Windows10/Windows11には、USBセレクティブサスペンドという電力を節約する機能があります。自動で節電できるため便利な機能ではありますが、この機能が原因でUSBデバイスが正常に機能しないケースがあります。
今回は、Windows10/11のUSBの給電設定「USBセレクティブサスペンド」の無効手順について紹介します。
USBセレクティブサスペンドとは
USBセレクティブサスペンドは、Windows10に標準で搭載されている機能で、USBデバイスが一定時間使われない場合に、自動的にデバイスの電源をオフにする機能のことです。
USBセレクティブサスペンドの機能によって、パソコンの電力の消費量が抑えれるため、特にバッテリーを使うノートパソコンに有効な機能です。
この機能が有効になっていると、マウス、キーボード、Wi-Fi/Blootooth子機などのUSB経由で接続するデバイスに影響を与えるケースがあります。特にWindowsのスリープ解除時にUSB接続が復帰しないケースが多いようです。
「USBセレクティブサスペンド」の無効手順
USBセレクティブサスペンドの機能は、次の手順で無効化することができます。
- タスクバーの「Windowsマーク」を右クリックして「ファイル名を指定して実行」を選択します。
- 名前に「powercfg.cpl」と入力して「OK」をクリックします。
- 電源オプションの画面が開いたら、選択中の電源プランの右側にある[プラン設定の変更]をクリックします。
- [詳細な電源設定の変更]をクリックします。
- [USB設定]→[USBのセレクティブサスペンドの設定]の順にダブルクリックします。
- 「電源に接続:」の項目の[有効]をクリックして[無効]に変更します。
- 変更できない場合は、「現在利用できない設定の変更」をクリックしてから設定を変更して下さい。
- バッテリー駆動時にも無効にしたい場合は、「バッテリー駆動:」も無効にして下さい。
- 変更できない場合は、「現在利用できない設定の変更」をクリックしてから設定を変更して下さい。
- 「適用」、もしくは「OK」をクリックして設定を変更します。
以上で、Windows10/Windows11でUSBセレクティブサスペンドの機能を無効にすることができます。