iPhoneでは、設定アプリの「一般」→「iPhoneストレージ」からストレージの使用量や空き容量、データのカテゴリーごとの使用量などを簡単に確認することができます。
しかし、設定アプリのストレージの画面を開いても、「カテゴリーのサイズを計算中…」のまま読み込みマークが消えず情報が表示されないことがあります。
本記事では、iPhoneのストレージ情報が正常に読み込めない/表示されない時の対処法について詳しく紹介します。iPadで問題が発生している場合も、ほとんど同じ手順で対処できます。
この記事の内容
対処1: 設定アプリを強制終了する
設定アプリに一時的な不具合が発生していることが原因で、ストレージの情報が正常に読み込めないケースが考えられます。
そのため、設定アプリを一度強制終了してから再度開くことで、ストレージが正常に読み込める可能性があります。設定アプリを強制終了するには、以下の手順で操作してください。
- ホーム画面で画面下端から上方向にスワイプします。
- ホームボタンを搭載したモデルの場合は、「ホームボタン」を素早く２回タップします。
- 起動中のアプリ一覧が表示されたら、横方向にスワイプして「設定アプリ」を探します。
- 「設定アプリ」を上方向にスワイプして強制終了します。
上記の手順で設定アプリを強制終了できたら、ホーム画面で設定アプリを開き直して「一般」→「iPhoneストレージ」の順にタップして、ストレージの情報が表示されるようになったか確認してください。
設定アプリを強制終了してもストレージの情報が読み込み中のまま表示されない場合は、次の対処に進んでください。
対処2: iPhoneを再起動する
iPhoneのシステムに一時的な不具合が発生していることが原因で、ストレージの情報が正常に読み込まれず表示されないケースが考えられます。
そのため、iPhoneの電源を一度切ってから再起動することで、問題が解決する可能性があります。iPhoneを再起動するには、以下の手順で操作してください。
- 「サイドボタン」と「音量調整ボタン」を同時に長押しします。
- ホームボタンを搭載したiPhoneの場合は、「サイドボタン」を長押ししてください。
- 電源オフスライダーをドラッグします。
- 電源が切れたら「サイドボタン」を長押しして起動します。
iPhoneを再起動できたら、設定アプリを開いてストレージの情報が表示されるようになったか確認してください。
対処3: iPhoneを強制再起動する
iPhoneを通常の手順で再起動してもストレージの情報が読み込まれない場合は、強制再起動を行うと問題が解決する可能性があります。
強制再起動は、iPhoneの電源を完全に切ってデバイスに起きている問題をリセットすることができます。iPhoneを強制再起動するには、以下の手順で操作してください。
- iPhone(Face ID搭載)以降/8/SE 2nd:
- 「音量+ボタン」を押してすぐに離します。
- 「音量-ボタン」を押してすぐに離します。
- 「サイドボタン」を長押しして、Appleロゴが表示されたら離します。
- iPhone 7:
- 「スリープボタン」と「音量-ボタン」を同時に長押しします。
- Appleロゴが表示されたら両方のボタンを離します。
- iPhone 6s以前:
- 「スリープボタン」と「ホームボタン」を同時に長押しします。
- Appleロゴが表示されたら両方のボタンを離します。
iPhoneを強制再起動できたら、設定アプリを開いてストレージの情報が正常に読み込まれるようになったか確認してください。
対処4: ストレージの画面で3分以上待つ
iPhoneに多くのデータを保存してストレージの使用量が高い場合は、設定アプリのストレージ情報の表示の処理に時間が掛かることがあります。
そのため、設定アプリのストレージの情報を開いてから、少なくとも3分以上はそのまま待ってください。
しばらく待つとストレージ情報が表示される場合は、読み込みに時間が掛かっているだけでiPhone自体に問題はありません。しばらく待っても読み込みが完了しない場合は、別の原因が考えられるため次の対処に進んでください。
対処5: iOSを最新バージョンにアップデートする
iPhoneのシステムであるiOSのバージョンが古く不具合があることが原因で、ストレージの情報が正常に読み込まれないケースが考えられます。
そのため、ソフトウェアアップデートを実行して、iOSを最新バージョンにすることで問題が解決する可能性があります。ソフトウェアアップデートを実行するには、以下の手順で操作してください。
- 「設定」アプリを起動します。
- 「一般」をタップします。
- 「ソフトウェア・アップデート」をタップします。
- 新しいアップデート情報が表示されたら、「ダウンロードしてインストール」をタップします。
- パスコードの入力画面が表示された場合は、iPhoneのパスコードを入力します。
- 「今すぐインストール」をタップします。
iOSを最新バージョンにアップデートできたら、再度設定アプリを開いてストレージの情報が表示されるようになったか確認してください。
対処6: 不要なデータ・アプリを削除する
iPhoneのストレージの空き容量が不足していることが原因で、ストレージの情報が正常に読み込まれないケースが考えられます。
そのため、ストレージの空き容量が不足している場合は、不要な写真や動画、アプリなどを削除してストレージの空き容量を確保してください。
iPhoneのストレージの空き容量を確保する詳しい手順については、以下のページで紹介しているので併せて参考にしてください。
不要なデータやアプリを削除できたら、iPhoneを一度再起動してから設定アプリのストレージの画面を開いて、ストレージの情報が正常に読み込まれるようになったか確認してください。
対処7: iPhoneをPCに接続して同期する
iPhoneをPCに接続してiTunesまたはFinderで同期することで、ストレージの情報が表示されない問題が解決することを一部のユーザーが報告しています。
そのため、PCがある場合は、iPhoneをPCに接続して問題が解決しないか確認してみてください。iPhoneをPCに接続して同期するには、以下の手順で操作してください。
- WindowsのPCの場合は、最新バージョンの『iTunes』をダウンロードしてインストールしておきます。
- 既にiTunesをインストールしてある場合は、最新のバージョンにアップデートされていることを確認してください。
- Macの場合は、Finderを使用するためiTunesのインストールは不要です。
- iPhoneとPCをLightning-USBケーブルで接続します。
- iTunes/Finderの画面で、接続した「iPhone」を選択します。
- 必要に応じて同期するコンテンツタイプ(ムービーやブックなど)を選択して、「同期」のオン/オフを切り替えます。
- 「適用」をクリックして同期を開始します。同期が完了するまで待ちます。
iPhoneをPCに接続して同期が完了したら、iTunes/FinderのiPhoneの取り出しボタンを押してからiPhoneをPCから取り外します。
iPhoneをPCから取り出せたら、設定アプリを開いてストレージの情報が確認できるようになったか確認してください。
対処8: iPhoneをリセットする
全ての対処方法を試してもiPhoneのストレージが読み込めない場合は、システムに修復できない問題が発生していることが考えられます。
そのため、iPhoneをリセットして工場出荷時の状態に戻すことを検討してください。ただし、iPhoneをリセットすると全てのデータが消去されるため、事前にバックアップを取ってから行なってください。
iPhoneをリセットするには、以下の手順で操作してください。
- ホーム画面から「設定」を開きます。
- 「一般」をタップします。
- 「転送またはiPhoneをリセット」をタップします。
- 「すべてのコンテンツと設定を消去」をタップします。
- 確認画面が表示されるので、「iPhone/iPadを消去」をタップして初期化を行います。
- 初期化が完了したら初期設定を進めます。
- 「Appとデータ」画面が表示されたら、必要に応じて作成したバックアップからデータを復元します。
iPhoneをリセットしてバックアップの復元をできたら、初期設定を行なってください。初期設定が完了したら設定アプリのストレージの画面を開いて、正常にストレージの情報が読み込めるようになったか確認してください。