OneDriveが保留中で同期できない・更新されない時の対処法 – macOS

MacでOneDriveの同期を行おうとすると「保留中」と表示され、同期がうまくできずファイルが更新できないケースがあります。

また、同期中になっていても、いつまで待っても同期やアップロードが完了しないトラブルが起こることがあります。

本記事では、macOSでOneDriveが保留中で同期できない・更新されない時の対処法について詳しく紹介します。

対処1: インターネット接続を確認

まずはインターネット接続をご確認ください。一時的に回線が不安定になることもあるため、既にインターネットに繋がっていても念の為再接続やルーターの再起動なども試してみてください。

また、OneDriveアプリの設定で通信速度制限オプションが有効になっている場合は、次の手順でこの設定を解除してください。

  1. OneDriveアプリを起動します。
  2. 画面上部のメニューバーにOneDriveアイコンが表示されるので、このアイコンをクリックします。
  3. OneDriveの動作状況が表示されます。「その他」をクリックし、「基本設定」を開きます。
  4. 「基本設定」ウィンドウが開きます。「ネットワーク」タブをクリックします。
  5. 「アップロード速度」「ダウンロード速度」の両方を「制限しない」に設定します。

対処2: ストレージ空き容量を確認

OneDriveとMac本体両方に十分な空きストレージがあることをご確認ください。どちらかが不足していると同期がうまくできない原因になります。

ストレージの空き容量を調べるには次の手順で操作します。

OneDrive

  1. 画面上部のメニューバーにあるOneDriveアイコンをクリックします。
  2. 「その他」をクリックしてから「基本設定」をクリックします。
  3. 「アカウント」タブをクリックします。
  4. 「XXGBのクラウドストレージを使用中」の表記を確認します。

OneDriveの空き容量が足りない場合は、次のいずれかの対処を行って下さい。

  • OneDriveから不要なファイルを削除して下さい。
  • OneDriveの「基本設定」→「アカウント」→「フォルダーの選択」から同期するフォルダ・ファイルを減らして下さい。
  • OneDriveのプランのアップグレードを検討します。

Mac本体

  1. 画面左上にあるアップルマークをクリックします。
  2. 「このMacについて」をクリックします。
  3. 「ストレージ」タブをクリックします。
  4. 「XXGB利用可能」の表記を確認します。

Mac本体の空き容量が足りない場合は不要なアプリやファイルなどを削除するか、OneDriveの「基本設定」から「ファイルオンデマンド」を有効にしてください。

対処3: セーフモードで実行する

起動中の他のアプリが不具合の原因になることがあります。セーフモードで起動した状態でOneDriveの同期を行ってみてください。

セーフモードの手順については次のリンク先の「セーフモードで起動する」の内容を参考にしてください。

対処4: アプリの設定をリセットする

アプリの設定をリセットすることで問題を解決できることがあります。次の手順で操作を行ってください。

  1. OneDriveアプリを終了します。上部メニューバーにあるOneDriveアイコンをクリックし、「その他」→「OneDriveを終了」を選択します。
  2. Finderを開き、アプリケーションフォルダを開きます。
  3. アプリケーションフォルダの中にある「OneDrive」アイコンを右クリックし、「パッケージの中身を表示」を選択します。
  4. 「Contents」フォルダを開きます。
  5. 「Resources」フォルダを開きます。
  6. Resourcesフォルダの中にある「ResetOneDriveApp.command」ファイルまたは「ResetOneDriveStandaloneApp.command」ファイルをダブルクリックします。
  7. これでアプリのリセットが行われます。すべて完了したらOneDriveアプリを再起動します。

再起動ができたら、正常に同期が始まるか確認します。

対処5: OneDriveアプリを再インストールする

OneDriveを一度アンインストールしてから最新版のアプリを再インストールしてみてください。

  1. アプリをアンインストールする前にアカウントのリンク解除を行います。画面上部のメニューバーにあるOneDriveアイコンをクリックし、「その他」→「基本設定」を開きます。
  2. 「アカウント」タブを開きます。
  3. 「このMacのリンクを解除」をクリックします。すると確認画面が表示されるので、もう1度「アカウントのリンク解除」をクリックします。
  4. リンク解除が完了したらアプリをアンインストールします。Finderでアプリケーションフォルダを開き、「OneDrive」アイコンをゴミ箱にドラッグアンドドロップします。
  5. アンインストールが完了したら『OneDriveの公式配布ページ』からインストーラをダウンロード・インストールします。

解決しない時は

  • 根本的な解決にはなりませんが、OneDriveからファイルを一時的に削除し、再アップロードすることで同期できるようになることがあります。
  • アプリからうまく同期できない場合は、ブラウザで『OneDrive』にアクセスして、ファイルのアップロード・ダウンロードを行ってみてください。
  • ブラウザからのアップロード・ダウンロードもできない場合は、ファイル本体に問題がないかご確認ください。
    • 長過ぎるファイル名やサイズの大きすぎるファイルは同期不具合の原因になります。
  • 解決が困難な場合はサポートの利用もご検討ください。
    • メニューバーのOnedriveアイコンをクリックし、「その他」→「フィードバックの送信」を選択することで問題の報告ができます。
    • 『OneDriveサポートへのメール送信』のリンクからサポートにメールを送信することができます。

関連ページ

WindowsやモバイルデバイスでのOneDriveの同期トラブルについてはこちらの記事をご参照ください。

コメント

  1. Zee より:

    はじめまして。 ひさしぶりにMacを使って、OneDriveの挙動が変になって困っていたのですが、このサイトの対処4、5で無事解決できました。 ありがとうございました。

  2. lilim より:

    macでの同期問題がクリアできず悩んでおりましたが対処4のおかげで治りました。ありがとうございます!

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