PCのGoogleChrome、またはスマホのChromeアプリには、ブラウジング時に目の負担を軽減できるダークモードの機能が実装されています。
しかし、Chromeがダークモードになると逆に文字が見えにくくなることもあり、人によってはダークモードをオフにして通常のライトモードに戻したい場合があると思います。
本記事では、Chromeのダークモードを解除/オフにする方法について詳しく紹介します。記事内容はWindows/macOS/Android/iOSそれぞれのデバイスを想定しています。
PCでChromeのダークモードを解除する方法
Windows10/11、またはMacのGoogleChromeのダークモードは、以下の方法で解除することができます。
最初にChromeのダークモードを解除する基本的な方法から順に紹介します。ダークモードを解除できない時の解除方法についても続けて紹介します。
方法1: Chromeの色とテーマをデフォルトに戻す
Chromeのタブやアドレスバー部分がダークモードになっている場合は、色とテーマがデフォルトカラーになっていないことが考えられます。
Chromeの色とテーマをデフォルトカラーに戻すには、以下の手順で操作してください。
- Chromeを起動して、新しいタブを開きます。
- 右下の「Chromeをカスタマイズ」をクリックします。
- 左ペインの「色とテーマ」を選択します。
- 右ペインで「デフォルト色」を選択して「完了」をクリックします。
以上の手順で、Chromeのダークモードを解除できます。デフォルトカラーに戻しても、Chromeがダークモードの場合は続けて次の方法を試してください。
方法2: Windows/Macのダークモードを解除する
Windows、またはMacのシステム設定で、ダークモードをオンにしている場合でもChromeがダークモードになります。
そのため、Chromeの色とテーマを変更してもダークモードの場合は、システムの色設定を変更してみてください。システムのダークモードを解除するには、以下の手順で操作してください。
- Windowsの場合:
- 「Windowsマーク」を右クリックして「設定」を選択します。
- 左ペインの「個人用設定」を選択します。
- 「色」を選択します。
- 「色を選択する」のセレクトボックスをクリックして「ライト」を選択します。
- Windows10で従来の配色に戻したい場合は、「カスタム」を選択して、Windowsモードを「ダーク」、規定のアプリモードを「ライト」に変更してください。
- Macの場合:
- 左上の「Appleアイコン」をクリックして、「システム環境設定」を選択します。
- 「一般」をクリックします。
- 外観モードを「ライト」に切り替えます。
以上の手順で、Windows、またはMacのシステム設定でダークモードを解除できます。設定を変更できたら、Chromeを再起動してダークモードが解除されたことを確認してください。
方法3: Googleのダークモードを解除する
Googleの検索ページのみダークモードになる場合は、ChromeではなくGoogleの外観設定がダークモードになっていることが考えられます。
そのため、Googleの外観設定を確認して、ダークモードになっている場合は解除してください。Googleのダークモードを解除するには、以下の手順で操作してください。
- Chromeを起動して、『Google』のトップページにアクセスします。
- 右下の「設定」をクリックします。
- メニュー内の「ダークモード: オン」をクリックします。
- または、以下の手順でGoogleの検索設定からダークモードを解除することもできます。
- 「設定」→「検索設定」の順に選択します。
- 「検索の設定」が開いたら、左ペインの「デザイン」を選択します。
- 右ペインの「外観」内の「デバイスのデフォルト」、または「ライトモード」を選択します。
- 「保存」をクリックします。
- または、以下の手順でGoogleの検索設定からダークモードを解除することもできます。
以上の手順で、Googleのダークモードを解除できます。設定を変更できたら、ChromeでGoogleの検索ページを開いてダークモードが解除されたことを確認してください。
方法4: 試験機能のオートダークモードを無効にする
Chromeの試験機能でオートダークモードが有効になっていることが原因で、開いたページがダークモードになるケースがあります。
そのため、Chromeの試験機能の設定を確認して、オートダークモードが有効になっている場合は無効にしてください。試験機能のオートダークモードを無効にするには、以下の手順で操作します。
- Chromeを起動します。
- アドレスバーに「Chrome://flags」と入力してEnterキーを押します。
- 検索バーに「Auto Dark Mode」と入力します。
- 「Auto Dark Mode for Web Contents」が「Enabled」になっている場合は、「Disabled」に変更します。
- 右下に表示される「Relaunch」をクリックして再起動します。
以上の手順で、試験機能のオートダークモードを無効にできます。設定を変更できたら、Chromeでページを開いてダークモードにならなくなったことを確認してください。
方法5: ダークモードに関する拡張機能を無効にする
Chromeにインストールしている拡張機能によってダークモードがオンになっているケースも考えられます。
そのため、通常の設定を変更してもダークモードが解除できない場合は、Chromeの外観を変更する拡張機能を無効にしてみてください。Chromeの拡張機能を無効にするには、以下の手順で操作してください。
- Chromeを起動します。
- 右上の「メニュー(3点アイコン)」をクリックします。
- 「その他のツール」→「拡張機能」を選択します。
- 「Chromeの外観を変更する拡張機能」の右下のスイッチを「オフ」に切り替えます。
外観を変更する拡張機能を無効にできたら、Chromeを再起動してダークモードが解除されたか確認してください。
方法6: リンク先のパラメーターを削除する
Windowsの場合は、Chromeのショートカットのリンクにパラメーターが追加されていると強制的にダークモードで起動します。
このショートカットリンクのパラメーターを削除してダークモードを解除するには、以下の手順で操作してください。
- 「GoogleChromeのショートカットアイコン」を右クリックして「プロパティ」を選択します。
- 「ショートカット」タブを開きます。
- リンク先の最後に「–force-dark-mode」が含まれている場合は削除します。
- 「OK」をクリックして設定を保存します。
Chromeのショートカットのリンクにパラメーターを削除できたら、Chromeを起動し直してダークモードが解除されたことを確認してください。
方法7: Chromeの設定をリセットする
ここまでの方法を試してもChromeのダークモードを解除できない場合は、Chromeの設定に何らかの問題があることが考えられます。
そのため、Chromeの設定をリセットして初期状態に戻すことで、ダークモードが解除できる可能性があります。ただし、設定をリセットするとアカウントや拡張機能などを再設定する必要がある点に注意してください。
Chromeの設定をリセットするには、以下の手順で操作します。
- 「Chrome」を起動します。
- 右上の「メニュー(3点アイコン)」をクリックして「設定」を選択します。
- 左ペインの「詳細設定」をクリックします。
- 項目が表示されない場合は、左上の「3本線アイコン」をクリックしてください。
- 「リセットとクリーンアップ(または設定のリセット)」をクリックします。
- 「設定を元の既定値に戻す」をクリックします。
- 「設定のリセット」をクリックします。
設定をリセットできたら、Chromeのダークモードが解除されたことを確認してください。
スマホでChromeのダークモードを解除する方法
AndroidのスマホやiPhoneのChromeアプリのダークモードは、以下の方法で解除することができます。ただし、iPhoneの場合は一部の設定が変更できない点に注意してください。
方法1: Chromeのダークモードを解除する
Androidデバイスの場合は、Chromeアプリの設定からダークモードを解除できます。Chromeアプリの設定からダークモードを解除するには、以下の手順で操作してください。
- 「Chrome」アプリを起動します。
- 右上の「メニュー(3点アイコン)」をタップして「設定」を選択します。
- 「テーマ」をタップします。
- 「システムのデフォルト」、または「ライト」を選択します。
- 「システムのデフォルト」を選択した場合は、デバイスがバッテリーセーバーモードになった際にダークモードに切り替わってしまう点に注意してください。
以上の手順で、Chromeアプリのダークモードを解除できます。設定を変更してもダークモードを解除できない場合は、続けて次の方法を試してください。
方法2: Android/iOSのダークモードを解除する
AndroidまたはiOSの設定でダークモードが有効になっていると、Chromeアプリがダークモードで起動します。
そのため、AndroidまたはiOSのダークモードを解除することで、Chromeアプリのダークモードも解除することができます。Android/iOSのダークモードを解除するには、以下の手順で操作してください。
- Androidの場合:
- 「設定」アプリを開きます。
- 「ディスプレイ(画面設定)」を選択します。
- 「ダークテーマ(またはナイトモード)」のスイッチを「オフ」に切り替えます。
- iOS(iPhone)の場合:
- 「設定」アプリを開きます。
- 「画面表示と明るさ」をタップします。
- 外観モードを「ライト」に変更します。
- 時間帯によってダークモードに切り替わるのを防ぎたい場合は、「自動」のスイッチを「オフ」に切り替えてください。
方法3: Googleの設定から解除にする
Chromeアプリで開いたGoogleのページのみダークモードになる場合は、Googleの設定でダークモードを解除してください。
Android、またはiOSデバイスでGoogleのダークモードを解除するには、以下の手順で操作してください。
- 「Chrome」アプリを起動して、『Google』のトップページにアクセスします。
- 左上の「メニュー(3本線アイコン)」をタップします。
- 「ダークモード: オン」をタップします。
- または、「設定」を選択して、外観で「ライトモード」、または「デバイスのデフォルト」を選択します。最下部までスクロールして「保存」をタップします。
以上の手順で、Googleのダークモードを解除できます。解除できたら、Googleのページを読み込み直してダークモードが解除されたことを確認してください。
方法4: 試験機能のオートダークモードを無効にする
Androidデバイスの場合は、PCと同様にChromeの試験機能であるオートダークモードを有効にできます。
そのため、ここまでの方法でChromeアプリのダークモードを解除できない場合は、試験機能のオートダークモードが無効になっているか確認してください。
Chromeアプリのダークモードを解除するには、以下の手順で操作してください。
- 「Chrome」アプリを起動します。
- アドレスバーに「Chrome://flags」と入力して移動します。
- 検索ボックスに「Auto Dark Mode」と入力します。
- 「Auto Dark Mode for Web Contents」が「Enabled」になっている場合は、「Disabled」に変更します。
- 右下に表示される「Relaunch」をクリックして再起動します。
以上の手順で、Chromeの試験機能のオートダークモードを無効にできます。設定を変更できたら、Chromeアプリのダークモードが解除されたことを確認してください。