多機能で高速と評判のドルフィンブラウザですが、「使っている最中に落ちる」「頻繁にクラッシュが起きて強制終了してしまう」という症状に悩まされている方が増えているようです。
そこで本記事ではスマホのドルフィンブラウザが落ちるトラブルの原因と対処法を紹介します。iPhone、Androidをお使いの方で同じような症状に悩まされている方の参考になればと思います。
この記事の内容
まずはドルフィンブラウザを更新してみる
まずスマホのOSとドルフィンブラウザを最新バージョンに更新してみましょう。
ドルフィンブラウザは以下の手順でアップデートすることができます。
「Playストア」アプリ→左上の「3本線」マークをタップ→「マイアプリ&ゲーム」→一覧から「ドルフィン」を探して「更新」をタップするか、「全てを更新」をタップします。
【iPhoneの場合】
「AppStore」アプリ→「アップデート」タブ→一覧から「ドルフィン」を探して「アップデート」ボタンをタップします。
アップデートが提供されていない場合は、「更新」「アップデート」のボタンは表示されません。
ドルフィンブラウザは、昔ほど更新頻度は高くないものの現在も時々更新が行われており、その都度安定性の改善が行われています。
アップデートがあった場合は、数日使ってみて突然落ちる現象が改善しないか確認してみてください。
ドルフィンブラウザが落ちる原因
アップデートを行っても直らない場合は、以下から当てはまりそうな原因がないか確認してみてください。
ブラウザが落ちる原因について解説した上で、それぞれの対処法について紹介します。
スマホ端末に問題がある
ドルフィンブラウザだけでなく、AndroidのChrome(iPhoneの場合はSafari)など別のブラウザを使用していても落ちるのであれば、メモリ不足やキャッシュデータの不具合が原因として考えられます。
スマホのキャッシュの削除やメモリの解放することで改善する可能性があります。
ドルフィンブラウザに問題がある
ドルフィンブラウザの広告をブロックする「アドブロック」という機能をオンにしているとブラウザがクラッシュするケースが多いようです。
またAndroidの場合は、ドルフィンブラウザの「アドオン」が原因の場合もあります。
開こうとしているウェブサイトに問題がある
特定のサイトを開こうとする時に落ちるのであればそのサイトのスクリプトなどが原因である場合があります。
ドルフィンブラウザの設定から、スクリプト・Flashの無効化を試します。
スマホ端末に問題がある
不要なデータが多く溜まった状態になるとブラウザの動作が遅くなったり止まってしまったりすることがあります。
まずはキャッシュの削除とメモリの開放を試してみるのがおすすめです。
ドルフィンブラウザのキャッシュ削除
キャッシュを削除するには以下の手順で操作します。この操作でブックマークやドルフィンブラウザの設定情報などが消えてしまうことはありません。
- ホーム画面またはアプリ一覧から「ドルフィン」を起動します。
- 画面中央下部にある「イルカ」アイコンをタップします。
- 「設定」アイコン(歯車アイコン)をタップします。
- 設定画面が開きます。一覧から「データの消去」を選んでタップします。
- (Androidの場合)
「キャッシュおよびサイトデータ」と「Cookie」の2つの項目にチェックを入れてから、「選択したデータを消去」をタップします。 - (iPhoneの場合)
「クッキーの消去」と「キャッシュメモリを消去」の2つにチェックを入れて「データの消去」をタップします。
しばらく待つとキャッシュとクッキーが削除されます。動作が安定するようになったか確認してみてください。
スマホのメモリ解放
次にスマホのメモリ解放を行います。メモリの解放とは、「使っていないアプリや機能を閉じてスマホ全体の動作を軽くする」ことを指すのですが、例えば以下のような操作が効果的です。
- 使っていないアプリを終了させる
- ドルフィンブラウザで開いているタブの数を減らす
- (Androidの場合)ホーム画面に設置しているウィジェットを減らす
- メモリ解放アプリを使用する
また、ストレージの使用量が100%に近い場合、空き容量を増やすことで動作が軽くなることがあります。不要なアプリやデータがあれば整理してみると効果があるかもしれません。
ドルフィンブラウザの設定に問題がある
他のブラウザは問題なく使えているのにドルフィンブラウザを使うと落ちる場合は、ドルフィンブラウザのアドブロックの設定とインストールしているアドオンを見直してみましょう。
アドブロックをオフにする
広告をブロックするアドブロック機能がオンになっているとブラウザが急に落ちてしまうケースが多いようです。
以下の手順でアドブロック機能をオフにしてみましょう。
- 「ドルフィン」ブラウザを起動します
- 「コントロールパネル」アイコン(パズルマーク)をタップ
- アドオンの「アドブロック」をオフにします
- 「ドルフィン」ブラウザを起動します
- 画面下部の「イルカ」アイコン→「設定」をタップ
- ブラウザ設定の「アドブロック」をオフにします
アドブロックの不具合は、アプリのアップデートで修正されるのを待つしかないので一旦オフにして使いましょう。
アドオンを無効にする(Androidの場合)
Android版をお使いの場合は、アドオンに原因がないか確認してみてください。1度アドオンの機能をすべてオフにし、動作が改善するか試してみます。
- 「ドルフィン」ブラウザを開きます。
- 「コントロールパネル」アイコン(パズルマーク)をタップします。もしくは画面の右端をスワイプしてメニューを引き出します。
- 「アドオン」の項目をすべてオフにします。
開こうとしているウェブサイトに問題がある
ウェブサイトにエラーが発生していることが原因でブラウザが強制終了してしまっていることも考えられます。
特定のページでブラウザが落ちる場合は、以下の手順でFlash、スクリプト、ポップアップを無効にしてみましょう。
Androidの場合
- 「ドルフィン」ブラウザを起動します。
- 画面下部の「イルカ」アイコンをタップし、続いて「設定」アイコンをタップします。
- 「一般」タブの中にある「Flashプレイヤー」の項目をオフにします。
- 「高度」タブの中にある「Javascriptを有効にする」をオフにします。
- 同じく「高度」タブの中にある「ポップアップウィンドウをブロック」をオンにします。
ただし、上記の設定を変更すると一部ウェブサイトがAndroidで正しく表示されなくなることがありますのでご注意ください。問題がある場合は、設定を元に戻して下さい。
iPhoneの場合
iPhoneの場合、Android版と比べて設定項目が少ないのでポップアップのみブロックするよう設定します。
- 「ドルフィン」ブラウザを起動します。
- 画面下部の「イルカ」アイコンをタップし、開いたメニューから「歯車」アイコンをタップします。
- 設定メニューの中にある「ポップアップを無効にする」の項目をオンにします。
それでも改善しない場合
残念ながらドルフィンブラウザはクラッシュの不具合報告が多く、設定を変更しても改善しない場合も多いです。
ドルフィンブラウザにしかない便利な機能は手放し難く、ドルフィンブラウザユーザーとしては、できることなら問題を解決して使い続けたいところです。
しかし上の方法を試しても効果がないようであれば、今後のアップデートで修正されるまで別のブラウザを使用するのが得策かもしれません。