新しいバージョンのMacでは、「Command+スペース」のショートカットキーを入力しても日本語入力に切り替えることができず、代わりに「Ctrl+スペース」を入力する必要があります。
この変更はUSキーボードを使用していると不便に感じ、従来のMacのようにCtrlキーではなくCommandキーで日本語入力に切り替えたいユーザーも多いと思います。
本記事では、MacでCommandキーを使って日本語入力に切り替える方法について紹介します。
入力切替はCommandからCtrlキーに変更に
従来のmacOSのデフォルト設定では、「Command + スペース」キーのショートカットで入力ソースを日本語と英語で変更することができました。
しかし、OS X El Capitan以降のバージョンではSpotlightの機能が「Command + スペース」キーに割り当てられたため、入力ソース切り替えのショートカットキーは「Ctrl + スペース」に変更されました。
入力切替をCtrlからCommandキーに入れ替える方法
新しいバージョンのmacOSを使用している場合でもショートカットキーの設定を変更することで、従来の「Command + スペース」のショートカットキーで日本語/英語を切り替えることができます。ただし、CommandのショートカットキーにはSpotlightの機能が割り当てられているため、入力ソースとSpotlightのショートカットキーを変更する必要があります。
入力ソースの切り替えキーをCtrlからCommandキーに入れ替えるには、以下の手順でショートカットキーの設定を変更してください。
- メニューバーの「Appleマーク」をクリックして「システム設定(システム環境設定)」を選択します。
- 「キーボード」を選択します。
- 「キーボードショートカット」のボタンをクリックします。
- macOS 12(Monterey)以前の場合は、「ショートカット」タブを開いてください。
- キーボードショートカットを設定する画面が開いたら、左メニューで「入力ソース」を選択します。
- 以下の項目のショートカットキーを変更します。キーコンビネーション部分をダブルクリックしてから新しいキーを入力して変更してください。
- 前の入力ソースを選択: Command + スペース
- 入力メニューの次のソースを選択: Command + Option + スペース
- 左メニューで「Spotlight」を選択します。
- 以下の項目のショートカットキーを変更します。キーコンビネーション部分をダブルクリックしてから新しいキーを入力して変更してください。
- Spotlight検索を表示: Ctrl + スペース
- Finderの検索ウィンドウを表示: Ctrl + Option + スペース
- 画面右下の「完了」をクリックします。
ショートカットキーの設定が変更できたら、Commandキーを押しながらスペースキーを押して入力方式を日本語/英語に変更できるようになったか確認してください。Spotlightを使用する場合は、Ctrlキーを押しながらスペースキーを押します。