AndroidのスマホやタブレットでLINEやTwitterのアプリを使用していると、アプリアイコンに表示される通知バッジ(ドット)の数字が消えないトラブルが起きることがあります。
アプリアイコンのバッジに表示される通知数は、通常であれば未読のメッセージなどを確認することで消えますが、確認しても数字が消えない場合があります。
本記事では、Androidでアプリの通知数が消えない/おかしい時の対処法についてLINEとTwitterを例に解説します。
この記事の内容
- 対処1: 未読のメッセージ・通知を確認する
- 対処2: 通知ドットを無効にしてから有効にする
- 対処3: Androidデバイスを再起動する
- 対処4: アプリのキャッシュを削除する
- 対処5: アプリを無効にしてから有効にする
- 対処6: アプリを最新バージョンにアップデートする
- 対処7: ランチャーアプリのキャッシュを削除する
- 対処9: アプリデータを削除してアカウントに再ログインする
- 対処8: ブラウザまたは別デバイスでログインする
- 対処10: アプリを再インストールする
- 対処11: インターネット接続を確認する
- 対処12: BadgeProviderのキャッシュを削除する
- 対処13: サービスに障害が起きていないか確認する
- 対処14: アプリの通知バッジを無効にする
対処1: 未読のメッセージ・通知を確認する
単純にアプリ内で未読のメッセージや通知が残っていることが原因で、アプリアイコンの通知数が消えないケースが考えられます。
アプリアイコンのバッジに表示される通知数は、アプリによっては未読メッセージだけでなく通知やDM、フォローリクエストなどが含まれる場合があります。
そのため、アプリを開いて未読のメッセージやその他の通知がないか確認してください。未読のメッセージ・通知の確認手順はアプリによって異なります。LINEやTwitterの場合は以下の手順で確認できます。
- LINEの場合:
- トークの確認: 「トーク」タブを開いて、「未読数のバッジが表示されているトーク」をタップして確認します。
- Twitterの場合:
- 通知の確認: 「通知」タブを開いて、通知一覧を上から下方向にスワイプします。
- DMの確認: 「DM」タブを開いて、DM一覧を上から下方向にスワイプします。
- フォローリクエストの確認: 左上の「アカウントアイコン」→「フォローリクエスト」の順にタップし、承認(チェックアイコン)または拒否(バツアイコン)を選択します。
- サブアカウントの確認: 左上の「アカウントアイコン」→上部の「サブカウントのアイコン」をタップして切り替え、通知・DM・フォローリクエストを上記の手順で確認します。
未読のメッセージと通知を全て確認できたら、ホーム画面に戻ってアプリの通知数のバッジが消えたか確認してください。全ての未読のメッセージと通知を確認してもアプリアイコンの通知数のバッジが消えない場合は、以降の対処方法を試してください。
対処2: 通知ドットを無効にしてから有効にする
Androidのアプリの通知ドット機能に問題が起きてることが原因で、アプリアイコンの通知数が消えないケースが考えられます。
そのため、アプリの通知ドットを一度無効にしてから有効に戻すことで、問題が解決する可能性があります。通知ドットを無効にしてから有効にするには、以下の手順で操作します。
- 「設定」アプリを開きます。
- 「アプリ(またはアプリと通知)」をタップします。
- 「X個のアプリをすべて表示」をタップします。
- アプリ一覧で「通知数が表示されないアプリ(LINE、Twitterなど)」をタップします。
- 「通知」をタップします。
- 「通知ドットを許可」のスイッチを「オフ」に切り替えます。
- 数秒待ってから、「通知ドットを許可」のスイッチを「オン」に戻します。
または、全てのアプリの通知ドットの設定を一括で切り替えることもできます。複数のアプリの通知数が消えない状態の場合は、以下の手順で全体の通知ドットの設定を切り替えてみてください。
- 「設定」アプリを開きます。
- 「通知」をタップします。
- 「アプリアイコン上の通知ドット(または通知ドットの許可)」のスイッチを「オフ」に切り替えます。
- Galaxyの場合は「詳細設定」をタップして「アプリアイコンのバッジ」のスイッチを「オフ」に切り替えてください。
- 数秒待ってから、「アプリアイコン上の通知ドット(または通知ドットの許可)」のスイッチを「オン」に戻します。
通知ドットを無効にしてから有効に戻せたら、ホーム画面に戻ってアプリアイコンの通知数バッジが消えたか確認してください。
対処3: Androidデバイスを再起動する
Androidのシステムに一時的な不具合が発生していることが原因で、アプリアイコンの通知数バッジが消えないケースが考えられます。
そのため、Androidデバイスを一度再起動することで、通知数の問題が解決する可能性があります。デバイスをするには、以下の手順で操作してください。
- デバイスの「電源ボタン」を長押しします。
- 電源オプションが表示されたら「再起動」をタップします。
デバイスが再起動したら、ホーム画面でアプリアイコンの通知数が正常に消えたか確認してください。
対処4: アプリのキャッシュを削除する
アプリのキャッシュデータに問題が起きていることが原因で、アプリアイコンの通知数バッジが消えないケースが考えられます。
そのため、アプリのキャッシュデータを削除してリセットすることで、通知数の問題が解決する可能性があります。アプリのキャッシュを削除するには、以下の手順で操作してください。
- 「設定」アプリを開きます。
- 「アプリ(またはアプリと通知)」をタップします。
- 「X個のアプリをすべて表示」をタップします。
- アプリ一覧で「通知数が表示されないアプリ(LINE、Twitterなど)」をタップします。
- 「強制終了」をタップしてアプリを閉じます。
- 「ストレージ」をタップします。
- 「キャッシュを削除(消去)」をタップします。
アプリのキャッシュを削除できたら、アプリを開いてからホーム画面に戻りアイコンの通知数の問題が解決したか確認してください。
対処5: アプリを無効にしてから有効にする
アプリに一時的な不具合が発生していることが原因で、アプリアイコンの通知数バッジが消えないケースが考えられます。
そのため、通知数がおかしいアプリを一度無効にしてから有効化することで問題が解決する可能性があります。アプリを無効にしてから有効にするには、以下の手順で操作してください。
- 「設定」アプリを開きます。
- 「アプリ(またはアプリと通知)」をタップします。
- 「X個のアプリをすべて表示」をタップします。
- アプリ一覧で「通知数が表示されないアプリ(LINE、Twitterなど)」をタップします。
- 「無効にする」をタップします。
- 確認ポップアップが表示されたら、「無効にする」をタップします。
- アプリを無効にできたら、「有効にする」をタップします。
アプリを無効にしてから有効にできたら、ホーム画面に戻ってアプリアイコンの通知数が消えたか確認してください。
対処6: アプリを最新バージョンにアップデートする
アプリのバージョンが古く不具合があることが原因で、アプリアイコンの通知数バッジが消えないケースが考えられます。
そのため、アプリが最新バージョンになっているかアップデートを確認してください。アプリを最新バージョンにアップデートするには、以下の手順で操作します。
- 「Google Playストア」を開きます。
- 右上の「アカウントアイコン」をタップします。
- 「アプリとデバイスの管理(マイアプリ&ゲーム)」をタップします。
- 「通知数が表示されないアプリ(LINE、Twitterなど)」のアップデートが利用可能の場合は、「更新」をタップします。
アプリを最新バージョンにアップデートできたら、アイコンの通知数が消えない問題が解決したか確認してください。
対処7: ランチャーアプリのキャッシュを削除する
Androidではランチャーアプリによってアプリの通知数バッジが管理されており、ランチャーアプリのキャッシュに問題が起きて通知数バッジが消えない問題が起きることがあります。
そのため、ランチャーアプリのキャッシュを一度削除することで問題が解決する可能性があります。ランチャーアプリのキャッシュを削除するには、以下の手順で操作してください。
- 「設定」アプリを開きます。
- 「アプリ(またはアプリと通知)」をタップします。
- 「X個のアプリをすべて表示」をタップします。
- アプリの一覧から「ランチャーアプリ(AQUOS Home、Galaxyホーム、Xperiaホームなど)」を探してタップします。
- アプリが見つからない場合は、「3点アイコン」→「システムアプリを表示」をタップしてください。
- 「ストレージ」をタップします。
- 「キャッシュを消去(削除)」をタップします。
ランチャーアプリのキャッシュを削除できたら、Androidデバイスを再起動してアプリアイコンの通知数が消えたか確認してください。
対処9: アプリデータを削除してアカウントに再ログインする
アプリのアプリデータやアカウントのログイン状態に問題が起きてることが原因で、アプリアイコンの通知数バッジが消えないケースが考えられます。
そのため、アカウントのアプリデータを一度削除して再ログインすることで、問題が解決する可能性があります。ただし、LINEなどの一部のアプリはアプリデータを削除するとトーク履歴などのデータが消えてしまう点に注意してください。消えて困るデータがある場合は、他の方法を試すかバックアップを取ってから行ってください。
アプリデータを削除してアカウントに再ログインするには、以下の手順で操作してください。
- 「設定」アプリを開きます。
- 「アプリ(またはアプリと通知)」をタップします。
- 「X個のアプリをすべて表示」をタップします。
- アプリ一覧で「通知数が表示されないアプリ(LINE、Twitterなど)」をタップします。
- 「ストレージ」をタップします。
- 「データを消去(削除)」をタップします。
- 注意: LINEの場合はトーク履歴が削除される点に十分注意してください。
- 確認ポップアップが表示されたら「削除」をタップします。
- 「通知数が表示されないアプリ(LINE、Twitterなど)」を開いて、アカウントに再ログインします。
アプリデータを削除してアカウントに再ログインできたら、ホーム画面に戻ってアプリアイコンの通知数バッジが消えたことを確認してください。
対処8: ブラウザまたは別デバイスでログインする
Twitterなどのブラウザでログインできるサービスのアプリで通知数に問題が起きている場合は、ブラウザや別デバイスでアカウントにログインすると問題が解決する可能性があります。
ただし、LINEなどのアプリは別デバイスでログインすると、元々ログインしていたデバイスでトーク履歴などの利用情報が削除される点に注意してください。
ブラウザまたは別デバイスでログインして通知数の問題を解決する手順は以下の通りです。
- ブラウザまたは別デバイスでアカウントにログインします。
- 例えばTwitterの場合は、『https://twitter.com/』にアクセスして「ログイン」をタップしてアカウント情報を入力してログインします。
- 別デバイスがある場合は、同じアプリをインストールしてアカウントにログインします。
- 未読のメッセージまたは通知がある場合は確認します。確認する手順は、『対処1: 未読のメッセージ・通知を確認する』を参考にしてください。
ブラウザまたは別デバイスでログインして通知を確認できたら、問題が起きていたデバイスのアプリアイコンの通知数の問題が解決したか確認してください。
対処10: アプリを再インストールする
アプリまたは関連データに何らかの問題が起きていることが原因で、アプリアイコンの通知数が消えないケースが考えられます。
そのため、アプリを一度アンインストールしてから再インストールすることで、問題が解決する可能性があります。ただし、LINEなどの一部のアプリは再インストールするとトーク履歴などの利用情報が消える点に注意してください。
アプリを再インストールするには、以下の手順で操作してください。
- 「設定」アプリを開きます。
- 「アプリと通知」をタップします。
- アプリの一覧で「通知数が表示されないアプリ(LINE、Twitterなど)」をタップします。
- 「アンインストール(または削除)」をタップします。
- 確認ポップアップが表示されたら「OK」をタップします。
- 「Playストア」アプリを開いて、「通知数が表示されないアプリ(LINE、Twitterなど)」を検索して通常の手順でインストールします。
アプリを再インストールできたら、アカウントにログインし通知数バッジの問題が解決したか確認してください。
対処11: インターネット接続を確認する
デバイスのインターネット接続が不安定であることが原因で、確認したはずのメッセージや通知が既読にならず通知数が残ってしまっているケースが考えられます。
そのため、デバイスのインターネット接続に問題がないか確認してください。インターネット接続を確認するには、以下の手順で操作します。
- 画面の上端から下方向にスワイプして、通知領域を再度下方向にスワイプしてクイック設定パネルを開きます。「Wi-Fi」と「モバイル通信」のアイコンが「オン」になっているか確認します。
- ブラウザアプリ(SafariやChromeなど)を開いて、任意のウェブサイト(GoogleやYahoo!など)にアクセスします。
- ウェブサイトが正常に表示されるか確認します。ウェブサイトの読み込み時にエラーが出る場合は、インターネット接続に問題があることが考えられます。
インターネット接続に問題があり不安定な場合は、以下の方法を試してみてください。
- モバイルデータ通信、またはWi-Fiの電波が良好な場所に移動する
- Wi-Fiに接続している場合は、ルーターを再起動する
- Wi-Fi、またはモバイルデータ通信に切り替える
デバイスが正常にインターネットに接続できたら、再度アプリのメッセージや通知を確認して通知数のバッジが消えるか試してみてください。
対処12: BadgeProviderのキャッシュを削除する
使用している機種によっては、BadgeProviderのシステムアプリのキャッシュに問題が起きていることが原因で、アプリアイコンの通知数がおかしいケースがあります。
そのため、BadgeProviderのキャッシュを削除することで問題が解決する可能性があります。BadgeProviderのキャッシュを削除するには、以下の手順で操作してください。
- 「設定」アプリを開きます。
- 「アプリ(またはアプリと通知)」をタップします。
- 「X個のアプリをすべて表示」をタップします。
- 右上の「3点アイコン」をタップして「システムアプリを表示」をタップします。
- アプリの一覧から「BadgeProvider)」を探してタップします。
- アプリが見つからない場合は、別の対処方法を試してください。
- 「ストレージ」をタップします。
- 「キャッシュを消去(削除)」をタップします。
BadgeProviderのキャッシュを削除できたら、デバイスを再起動してからアプリアイコンの通知数が消えたか確認してください。
対処13: サービスに障害が起きていないか確認する
アプリのサービスに障害や不具合などの問題が起きていることが原因で、アイコンの通知数バッジが消えないケースが考えられます。
そのため、アプリのサービスに障害が起きていないか確認してみてください。サービスの障害を確認するには、検索エンジンやTwitterで「アプリ名(LINE、Twitterなど) 障害」や「アプリ名(LINE、Twitterなど) 不具合」などで検索します。
サービスに障害が起きている場合はユーザー側で対処できないため、運営側の復旧作業を待ってください。サービスが復旧したら、アプリアイコンの通知数の問題が解決したか確認してください。
対処14: アプリの通知バッジを無効にする
Androidではアプリアイコンの通知数バッジ自体を無効にすることができます。そのため、通知数バッジが不要で全ての対処を行なっても解決しない場合は、通知数バッジを無効にすることを検討してください。
アプリアイコンの通知数バッジを無効にするには、以下の手順で操作してください。
- 「設定」アプリを開きます。
- 「アプリ(またはアプリと通知)」をタップします。
- 「X個のアプリをすべて表示」をタップします。
- アプリ一覧で「通知数が表示されないアプリ(LINE、Twitterなど)」をタップします。
- 「通知」をタップします。
- 「通知ドットを許可」のスイッチを「オフ」に切り替えます。
また、機種によってはアプリの通知バッジの数字だけ無効にしてドットのみ表示できる場合もあります。アプリのバッジの通知数だけ非表示にしたい場合は、以下の手順で操作してください。
- ホーム画面の何もない場所を長押しします。
- メニューが表示されたら「ホームの設定」を選択します。
- 「通知ドットに件数表示」のスイッチを「オフ」に切り替えます。
- 機種によっては、「設定」アプリ→「通知」→「アプリアイコンのバッジ」→「件数なしで表示」などで切り替える場合もあります。
以上の手順で、アプリアイコンの通知バッジを無効にすることができます。