iOS/iPadOSのアップデートができない・失敗する原因と対処法 – iPhone/iPad

iOS/iPadOSをアップデートする際に、いつまで経ってもアップデートが終了しなかったり、「アップデートを確認できません」とエラーが表示されてアップデートに失敗してしまうことがあります。

一見するとなぜエラーが発生したのかがわからないことが多いので、困ってしまうかもしれません。

この記事では、iPhone/iPadでiOS/iPadOSのソフトウェアアップデートができない時の対処法を紹介します。

アップデートが途中で止まったり、フリーズする場合は、次の記事を参考にして下さい。

iOS/iPadOSのアップデートに失敗する原因

  • 空き容量が不足している
  • ダウンロード中に回線が切断される
  • Apple側のアップデートサーバにエラーが発生している

主な原因は上記の通りです。iPhone/iPad本体に原因がある場合や回線に問題がある場合、さらにはサーバに問題がある場合など多種多様です。

もし、iOSのアップデートができない状況に陥った場合は以下の対処法を参考にしてみてください。

対処1: iPhone/iPadを再起動する

まずはiPhone/iPadを再起動してみましょう。ちょっとしたエラーが発生している場合などは、再起動するだけで直るので一度試してみましょう。

再起動の手順は次の通りです。

  1. サイドボタンと音量ボタンを同時に長押しします。
  2. 表示されるスライダを右方向にドラッグして電源を切ります。
  3. 電源が切れたらサイドボタンを長押しして起動します。

通常は上記の方法で再起動できますが、アップデート中にフリーズが発生している場合は以下の手順で強制的に再起動する必要があります。

  1. 音量UPボタンを押します。
  2. 音量DOWNボタンを押します。
  3. サイドボタンを長押しして電源を切ります。
  4. 電源が切れたらサイドボタンを長押しして起動します。

強制再起動は、iPhone/iPadが操作を受け付けなくなった場合に役立つので、覚えておいてください。

対処2: 必要な空き容量を確保する

アップデートに必要な容量が足りない場合は、「アップデートを確認できません」と表示されてアップデートすることができません。

そのため、エラーが発生した場合は以下の手順で空き容量を確認してください。

  1. 設定アプリを開きます。
  2. 「一般」をタップします。
  3. 「iPhoneストレージ」をタップします。
  4. 使用済みの容量が確認できます。
    • 色分けから使用量の多いデータのカテゴリーを把握することができます。
    • ストレージの画面の下には、アプリごとの使用量が表示されます。

数GB程度の空き容量しか確保できていない場合は、容量を多く使用しているデータを確認して、不必要なデータは削除しましょう。

主な空き容量を確保する方法は次の通りです。

方法1:いらない写真ファイルを削除する

不要な画像を削除して容量を確保する場合は、以下の手順で削除してください。

  1. 写真アプリを開きます。
  2. カメラロールをタップします。
  3. 削除したい画像を選択します。
  4. 削除ボタン(ゴミ箱アイコン)をタップします。

削除が完了すると使用可能な容量が増えるでしょう。

方法2:使わないアプリをアンインストールする

使わないアプリを削除して容量を確保する場合の手順は次の通りです。

  1. アンインストールしたいアプリのアイコンをロングタップします。
  2. 削除ボタン(✕印)をタップします。
  3. 「削除」と書かれたボタンをタップします。
  4. アンインストールが完了します。

アプリをアンインストールする場合は「使っていないものかつ容量が多いアプリ」をアンインストールするのがオススメです。

特にプレイしていないゲームアプリがある場合はアンインストールするのがいいでしょう。

その他のiPhoneのストレージの空き容量を増やす方法については、次のページでも詳しく解説しています。併せて参考にして下さい。

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作業が完了したら空き容量が必要な容量に達しているかを確認し、問題がなければアップデートを試してみてください。

対処3: インターネットに再接続する

モバイルデータ通信、もしくはWi-Fiに再接続することで、正常にアップデートができる場合があります。

再接続するには、機内モードをオンにしてからもう1度オフに戻す方法が簡単です。

対処4: Wi-Fiに接続してアップデートする

アップデート中に通信が遮断されたり、通信速度が異常に遅くなったりするとエラーになってアップデートができないことがあります。

またモバイル回線の場合は、設定によってはバックグラウンドでiOSのアップデート

そのため、iPhone/iPadをWi-Fiに接続した環境でアップデートすることをおすすめします。

Wi-Fiはモバイル回線より通信が安定しやすいので、通信に問題があると判断した場合はぜひ試してみてください。

対処5: Apple IDにサインインし直す

iPhone/iPadをApple IDにサインインし直すことで問題が解決できることがあります。

Apple IDのサインアウトとサインインは次の手順で行います。

  1. 「設定」アプリの「アカウント名」部分(最上部の項目)をタップします。
  2. 「サインアウト」をタップします。
  3. 「Apple IDのパスワード」を入力して「オフにする」をタップします。
  4. デバイスにコピーを残しておきたいデータを「オン」にします。
  5. 「サインアウト」→「サインアウト」の順にタップするとサインアウトが完了します。
  6. サインアウトできたら、「設定」アプリの「iPhoneにサインイン」をタップします。
  7. 「AppleID」と「パスワード」を入力して、画面の指示に従ってサインインを完了します。

Apple IDのに再サインインできたら、ソフトウェアアップデートを試してみて下さい。

対処6: 他のアップデート方法を試す

Apple公式のアップデートガイドにある通り、iPhone・iPadのアップデート方法は3つあります。

自動でアップデートができない時は、手動アップデートとiTunesを使ったアップデートを試してみてください。

方法1:手動でアップデートする

  1. 「設定」アプリを起動します。
  2. 「一般」→「ソフトウェア・アップデート」とタップして進みます。
  3. アップデートが可能であれば「ダウンロードとインストール」の項目が表示されるのでタップしてダウンロードを行います。
  4. ダウンロードが完了したら「今すぐインストール」をタップします。

方法2:パソコンとiTunesを使って手動でアップデートする

iPhone/iPad単体でOSアップデートをする際にエラーがでて失敗する場合、PCを使ってiTunes経由でのアップデートを試してみてください。

iTunesが最新版になっていない場合はiTunesのアップデートを行って下さい。

  1. パソコンを起動し、インターネットに接続します。
  2. iPhone/iPadをパソコンにUSBケーブルを使って接続します。
  3. iTunesを起動します。
  4. iTunes画面の左上にあるデバイスアイコンをクリックします。端末が複数表示された場合はアップデートを行いたい端末をクリックして選択します。
  5. iTunes上の左のリストから「概要」を選んでクリックします。
  6. 「アップデートを確認」をクリックします。
  7. 「ダウンロードしてアップデート」をクリックします。

パソコンにiTunesがインストールされていなければ『最新バージョンのiTunesにアップデートする - Apple』を参考にインストールを行って下さい。

iTunes経由でアップデートしているのにエラーが発生する場合は、逆にiPhone/iPad単体でアップデートを試して下さい。

対処7: Apple側で不具合が起きていないか確認する

空き容量に問題がないにも関わらず次のエラーが表示される場合は、Apple側のアップデートサーバーに障害が発生していることが考えられます。

  • アップデートを確認できません
  • アップデートを検証できません

『Appleのシステム状況』のページにアクセスして、AppStoreに障害が起きていないか確認しましょう。

Twitterで「Apple 障害」で検索することでも、Apple側に不具合が発生していないかユーザーのツイートで判断することができます。

障害が発生している場合は、時間を空けてからアップデートを再度試してみてください。

対処8: ダウンロード済みのアップデートファイルを削除する

ダウンロードしたiOSのアップデートファイルが破損していることが原因で、アップデート中にエラーが発生してしまうケースがあります。

アップデート中に問題が発生した場合は、ダウンロードしたデータを一旦削除することで問題が解決できることがあります。

次の手順に従ってダウンロード済みのアップデートファイルを削除してください。

  1. 「設定」アプリを起動します。
  2. 「一般」→「iPhone (iPad)ストレージ」とタップして進みます。
  3. 表示されたアプリ一覧の中から「iOS xx.x.x」という項目を探します。
  4. 該当項目があればタップし、「アップデートを削除」を選びます。
  5. 削除が完了したら再度アップデートを試してください。

アップデートファイルを削除できたら、再度iOS/iPadOSのアップデートを試してみてください。

対処9: 最新のiOS/iPadOSと互換性があるか確認する

最新のiOS/iPadOSが提供されているはずなのに、ソフトウェアアップデートを試しても「お使いのソフトウェアは最新です」と表示される場合は、次のページを確認して下さい。

使用しているiPhone/iPadのモデルが対象外だった場合、最新のiOSにアップデートすることができません。

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