「メールなどのアプリケーションは正常に動くのに、ブラウザを起動すると“このページを表示できません”というエラーが出てしまう…」
このような症状がWindows10利用者を中心に現在報告されています。Windows10に導入されているブラウザといえば、Internet Explorer11とEdge。この2つを使用する場合、どこを改善すればエラー症状は治まるのでしょうか?
そこで今回は、Windows10ユーザー向けに「Internet Explorer11・Edgeを使用中、“このページを表示できません”というエラーメッセージが頻発する際の対処法」について、調査してまとめてみました。
この記事の内容
対処1: まずは「再起動」とブラウザの切り替え
まずは、ブラウザ・パソコンを一度再起動しましょう。再起動をするだけで元通りになる可能性は大いにあります。
また、ブラウザの相性が原因で一部ページが表示されないケースもあります。他のブラウザ(Google chrome・Firefox・Operaなど)を使用してページが表示されるのか確認してみましょう。
対処2: ルーターの再起動・アップデートを試す
Internet Explore11・Edgeともにエラー画面が発生している場合、ルーターを再起動することでエラーが解消されるケースもあります。
ルーターに電源ボタンがある場合はOFFに、ない場合は電源のコンセントを抜いてください。1分程度待ってから再度ルーター → パソコンの順に電源を付ければOKです。
また、ルーターのファームウェアに不具合があってインターネット接続が不安定になる場合も考えられます。
ファームウェアの不具合がメーカーに報告されていれば、修正したバージョンが配布されています。
ルーターのファームウェアのバージョンを確認して、古い場合はアップデートを試してみましょう。
対処3: ウィルス対策ソフトを一旦オフにしてみる
Windowsにインストールしているウィルス対策のソフトがブラウザの通信を妨害していることが稀にあります。
一旦ウィルス対策ソフトを停止して、ページが表示できないか確認してみましょう。
症状が改善した場合は、ウィルス対策ソフトの修正アップデートがないか確認してください。
もしアップデートがない場合は、Windowsのデフォルトのファイアウォールに戻してみましょう。
対処3: Edgeの場合は例外設定をする
セキュリティソフトで「microsoftedgecp.exe」がウィルスとして検出されてしまいページが表示できないケースがあるようです。
ウィルス対策ソフトのファイアーウォールの例外設定で、以下の場所にある「microsoftedgecp.exe」の例外設定を入れて下さい。
C:\windows\systemapps\Microsoft.Microsoftedge_8wekyb3d8bbwe\microsoftedgecp.exe
設定後は、Edgeを再起動してページが正常に表示できるようになったか確認します。
対処4: GoogleDNSを使ってみる
PCのDNS設定に問題があると、ページの表示ができない場合があります。
Googleの提供しているDNSを使ってページが表示できないか確認してみて下さい。
- タスクバー右側のWi-Fiマーク(もしくはイーサネット)を右クリックして「ネットワークとインターネットの設定を開く」をクリックします。
- 「アダプターのオプションを開く」をクリックします。
- ワイヤレスネットワーク接続(有線の場合はローカルエリア接続)を右クリックして「プロパティ」を選択します。
- 「インターネットプロトコル バージョン4」を選択して「プロパティ」をクリックします。
- 「次のDNSサーバーのアドレスを使う」を選択して次のIPアドレスを入力します。
- 優先DNSサーバー:8.8.8.8
- 代替DNSサーバー:8.8.4.4
- 「OK」→「OK」をクリックして設定を閉じます。
上記の設定後にページが表示できないか確認してみて下さい。
表示できる場合は、DNSサーバーの一時的なトラブルか、ルーターに問題があることが考えられます。
Windowsアップデート後にEdgeでページが表示できない時は?
windows10へとアップデートしたことが原因で、Edgeブラウザにてエラーが発生することが、一部ユーザーより報告されています。
この問題に対する回答がMicrosoftのコミュニティ内にあります。
ただし上記の手順を試しても解決できない方もいるようですので、その他の下記解決方法について最後にご紹介します。
対処1: 「TCP Fast Open」をオフにしてみる
EdgeにはIE11にないページを素早く読み込む機能として「TCP Fast Open」が追加されました。
ページの読み込みが早くなるので助かりますが、この機能が原因でページが表示できないが頻発するケースがあるようです。
EdgeのTCP Fast Openをオフにするには、アドレスバーに「about:flags」と入力して開発者向け設定を表示します。
ネットワークの項目にある「TCP Fast Openを有効にする」のチェックをオフにして症状が改善されないか確認してみましょう。
対処2: ルーターの相性を確認
Wi-Fiやゲートウェイに使っているルーターがWindows10に対応していないため、ページが表示できない場合があります。
対応していないルーターでも正常に使える場合が多いですが、一部のルーターではアップデート後に使えなくなったという報告もあります。
そのため、今使用しているルーターが古い場合は、Windouw10対応かどうかを確認して買い替えを検討してみましょう。
対処3: Edgeのキャッシュを削除してみる
ブラウザの「キャッシュ」の削除で状況が改善する可能性があります。ブラウザ右上の「三点リーダ(…)のアイコン」をクリックし「設定」を開きます。
次に、「閲覧データのクリア」項目より「クリアするデータの選択」をクリック。最後に「キャッシュされたデータとファイル」にチェックを入れて、クリアを押しましょう。
「すべてクリアされました」というメッセージが表示されれば、操作完了になります。
IE11でページを表示できない時の対処法
対処1: 拡張保護モードを無効にしてみる
IE11には「拡張保護モード」という機能が搭載されています。このモードは、外部からの不正なアクセスやシステム設定の強制変更、セキュリティ上問題のあるソフトウェアのインストールを防ぐセキュリティ機能です。
この機能、デフォルトで有効になっているのですが、有効になっているとIE11の機能そのものも制限されてしまいます。
そのため、拡張保護モードが原因でWebページの表示ができない、ということも起こり得ます。一度、無効にしてページが表示されるようになるか確認しましょう。
IE11の拡張保護モードをオフにする手順
IE11の右上のツール(歯車アイコン)をクリックし、「インターネットオプション」を選択しましょう。
インターネットオプションが表示されると、「詳細設定」タブの中に「拡張保護モードを有効にする」という項目があるはずなので、チェックを外してみましょう。最後にOKを押して、ブラウザを再起動すれば反映されます。
対処2: アドオン(拡張機能)をオフにしてみる
ブラウザに様々な機能を付けることのできるアドオン。とても便利なものですが、アドオンが原因によりWebページ表示に悪影響を及ぼしていることも考えられます。」
アドオンを無効にして、ページ閲覧ができるかどうか確認をしてみましょう。
IE11のアドオンをオフにする手順
先ほどと同じく歯車アイコンのツールをクリックしましょう。「アドオンの管理」を選択し、表示のボックスから「すべてのアドオン」を選びます。
すべてのアドオン画面からそれぞれの有効・無効を設定することができます。一度、すべてのアドオンを無効にしてみましょう。
エラーメッセージが解消された場合、導入・有効にしていたアドオンのどれかがエラーの原因ということになります。1つずつアドオンを有効にしてみて、どれが原因であるかを特定してみましょう。
私も1週間くらい前から同じ症状になりました。
IE11やGoogleでは閲覧できるのにEdgeのみ、急に閲覧できないという状況です。
いろいろ調べて、ウイルス対策ソフトのアプリケーションのブロック状況をよく見てみたら、「microsoftedgecp.exe」というものがブロックされていたので、これを削除したら回復しました。
ウィルス対策ソフトでEdgeのプログラムが検出されてしまうケースは多いようですね。記事に追加させていただきました。貴重な情報誠にありがとうございました。
IE11でも「このページを表示できません」が頻発します。おなじURLで表示できたり、できなかったりします。
IE詳細設定の、拡張保護モードを無効にして、アドオンもすべて無効にしましたが。全く効果がありません。同じルーターに接続しているWINDOWS8.1ではIE11で同じメッセージが出たときに イーサネット2プロパティーでIPV4DNSサーバーの設定を変えたら解決しました。
WINDOWS10 ではこれが出来ません。
Windows10でもIPv4のDNS設定を変更できます。設定手順については、記事に追記した「GoogleDNSを使ってみる」を参考にして下さい。ただし、特殊な環境出ない限り本来は自動取得で問題ないはずですので、ネットワーク環境に問題がありそうです。
ありがとうございました。お陰様で直ぐに解決をしました。本当にありがとうございます。
私も同様にこの問題に悩まされ、ネット上に出ている対処方法を片っ端から試しましたが改善しませんでした。あきらめかけた時、ネットの接続状況を確認すると、意図していたブロードバンド接続ではなく、いつの間にかイーサネット接続になっていました。イーサネット接続をブロードバンド接続に変更すると無事に解決しました。