設定方法…

lhaplusパスワード設定
パスワード設定された圧縮ファイルを作るには、インストール後に「Lhaplus」のショートカットアイコンをクリックして「設定」を表示します。

以下の手順に従ってパスワードを設定しましょう。

  1. 「一般設定」から「詳細設定」をクリック。
  2. 次に「圧縮設定2」と書かれたタブを選択します。
  3. 「パスワードを設定する」という項目があるのでチェックを入れます。
  4. パスワードの指定方法を「常に固定」と「圧縮時にパスワードを指定する」のどちらかを選びます。
  5. 最後に「適用」をクリックすれば設定完了です。

圧縮ファイルを作るには、「Lhaplus圧縮」のアイコンに圧縮したいファイルをドラッグ&ドロップします。

すると、デスクトップにパスワード付きのZIPファイルが生成されます。(圧縮設定で「圧縮時にパスワードを指定する」を選択した方は、ここでパスワードの設定を求められます。)

できた圧縮ファイルをアップロードすれば、Googleドライブ上に圧縮ファイルを置くことができます。

Googleドライブの基本的な使い方については次の記事解説しています。

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