最近のAndroidのスマホでは、充電ポートにUSB Type-Cが使用されているケースが多くなってきました。
しかし。スマホを長く使用しているとUSB Type-Cポート(充電ポート)にケーブルを差し込んだ時に、ぐらぐらする・充電できないといった問題を起きるケースがあります。
本記事では、USB Type-Cのポートで接触不良が起きた時の対処法を紹介します。
ケーブルのぐらぐらは必ずしも端子の故障とは限らないため、誰でもできる簡単なメンテナンス方法で改善することも少なくありません。修理に出したり本体を買い替えたりする前に、紹介する方法を試してみてください。
この記事の内容
USB Type-Cの耐久性について
USB Type-Cの着脱耐久回数は約10000回と言われています。
従来のスマホによく使われていたMicro USBと比較すると耐久性は上がっているのですが、日常的に利用するスマホ用となるとまだ十分な強度があるとは言えず、思いの外早く劣化してしまうことも多いです。
USB Type-Cの劣化を防ぐには、具体的に次のような対策が考えられます。
- エアダスター等を使ってこまめに充電ポート内を掃除する
- 持ち運びしながら充電しないようにする(モバイルバッテリー等)
- 充電しながらスマホを利用しない
- (スマホが対応している場合は)ワイヤレス充電を活用する
対策方法はいくつかありますが、日頃から丁寧に端子周りを取り扱うようにすることで長持ちさせることができます。
続いては、USB Type-Cの接触不良が起きたり、接続が緩くなった時の対処方法を順に紹介します。
対処1: ポート内を清掃する
USB Type-Cの接触不良が起きた時、原因として意外と多いのがポート内に溜まった細かいゴミやホコリです。
そのため、まずはポート周りの掃除を試してみてください。ポートの掃除は次のように行います。
- 作業を始める前にスマホの電源を切っておきます。
- 爪楊枝等の先の細い棒を使ってポートの中のゴミを取り出します。
- 先端で内部を傷つけそうであれば、メガネ拭きのような柔らかい布を先端に巻いて使用するか、100円ショップ等で売られているクラフト用または化粧用の精密綿棒を使うのがおすすめです。
- ただしティッシュ等、細い繊維が残る布は逆にゴミが溜まることがあるため使用しない方が良いでしょう。
- エアダスターを使って細かいゴミを吹き飛ばします。
- 息を吹きかけると水分が残り劣化の原因になるため、必ずエアダスターを使用してください。
対処2: ケーブルを交換する
スマホなどのデバイス本体側のUSB-C端子ではなく、ケーブル側の端子の劣化が原因でぐらぐらし始めることがあります。
特に非純正のケーブルを使用している場合に多いため、充電ケーブルを純正のケーブルに交換してみてください。
また、できれば新品の純正ケーブルに交換して接続してみることをおすすめします。
対処3: USB-Cのクリップを調整する
USB-Cの差込口のクリップ部分が変形していることが原因で、USB-Cの接続が緩くなっているケースがあります。
ケーブル側のUSB-Cの差込口の内部の両端には、接続を固定するためのクリップが付いています。
USBの接続が繰り返されると、このクリップが外側に開いてしまい、接触不良を起こしている場合があります。
そのため、爪楊枝もしくは、裁縫針を使って左右の端にあるクリップを少しだけ内側に調整してみて下さい。(クリップはケーブル側にしかありません。)
ただし、クリップをあまり動かしすぎると破損することもあるため、慎重に作業を行って下さい。
対処4: 接点復活剤を使う
端子にこびりついた汚れやサビが接触不良の原因の場合は接点復活剤を使うと効果的です。
精密綿棒等を使用して、端子部分を拭き取るように塗布してみてください。接点復活剤の入手が困難であれば除光液でも代用可能です。
対処5: 修理に出す
ここまでに紹介したメンテナンス方法でUSB-Cの接続が改善しない場合は、デバイス側の端子や内部の基盤が破損してしまっていることが考えられます。
デバイス側の故障が考えられる場合は、修理が必要になるためメーカーへスマホの診断と修理を依頼して下さい。本体の購入時期やキャリアの加入サポートプランによっては、補償サービスにより安価で修理を受けられることもあります。
また、街中のスマホ修理店でも修理を依頼こともできます。メーカー修理の料金が高額な場合や、早めに対応してもらいたい場合は近くの修理店を検討してみてください。
自己修理は避けたほうが良い
機種によっては自分でUSB-Cの端子を交換して修理することもできます。
ただし、次のような理由から自分で修理することはおすすめしません。
- 交換用のパーツを入手する必要がある
- 自力で修理する場合、スマホを分解して故障したパーツを交換することになりますが、そのためにはスマホの機種に合った専用の交換パーツを用意する必要があります。
- パーツはAmazonや各種オンラインストアで購入できることもありますが非正規品が多く、必ずしも正常に動作するとは限りません。
- デバイスの機種によっては分解が難しい
- 背面カバー・ネジ・ハンダ等の取り外しに専用の器具が必要になることがあります。
- スマホ本体の構造や分解手順は機種により異なるため、もし実際に自力修理を行うのであれば事前にしっかり情報収集しておくことが大切です。
- パーツ交換で直らないケースもある
- 故障部分は必ずしもコネクタパーツ本体とは限りません。
- 例えば、ケーブルの差し込みによる負担が原因でコネクタを留めている基盤側が破損してしまっていて、充電ができない・ケーブルがゆるいといった問題が発生するケースもあります。
自力での修理は失敗するリスクも高いため、本記事で紹介した対処法で改善しない場合は、メーカーに修理を依頼することをおすすめします。
まじでありがとう。
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