Windows10 – プリンタが未指定で右クリックや削除できない時の対処法

パソコンと一緒に持っておきたいのがプリンタです。プリンタが1台あれば、WordやExcelの画面を印刷できるので、区内で回す回覧や会社での会議でも役立ちます。

しかし、ある時からプリンタが未指定になってしまい、右クリックやプリンタのアイコン自体が削除できないことがあります。

本記事では、プリンタが未指定に分類されてしまい、右クリックや削除ができない時の対処法を紹介します。

対処1: プリンタ本体の電源を操作する

ネットワークに繋がっているプリンタの場合、状態が「オフライン」だと削除の操作ができない場合があります。

まずは、プリンタ本体の電源を入れ直して、プリンタの状態を「オンライン」に変えてみましょう。

その際、プリンタ本体に問題がある場合もあるので、電源を切り替えた時のプリンタの状態も確認しておきましょう。

対処2: プリンタドライバーをアンインストールする

プリンタのアイコンが反応しない場合は、プリンタドライバーを手動でアンインストールしてみましょう。手順は以下の通りです。

  1. スタートメニューを右クリックして「コントロールパネル」をクリックする
  2. 「プログラムと機能」をクリックする
  3. 削除するプリンタドライバーに関する、すべてのプログラムをアンインストールする
  4. コントロールパネルに戻り、「デバイスとプリンター」をクリックする
  5. 該当のプリンタアイコンをクリックし、ウィンドウ上部に表示される「デバイスの削除」をクリックする
  6. 別のプリンタアイコンをクリックし、ウィンドウ上部に表示される「プリントサーバープロパティ」をクリックする
  7. 「ドライバー」タブをクリックする
  8. 先ほどアンインストールしたプリンタドライバーをクリックして選択する
  9. 「削除」をクリックする
  10. 表示された画面で「ドライバーとパッケージを削除する」を選択し、「OK」をクリックする

これでプリンタドライバーが完全に削除されます。該当のプリンタを使用する予定がある場合は、もう一度最初からプリンタドライバーをインストールし直しましょう。

対処3: ポートを削除してみる

プリンタが使用しているポートを一旦削除することでも、問題が解決する場合があります。手順は以下の通りです。

  1. スタートメニューを右クリックして「コントロールパネル」をクリックする
  2. 「デバイスとプリンター」をクリックする
  3. どれでもいいのでプリンタアイコンをクリックし、ウィンドウ上部に表示される「プリントサーバープロパティ」をクリックする
  4. 「ポート」タブをクリックする
  5. 問題のプリンタに割り当てられているポートをクリックし、「ポートの削除」を選ぶ
  6. 「OK」をクリックする

ポートの削除が完了して、問題のプリンタ上で右クリックができるようになったら、プリンタの削除を試してみましょう。

対処4: 別のプリンタドライバーをインストールする

該当のプリンタとは別のプリンタドライバーをインストールさせることで、該当のプリンタの右クリックが反応する場合もあります。

別のプリンタドライバーは、同メーカーの近いモデル番号のプリンタードライバーを使うと正常にインストールできる場合があります。

ただし、この方法で改善することはありますが、必ずしも別のプリンタドライバーがインストールできるわけではないのでご注意下さい。

手順は以下の通りです。

  1. まずプリンタードライバーの削除行います。
  2. パソコンを再起動する
  3. 同メーカーの別のプリンタのドライバーを正常にインストールさせる
    • インストールが失敗する場合は、別のプリンタドライバーを試します。
  4. インストール途中でドライバーの選択肢が表示されたら「新しいドライバーを使う」を選択する
  5. 未指定だったプリンタが「プリンター」へ割り振られているのを確認する。
    • 割り振られていなかったら「1」からやり直し、他のプリンタドライバーをインストールさせる。
  6. 未指定で「プリンター」へ割り振られたプリンタを右クリックして、プリンタドライバーをそのプリンタ本来のドライバーに変更する

右クリックが反応したら、プリンタの削除やテスト印刷などを試してみましょう。

対処5: レジストリを削除してみる

Windows10をはじめとしたWindowsシリーズでは、存在しないネットワークプリンタが削除できないことがあります。

上記の対処法を試してみても右クリックや削除ができない場合は、レジストリエディタで問題のプリンタに関するデータを消してみましょう。

ただ、この方法はパソコン内部のプログラムを操作する方法なので、事前にバックアップをとっておきましょう。バックアップの方法は次のリンク先をご参照ください。

レジストリエディタでの操作方法は以下の通りです。

  1. スタートメニューを右クリックして「ファイル名を指定して実行」をクリックする
  2. 「名前」のボックスに「regedit」と入力して「OK」をクリック
  3. 「ユーザーアカウント制御」の画面が表示されたら「はい」をクリックする
  4. 左側の小さい枠から「HKEY_CURRENT_USER」のフォルダを展開する
  5. 「Printers」のフォルダを展開する
  6. 「Connections」以下にある問題のプリンタのキーを削除する

キーを削除したら、一度「デバイスとプリンター」画面を表示して問題のプリンタの状態を確認しましょう。

「未指定」にあったプリンタが「プリンター」として認識され、オンライン表示になっていれば問題ありません。改めて使用したい場合は、再度プリンタドライバーをインストールし直しましょう。

対処6: プリンタ自体を買い替える

上記の対処方法でもプリンタが未指定のままで右クリックや削除ができない場合、古いプリンタだったらプリンタ自体を買い替えるという方法もあります。

ただ、買ったばかりのプリンタだという場合は、購入した店舗や修理業者に依頼してみると問題が解決することもあります。プリンタの状態によって臨機応変に対応しましょう。

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