悪質なユーザーは、iPhoneやAndroidのスマホのLINEアカウントを乗っ取るために巧妙な手口で近づいてきます。
LINEアカウントが乗っ取られると友達にも被害が出る恐れや、相手の連絡手段がLINEしかなかった場合、連絡手段を失うことになります。
今回は、LINEアカウントの乗っ取りを避けるための設定・対策方法を6つまとめました。LINEアカウントの乗っ取り対策の参考にしてください。
この記事の内容
対策1:ほかのアカウントと同じパスワードを設定しない
TwitterやInstagramなど他のアカウントでも同じパスワードを使っていた場合は、異なるパスワードを設定するようにしましょう。
万が一ほかのサービスで使っているアカウント情報がハッキングなどにより盗まれた場合、その情報を用いて不正ログイン、アカウントの乗っ取りが発生する可能性があります。
LINEパスワードの変更手順
既に登録済みのパスワードを変更するには以下の手順で行います。
- LINEホーム画面右上の「歯車」アイコンをタップします。
- [アカウント]をタップします。
- [パスワード]をタップします。
- スマホ本体のロック解除に使っているパスワード入力します。
- 新しく設定するパスワードを入力(6~20文字)します。
以上で新しいパスワードを設定することができます。
PCやiPadでログインしていた場合は強制的にログアウトされますので、新しく設定したパスワードでログインし直すようにしてください。
対策2:他のデバイスでのログインを拒否する
LINEは、Android・iPhoneに関しては同時に同じアカウントでログインすることができませんが、PC版とiPad版には同時にログインして同期させることができます。
この同時にログインできる機能を悪用して、不正ログインの被害を受ける恐れがあります。
そのため、他のデバイスでログインすることがない場合は、他デバイスのLINEへのログインを拒否する設定にすることをおすすめします。
他デバイスのログインを拒否する設定手順
他デバイスのログインを拒否するには以下の手順で行います。
*設定を有効化にすると、ログイン中のAndroid・iPhoneでしかLINEが利用できなくなります。
- LINEホーム画面右上の歯車アイコンをタップします。
- [アカウント]をタップします。
- [ログイン許可]のチェックを外します。
以上で、PCなどほかデバイスからのLINEアカウントへのログインを拒否することができます。上記の設定をすることで、LINEにログインしているスマホが盗まれでもしない限り、不正にLINEアカウントが乗っ取られるリスクを減らすことができます。
対策3:パスコードロックを設定する
身近にいる人がこっそりLINEを開いて覗き見てくる可能性があります。
直接LINEを触られる場合、簡単にアカウントの乗っ取りができてしまうため非常に危険です。
LINEはそのようなことへの対策もできるように、LINEを開くためのパスワードを設定することができます。(アカウントのパスワードとはまた別物です)
パスコードロックの設定手順
LINEロック解除用のパスワード設定を行うには以下の手順で行います。
- LINEホーム画面右上の歯車アイコンをタップします。
- [プライバシー管理]をタップします。
- [パスコードロック]をタップします。
- 設定したいパスワードを入力(4桁の数字)します。
- スマホロックのパスワードとは全く違うものにするようにしてください。また、生年月日といった特定されやすいパスワードも避けるようにしましょう。
登録できるパスワードは4桁であるため、パスワード入力中の画面を覗き見られてしまうと簡単にばれてしまいます。ロック解除中はできるだけ見られないようにしましょう。
また、LINEが入っているスマホを自分以外の人が頻繁に使用することがある場合は、用途にもよりますが別のスマホを購入、またはレンタルして用意しておくのも有効な手段です。
対策4:友達以外からメッセージを拒否する
LINEはIDや電話番号を使ったり、グループチャットを経由して友達登録されていないアカウントに対してメッセージを送ることができます。
ですが、この機能を悪用してLINEアカウントを乗っ取ろうとする詐欺師が存在するため、何も考えずに甘い罠に引っかかってしまうとLINEが乗っ取られてしまう恐れがあります。
対策としては、メッセージが来ても絶対に相手にせずブロックすることですが、それ以上に確実な方法として「友達以外からのメッセージ受信を拒否する」という設定があります。
「友達以外からのメッセージ受信を拒否する」の設定手順
設定を有効化するには以下の手順で行います。
- LINEホーム画面右上の歯車アイコンをタップします。
- [プライバシー管理]をタップします。
- [メッセージ受信拒否]にチェックします。
以上で、友達登録していないアカウントからのメッセージが届かなくなり、アカウント乗っ取りのリスクを大きく減らすことができます。
騙されやすいという自覚がある人にはかなり有効な方法ですので、必ず設定しておきましょう。
対策5:アカウント引き継ぎ設定有効化時は速やかに移行する
アカウント引き継ぎ設定を有効化している間はかなりセキュリティ的に弱い状態になります。
簡単な本人認証などはありますが、悪意あるユーザーのデバイスにアカウントが移行された場合、取り戻すことができなくなってしまうため注意が必要です。
また、アカウント引き継ぎ設定を有効化してほしいというお願いは、たとえ友人からであっても絶対にこたえないようにしましょう。
対策6:重要な情報は他人に教えない
LINEアカウントの乗っ取りは、既に乗っ取られた別の友人を通じて行われることがあります。
そのため、知ってる友人だから大丈夫だろうと思ってパスワードなどの重要な情報を教えてしまうと、それが原因でアカウントが乗っ取られる可能性があります。
ですので、友人のLINEであっても次の3つのことを聞かれた際は基本的に拒否・無視するようにしましょう。
- メールアドレス
- パスワード(IDは公開されている情報なので問題ありません)
- アカウント引き継ぎ設定の有効化のお願い
もし上記の重要な情報をLINE経由で友人から聞かれた場合は、情報が必要な理由を直接本人に会って聞いてみるといいでしょう。