WindowsのPCやAndroidのスマホ・タブレットでChromeを使用していると、突然ウェブサイトから広告などの迷惑なプッシュ通知が頻繁に届くようになる場合があります。何度消しても通知が止まらないため、ウイルスの感染を心配する方も多いと思います。
この迷惑通知は、ウェブページにアクセスした際にサイトからの通知を誤って許可してしまっていることが主な原因です。
本記事では、Windows/AndroidでChromeの迷惑通知をブロックする方法について詳しく紹介します。頻繁に通知が表示されて消えない場合は参考にしてください。
この記事の内容
Windowsで迷惑通知をブロックする方法
WindowsでChromeを使用している場合は、迷惑通知が画面右下のアクションセンターに頻繁に表示されたり、Chrome上にポップアップとして表示されることがあります。
WindowsにChromeからの迷惑通知が表示されるようになった場合は、次のいずれかの方法で通知をブロックすることができます。
方法1: 特定のサイトからの通知を拒否する
Chromeのウェブサイトからの通知は、サイトごとに個別で許可したり拒否することができます。
そのため、誤って迷惑通知を許可してしまったウェブサイトの通知設定を変更することで通知をブロックすることができます。
特定のサイトからの通知を拒否するように変更するには、以下の手順で操作してください。
- 「Goolge Chrome」を起動します。
- 右上の「メニュー(3点アイコン)」をクリックします。
- 表示されたメニューから「設定」を選択します。
- 左ペインの「プライバシーとセキュリティ」を選択します。
- 右ペインの「サイトの設定」を選択します。
- 「通知」をクリックします。
- 「通知の送信を許可するサイト」のリストから「通知をブロックしたいウェブサイトのドメインURL」を探し、右側の「メニュー(3点アイコン)」をクリックします。
- リストに表示されるサイトドメインが多い場合は、右上の検索ボックスに「ドメインURL」を入力して検索してください。
- ウェブサイトのドメインURLは、送信されてきた通知に表示されています。
- 「ブロック」または「削除」を選択します。
- ブロックにしておくことで、再度同じサイトにアクセスした際に通知設定に関するポップアップが表示されなくなります。
以上の手順で、許可していたウェブサイトの通知をブロックすることができます。設定を変更できたら、迷惑通知が表示されなくなったか確認してください。
方法2: 全てのサイトからの通知を拒否する
Chromeの通知機能が普段から使用しておらず必要ない場合は、全てのサイトの通知を一括でブロックすることができます。
また、この設定を行っておけば、通知の確認ポップアップが表示されなくなるため、誤って迷惑通知を許可することを防止できます。
全てのウェブサイトの通知を拒否する場合は、以下の手順で設定を行ってください。
- 「Goolge Chrome」を起動します。
- 右上の「メニュー(3点アイコン)」をクリックします。
- 表示されたメニューから「設定」を選択します。
- 左ペインの「プライバシーとセキュリティ」を選択します。
- 右ペインから「サイトの設定」を選択します。
- 「通知」をクリックします。
- 「デフォルトの動作」内で「サイトに通知の送信を許可しない」を選択します。
以上の設定で、全てのウェブサイトからの通知がブロックされ、通知設定のポップアップが表示されなくなります。
方法3: サイトの設定を削除する
Chromeのサイトの設定を削除することで、全てのサイトの通知設定をリセットして迷惑通知を消すことができます。
この方法は、迷惑通知を送信するサイトが不明な場合に便利ですが、通知を許可しているサイトの設定も消える点に注意してください。
Chromeのサイトの設定を削除するには、以下の手順で操作してください。
- 「Goolge Chrome」を起動します。
- 右上の「メニュー(3点アイコン)」をクリックします。
- 表示されたメニューから「その他のツール」→「閲覧履歴を消去」を選択します。
- 「詳細設定」タブを開きます。
- 期間を「全期間」に変更します。
- 「サイトの設定」にチェックを入れて、「データを削除」をクリックします。
サイトの設定を削除できたら、Chromeからの迷惑通知が表示されなくなったか確認してください。
方法4: ポップアップとリダイレクトを無効にする
ウェブサイトからの通知をブロックする設定を行っても、特定のサイトにアクセスした際に広告などの迷惑なポップアップが表示される場合があります。
迷惑なポップアップ通知をブロックしたい場合は、Chromeの設定でポップアップとリダイレクトを無効にしてください。具体的な設定手順は以下の通りです。
- 「Goolge Chrome」を起動します。
- 右上の「メニュー(3点アイコン)」をクリックします。
- 表示されたメニューから「設定」を選択します。
- 左ペインの「プライバシーとセキュリティ」を選択します。
- 右ペインから「サイトの設定」を選択します。
- コンテンツ内の「ポップアップとリダイレクト」をクリックします。
- 「デフォルトの動作」内で「サイトにポップアップの送信やリダイレクトの使用を許可しない」を選択します。
- ウェブサイトごとに個別に設定したい場合は、「ポップアップの送信やリダイレクトの使用を許可しないサイト」の「追加」ボタンから、「サイトのドメインURL」を入力して追加してください。
ポップアップとリダイレクトを無効にできたら、サイトにアクセスして迷惑なポップアップが表示されなくなったことを確認してください。
方法5: 拡張機能をオフにする
ここまでの設定を行ってもウェブサイトからの通知がChromeに表示される場合は、インストールしている拡張機能に原因があることが考えられます。
そのため、インストールしている拡張機能を確認して、不要な機能を無効にしてください。拡張機能を無効化するには、以下の手順で操作します。
- 「Goolge Chrome」を起動します。
- 右上の「メニュー(3点アイコン)」をクリックします。
- 表示されたメニューから「その他のツール」→「拡張機能」を選択します。
- 拡張機能の一覧が表示されたら、「通知を表示している拡張機能」を探し、右下のスイッチを「オフ」に切り替えます。
- 拡張機能が不要な場合は、「削除」をクリックするとアンインストールできます。
拡張機能を無効化できたら、Chromeの迷惑通知が表示されなくなったことを確認してください。
方法6: WindowsでChromeの通知を拒否する
Windows側の設定でChromeの全ての通知をブロックすることもできます。この設定を行うことで、Chromeからの通知がアクションセンターに表示されなくなります。
ただし、拡張機能なども含めた全てのChromeの通知がアクションセンターに表示されなくなる点に注意してください。
Windowsの設定でChromeの全ての通知をブロックするには、以下の手順で操作してください。
- 「Windowsマーク」をクリックして「設定」を選択します。
- 「システム」をクリックします。
- 左ペインで「通知とアクション」をクリックします。
- 右ペインの「送信元ごとの通知の受信設定」のアプリ一覧で、「Google Chrome」のスイッチを「オフ」にします。
設定を変更できたら、アクションセンターにChromeの通知が表示されなくなったことを確認してください。
Androidで迷惑通知をブロックする方法
Androidデバイスでは、通知領域(ステータスバー)にChromeからの迷惑なプッシュ通知が大量に表示されることがあります。
Androidデバイスで迷惑通知が届くようになった場合は、以下のいずれかの方法で通知をブロックすることができます。
方法1: 特定のサイトからの通知を拒否する
Android版のChromeでも、ウェブサイトごとのプッシュ通知を個別に管理することができます。
そのため、誤ってウェブサイトからの通知を許可してしまった場合は、迷惑通知を送信しているサイトの通知設定を変更することでブロックできます。
特定のサイトからの通知を拒否するには、以下の手順で操作します。
- 「Chrome」を起動します。
- 「メニュー(3点アイコン)」をタップして「設定」を選択します。
- 「詳細設定」→「サイトの設定」をタップします。
- 「通知」をタップします。
- 「許可」のリストを展開して、ウェブサイトの一覧から「迷惑通知を送信しているウェブサイトのドメインURL」をタップします。
- ウェブサイトのドメインURLは、送信されてきた通知に表示されています。
- 権限の「通知」をタップして「ブロック」に変更します。
- または、「消去してリセット」をタップすると通知設定をリセットすることができます。
以上の手順で、特定のウェブサイトから届くChromeの迷惑通知をブロックすることができます。設定を変更できたら、通知領域に迷惑通知が届かなくなったか確認してください。
方法2: 全てのサイトからの通知をオフにする
ウェブサイトからの通知機能が不要な場合は、全てのサイトからの通知を一括でオフにすることもできます。
ただし、この方法は全てのサイトの通知を無効にするだけで、通知設定自体はそのまま残る点に注意してください。
全てのサイトからの通知を無効にするには、以下の手順で操作してください。
- 「Chrome」を起動します。
- 「メニュー(3点アイコン)」をタップして「設定」を選択します。
- 「通知」をタップします。
- サイトの項目内の「通知の表示」のスイッチを「オフ」に切り替えます。
以上の手順で、ウェブサイトからの通知が全て表示されなくなります。設定を変更できたら、迷惑通知が表示されなくなったことを確認してください。
方法3: サイトの設定を削除する
通知設定に登録されているウェブサイトが多く、迷惑通知を送信しているサイトが見つからない場合は、Chromeのサイトのデータを削除することを検討してください。
サイトの設定を削除することで、全てのウェブサイトの通知設定を一括でリセットすることができます。
Chromeのサイトの設定を削除するには、以下の手順で操作してください。
- 「Chrome」を起動します。
- 「メニュー(3点アイコン)」をタップして「履歴」を選択します。
- 「閲覧データを削除」をタップします。
- 「詳細設定」タブをタップします。
- 「期間」を「全期間」に変更します。
- 「サイトの設定」にチェックを入れて「データを削除」をタップします。
サイトの設定を削除できたら、Chromeからの迷惑通知が表示されなくなったことを確認してください。
方法4: 通知の確認をオフにする
Chromeの設定を変更することで、ウェブサイトにアクセスした際に表示される通知の確認を無効化することができます。
この設定を変更することで、誤操作で迷惑通知を許可してしまうことを防止できます。
全てのウェブサイトの通知確認をオフにするには、以下の手順で操作してください。
- 「Chrome」を起動します。
- 「メニュー(3点アイコン)」をタップして「設定」を選択します。
- 「詳細設定」→「サイトの設定」をタップします。
- 「通知」をタップします。
- 「通知: 通知を送信するかどうかの確認をサイトに許可する」のスイッチを「オフ」に切り替えます。
以上の設定で、通知の確認ポップアップが表示されなくなります。
方法5: AndroidでChromeの通知を拒否する
Android側の設定を変更することで、Chromeからの全ての通知をブロックすることもできます。
ただし、この設定を行うとウェブサイト以外のChromeの通知も全てブロックされる点に注意してください。
Androidの設定でChromeの通知をブロックするには、以下の手順で操作してください。
- 「設定」アプリを開きます。
- 「アプリと通知」をタップします。
- アプリの一覧から「Chrome」を探してタップします。
- アプリが見つからない場合は、「全てのアプリを表示する」をタップしてください。
- 「通知」をタップします。
- 「通知を表示」のスイッチを「オフ」に切り替えます。
以上の設定で、Chromeの通知が通知領域に表示されなくなります。Chromeからの迷惑通知が表示されなくなったことを確認してください。