Macで標準のメールを使っている方は多いと思います。
ところが、最近になって「メールがなぜか送れない」「送れなくなってしまった」という声をよく聞くようになりました。
そんなMacでメールが送信できない時の簡単な解決方法についてご紹介します。
この記事の内容
Macでメールが送信できない原因
Macでメールが送信できない原因として考えられる原因は次の2つがあります。
- 送信サーバーの設定でSSLの認証がオンになっている
- メールアカウントがオフラインになっている
- OSのアップデートによって設定が勝手に書き変わっている
SSLがオンになっている
初めてMacのメールを設定してみて送信できない、というパターンはSSLの設定に原因がある場合が多いです。
SSLはサーバーが対応していない限り、オンにチェックしてしまうと送信することができません。
メールアカウントがオフラインになっている
メールアカウントがオフラインになっていると、メールを送信することができません。
また、メールアカウントの設定に問題があり、SMTPサーバーがオフラインになるケースもあります。
システムのアップデートで設定が変更されている
Macのシステムのアップデートによってメールの設定が変更されてしまい、メールを送信できなくなるケースがあります。
Macはシステムアップデート時に標準のメールの設定項目が増えて、誤った設定になってい場合があります。
Macでメールが送信できない時の解決方法
Macで送信できない場合は、送信メールサーバの設定項目を見直す必要があります。
送信メールサーバの設定は、メールの上部メニューの【メール】→【環境設定】から、【送信メールサーバー(SMTP)】→【SMTPサーバリストを編集】を選択します。
次の3つの設定項目を確認しましょう。
1、SSLの項目を確認する
詳細タブをクリックして、ポート番号の横にある『SSLを使用』のチェックが付いている場合は、チェックを外しましょう。
チェックを外したら、もう一度送信を試していましょう。
2、アカウントがオフラインになっていないか確認する
メールアカウント、またはSMTPサーバーがオフラインになっていることが原因で、メールを送信できないケースが考えられます。
メールアカウントがオフラインになっている場合は、以下の手順でオンラインにすることができます。
- 「メール」を起動します。
- 上部メニューの「メールボックス」をクリックします。
- 「すべてのアカウントをオンラインにする」を選択します。
- アカウントが複数ある場合は、「オンラインの状況」→「(メールアドレス)をオンラインにする」を選択することで個別にオンラインにできます。
メールアカウントをオンラインにできたら、メールが送信できるようになったか確認してください。
メールアカウントをオンラインにしても、SMTPサーバーがオフラインの場合は、以下のページの対処方法を併せて参考にしてください。
3、OSアップデートで追加されている項目を確認
Yosemite以降のOSにアップデートすると2つの項目が追加されて、勝手に設定が入ってしまいます。
同じく詳細タブの次の2つの設定を確認して、設定を変更しましょう。
アカウント設定を自動的に検出して管理 → オフ
「アカウント設定を自動的に検出して管理」という項目にチェックが入っていると、メールソフトが勝手に設定を探してしまいます。
正しい設定が自動で設定されればいいですが、メールサーバーによっては送信できない設定になってしまう場合があります。
こちらにチェックが入って送信できない場合は、チェックを一旦外して、メール設定を手動で設定してみてください。
セキュリティ保護されていない認証を許可 → オン
セキュリティ保護の許可がオフになっていると、暗号化に対応した接続しか許可されなくなってしまいます。
暗号化に対応した設定になっていない場合は、チェックをオンにして送信できないか試してみましょう。
妻が「ある時からメールが送れなくなった」と言っていましたが、
記事に書かれている、以下の三つの変更で、送れるようになりました。
・「接続設定を自動的に管理」をアンチェック
・「TLS/SSLを使用」をアンチェック
・「セキュリティ保護されていない認証を許可」をチェック
貴重な記事を本当にありがとうございました!
なお、記事に設定画面キャプチャが4つありますが、下の二つは、
説明とは異なる図になっているようです。細かいことで恐縮ですが、
説明と図が一致していると、より分かりやすいと思いました。
「ある時」がきっと、OSのアップデートだったのでしょうね。
素晴らしい記事をありがとうございました。