Windows10に標準搭載されているカレンダーアプリ(メール/カレンダー)は、他のデバイスと予定を同期できるため便利です。
しかし、アカウントを設定してもカレンダーの予定が同期されず表示されなかったり、カレンダーにこれまで表示されていた予定が突然消えてしまうケースがあります。
本記事では、Windows10のカレンダーアプリで予定が表示されない時の対処法について詳しく紹介します。
この記事の内容
対処1: アカウントの同期を再度オンにする
カレンダーアプリに登録しているアカウントの同期設定に一時的な問題が起きていることが原因で、カレンダーの予定が正常に表示されないケースが考えられます。
上記の問題は、カレンダーアプリのアカウントの同期設定をオフにしてから再度オンにすることで解決することができます。
カレンダーアプリのアカウントの同期設定を切り替えるには、以下の手順で操作してください。
- 「Windowsマーク」をクリックして、アプリ一覧から「カレンダー」を選択します。
- カレンダーアプリが起動したら、左下の「設定(ギアアイコン)」をクリックします。
- 「アカウントの管理」をクリックします。
- 「予定を同期するアカウント」をクリックします。
- 「メールボックスの同期の設定を変更」をクリックします。
- 同期オプション内の「予定表」のスイッチを「オフ」に切り替えます。
- 「予定表」のスイッチを再度「オン」に切り替えます。
- 「完了」をクリックします。
- 「保存」をクリックして完了です。
カレンダーアプリのアカウントの同期設定を再度有効化できたら、カレンダー上に予定が正常に同期されるか確認してください。同期設定を切り替えても予定が表示されない場合は、次の対処方法に進んでださい。
対処2: アカウントを一旦削除して再度登録する
カレンダーアプリのアカウントの同期設定を再度有効化しても予定が表示されない場合は、アカウントを一旦削除して再度登録することで問題が解決する可能性があります。
カレンダーアプリで登録したアカウントを削除してから再度登録するには、以下の手順で操作してください。
- 「Windowsマーク」をクリックして、アプリ一覧から「カレンダー」を選択します。
- カレンダーアプリが起動したら、左下の「設定(ギアアイコン)」をクリックします。
- 「アカウントの管理」をクリックします。
- 「予定を同期するアカウント」をクリックします。
- 「このデバイスからアカウントを削除」をクリックします。
- 補足: カレンダーに登録しているアカウント情報が削除されるだけで、アカウント自体は削除されません。
- 右下の「削除」をクリックします。
- アカウントの削除が完了したら「アカウントの追加」をクリックします。
- アカウントの種類を選択して、アカウント情報を入力してログインします。
- アカウントにログインできると「アカウントの管理」内にアカウントが表示されます。
以上の手順で、カレンダーアプリにアカウントを再登録することができます。アカウントを再登録できたら、カレンダー上に予定が表示されたことを確認してください。
対処3: カレンダーアプリをリセットする
カレンダーアプリの設定に問題が起きていることが原因で、アカウントの予定が正常に同期されずに表示されないケースが考えられます。
そのため、カレンダーアプリの設定をリセットすることで問題が解決する可能性があります。ただし、カレンダーアプリの設定をリセットすると、アカウントを再登録する必要がある点に注意してください。
カレンダーアプリの設定をリセットするには、以下の手順で操作してください。
- 「Windowsマーク」をクリックして「設定」を選択します。
- 設定ウィンドウが表示されたら、「アプリ」をクリックします。
- 左ペインの「アプリと機能」をクリックします。
- 右ペインのアプリ一覧で、「メール/カレンダー」を選択して「詳細オプション」をクリックします。
- 下にスクロールして「リセット」をクリックします。
- ポップアップが表示されたら再度「リセット」をクリックします。
- チェックマークが表示されたらリセットは完了です。
カレンダーアプリのリセットが完了したら、カレンダーアプリを起動して『対処2: アカウントを一旦削除して再度登録する』と同じ手順で再度アカウントを登録してください。
アカウントを再登録できたら、カレンダー上に予定が正常に表示されたか確認してください。
対処4: ストアアプリのトラブルシューティングツールを実行する
Windowsには、ストアアプリの問題を自動で検出して修正するトラブルシューティングツールが実装されています。
そのため、カレンダーアプリの設定やリセットを行っても予定が表示されない場合は、ストアアプリのトラブルシューティングツールを実行してみてください。
ストアアプリのトラブルシューティングツールを実行する手順は以下の通りです。
- 「Windowsマーク」をクリックして「設定」を選択します。
- 設定ウィンドウが表示されたら、「更新とセキュリティ」をクリックします。
- 左ペインの「トラブルシューティング」を選択します。
- 右ペインで、「追加のトラブルシューティング」をクリックします。
- 一覧から「Windowsストアアプリ」を選択し、「トラブルシューティングツールの実行」をクリックします。
- トラブルシューティングウィザードに従って問題の検出と修正を実行します。
- プロセスが終了したらウィザードを閉じて完了です。
トラブルシューティングツールの実行が完了したら、メール/カレンダーアプリを起動して予定が正常に表示されたか確認してください。
対処5: カレンダーアプリを再インストールする
カレンダーアプリのアプリケーションファイルが破損していたり、バージョンが古いことが原因で、予定が正常に表示されないケースが考えられます。
そのため、カレンダーアプリを一度アンインストールしてから、最新版を再インストールすることで問題が解決する可能性があります。
カレンダーアプリを再インストールするには、以下の手順で操作してください。
- 「Windowsマーク」をクリックして「設定」を選択します。
- 設定ウィンドウが表示されたら、「アプリ」をクリックします。
- 左ペインの「アプリと機能」をクリックします。
- 右ペインのアプリ一覧で「メール/カレンダー」を選択し、「アンインストール」をクリックます。
- 確認ポップアップが表示されたら、「アンインストール」をクリックします。
- アンインストールが完了したら、「Windowsマーク」をクリックして、アプリ一覧から「Windows Store」を選択します。
- Windows Storeが起動したら、検索バーに「カレンダー」と入力して「メール/カレンダー」のダウンロードページにアクセスします。
- 「インストール」をクリックして、アプリのインストールを実行します。
以上の手順でカレンダーアプリを再インストールすることができます。カレンダーアプリを再インストールできたら、アカウントを再設定して予定が正常に反映されるか確認してください。
対処6: インターネットの接続を確認する
カレンダーアプリの予定はインターネット経由でアカウントと同期されるため、PCがインターネットに接続されていないと予定が同期されません。
そのため、PCがインターネットに接続されていることを確認してください。インターネットの接続を確認するには、ブラウザで適用なWebサイトを開いて正常に表示されるかで判断できます。
PCのインターネット接続に問題がある場合は、以下のページの対処方法を参考にしてください。
対処7: 登録しているアカウントを確認する
カレンダーアプリに誤ったアカウントを登録していることが原因で、予定が表示されないケースが考えられます。
そのため、カレンダーアプリに登録しているアカウントが、予定を同期しようとしているアカウントと一致していることを確認してください。
また、カレンダーアプリが登録しているアカウントの同期をサポートしていないケースも考えられます。カレンダーアプリが現在同期をサポートしているアカウントは、Outlook.com、Office365(またはExchange)、Google、iCloudです。
カレンダーアプリがアカウントの同期をサポートしていない場合は、サポートされているアカウントを使用することを検討してください。