iPhoneやAndroidのスマホのタッチパネルを特に操作していないのに画面が勝手に動いたり、意図していないところをタッチしていることになっているという現象が起きる時があります。
今回は、スマホの画面が勝手に動くときの原因と解消法について紹介します。
この記事の内容
1.キャッシュの溜まりすぎやアプリの同時起動
アプリを同時に起動しすぎたり、スマホにキャッシュが溜まりすぎてしまうと、タッチが正常に動作しなくなることがあります。
この現象が疑われる人は、まず、Webブラウザのキャッシュやアプリケーションキャッシュを削除してみましょう。
キャッシュを削除する場合は本体設定から一括削除ができるケースもあるので、アプリを使う前に本体設定のストレージからキャッシュを一括削除できるかの確認をしてみましょう。
また、アプリを入れすぎている場合、複数の同時起動でいっきに重くなってしまい、思った通りに動かなくなることがあるため、不要なアプリは停止してみましょう。
2.タッチする画面が汚れている
スマホの画面が汚れて油膜が残っていたり、タッチパネルの表面に水滴などがついていると、画面操作が誤作動することがあります。
まずは、ティッシュや専用の拭き取りシートでタッチパネルの汚れをとりましょう。
見えづらい汚れでも操作を妨げることがあるので、汚れていないからと言って清掃しないのではなく、定期的にスマホ画面の清掃はしましょう。
また、触れる指も汚れていたり、湿っていたりすると反応がおかしくなる場合があります。
3.指が乾燥している
iPhoneやAndroidは、静電容量方式タッチパネルが採用されており、表面の電界の変化によってタッチ操作をできるようにしています。
そのため、触る指が荒れていたり、乾燥しているとタッチパネル上の電界の変化が弱く、思ったように操作できないケースがあります。
対策としては、ハンドクリームなどを使って指を保湿することです。ただし、指が油分で汚れすぎると逆に反応が悪くなるため、日頃から指のケアを行っておきましょう。
4.保護シートが古くて劣化している
保護シートを長い期間使っているとシートの浮かび上がりが生じて、そこから汚れが液晶画面とシートの間に入り込んで、意図しない場所をタッチしたことになってしまうこともあります。
また保護シートに目立った気泡が見える場合も、タッチが不安定になる原因になります。
保護シートを1年以上使っていたり、保護シート自体が汚れている場合は交換する事を考えましょう。
5.手袋モードやエコモードになっている
スマホの機種によっては、タッチパネルの反応に影響を与える機能があります。
- 手袋モード・・・手袋をした状態でスマホを操作できるモード
- エコモード・・・省電力モードなど消費電力を抑えたモード
手袋モードは機能としてついている機種と無い機種がありますが、機能がオンになっている場合はオフにしましょう。
またエコモードにするとスマホの処理スピードが落ちるため、タッチによる速い動きに反応しないことがあります。
反応が気になる場合は、エコモードをオフにしてみましょう。
6.非正規品の充電器を使っている
iPhoneやAndroidの純正の充電器ではなく、非正規の充電器を使っているとスマホに予期しない動作が起きることがあります。
非正規の充電器を使っている場合は、純正品で充電するようにして症状が改善しないか確認しましょう。
充電器に限らず、充電に使っているケーブルも正規品を使うことをおすすめします。
7.OSが最新版ではない
OSの不具合で画面が勝手に動くことは滅多にありませんが、念のためiOS、もしくがAndroidを最新のバージョンに更新しておきましょう。
使っているスマホのOSのバージョンが古くないかを確認しましょう。
最新ソフトウェアが配信されていないかを確認したのち、配信されていたら更新してください。
8.ウイルスの感染
原因不明でスマホが勝手に動くといった症状が起きた場合に、考えられるのがウイルス感染です。画面が勝手に動く原因が分からない時は、セキュリティソフトでスキャンしてみましょう。
スマホのウィルス対策については、こちらの記事を参考にしてみてください。
ウイルス感染の形跡がなかった場合は、他の原因を疑いましょう。
9.タッチパネルの故障
ここまでの対処方法を行っても、タッチパネルが勝手に動く場合、タッチパネル自体の故障が考えられます。
また、iPhone、Androidのロジックボードとタッチパネルの接続に問題があると画面が勝手に動くケースがあるようです。
修理自体は自分で行うことは危険なので、AppleStore、もしくは携帯ショップに検査・修理を依頼してみましょう。