Windows10を使っていて動作が重く感じた時に、メモリやCPU、ディスクの使用率や使用状況を確認すると原因が特定しやすいです。
Windowsが使用しているパソコンのメモリ・CPUの使用率/使用量はタスクマネージャーから確認できます。
今回は、Windows10でパソコンのメモリ、CPU、ディスクの使用率/使用量を確認する方法について詳しく紹介します。
方法1:タスクマネージャーの「パフォーマンス」で確認する
パソコン全体のメモリ・CPUの使用率/使用量を確認したい場合は、タスクマネージャーの「パフォーマンス」タブから確認します。
Windows10では次の手順で操作します。
- タスクバーのアイコンがないところで右クリックして「タスクマネージャー」を選択します。
- タスクマネージャーは「Ctrl + Shift + Esc」キー、または「Ctrl + Alt + Delete」キーの同時押しでも開きます。
- タスクマネージャーが簡易表示になっている場合は、「詳細」をクリックして表示を切り替えます。
- タスクマネージャーの「パフォーマンス」タブをクリックします。
- 画面の左側の「CPU」「メモリ」「ディスク」の項目で、それぞれの使用率を確認できます。
- 「CPU」、「メモリ」、「ディスク」の項目をクリックすると、より詳細な使用状況の数字、時系列グラフを確認できます。
- CPU
- CPUの使用率、速度、プロセス数、スレッド数、ハンドル数、稼働時間の項目をモニタリングすることができます。
- グラフには、60秒間のCPU使用率が表示されます。
- グラフを右クリックして「グラフの変更」→「論理プロセッサ」を選択すると、CPUの各コア別のグラフに切り替えることができます。
- メモリ
- メモリの使用量・使用率、利用可能量、コミット済み、キャッシュ済み、ページプール、非ページプールの値を確認できます。
- グラフには、60秒間のメモリの使用率が表示されます。
- ディスク
- ディスクのアクティブ時間、平均応答時間、読み取り速度、書き込み速度をモニタリングできます。
- グラフには、ディスクの読み取り/書き込みの要求時間とディスクアクセスの速度が表示されます。
- CPU
方法2:タスクマネージャーの「プロセス」で確認する
アプリケーションのプロセスごとのメモリ・CPUの使用率/使用量は、タスクマネージャーの「プロセス」タブから個別に確認することができます。
全体の使用率が高い場合は、「プロセス」タブから使用率の高いアプリケーションを特定できます。
- タスクバーのアイコンがないところで右クリックして「タスクマネージャー」を選択します。
- タスクマネージャーが簡易表示になっている場合は、「詳細」をクリックして表示を切り替える
- タスクマネージャーの「プロセス」タブを開いていることを確認します。
- 「CPU」、「メモリ」、「ディスクアクセス」の使用率を確認します。
- 右上に「CPU」「メモリ」「ディスク」の全体の使用率が表示されます。
- 「CPU」「メモリ」「ディスク」の項目をクリックすると、それぞれの使用率が高い順にプロセスを並び替えることができます。
使用率の高いプロセスを見つける際に便利です。 - プロセスを右クリックして「展開」を選択すると、より詳細なプロセスごとの使用率を確認できます。
- 右上に「CPU」「メモリ」「ディスク」の全体の使用率が表示されます。