iPhoneで音量調整や電源のオフなどの操作を行う際に音量ボタンを押しても効かないトラブルが起きることがあります。
音量ボタンが効かない場合はボタンの故障も考えられますが、簡単な対処で解決することもあります。
本記事では、iPhoneの音量ボタンが効かない/反応しない時の対処法について詳しく紹介します。
この記事の内容
対処1: 着信/通知音のボタン変更をオンにする
iPhoneの設定で着信音と通知音の音量のボタン変更がオフになっていると、音量ボタンを押しても着信音と通知音の音量が変更できません。
音量ボタンを押しても着信音や通知音の音量を変更できない場合は、以下の手順で着信音と通知音のボタン動作の設定を変更してください。
- 「設定」アプリを開きます。
- 「サウンドと触覚」をタップします。
- 着信音と通知音の音量にある「ボタンで変更」のスイッチを「オン」に切り替えます。
着信音と通知音のボタンによる音量変更をオンにできたら、音量ボタンで着信音と通知音の音量を変更できるようになったか確認してください。
対処2: iPhoneを再起動する
iPhoneのシステムに一時的な不具合が発生していることが原因で、音量ボタンを押しても効かないケースが考えられます。
そのため、iPhoneの電源を一度切ってから再起動することで、音量ボタンの問題が解決する可能性があります。iPhoneを再起動するには、以下の手順で操作してください。
- 「サイドボタン」と「音量調整ボタン」を同時に長押しします。
- ホームボタン搭載機種の場合は、「サイドボタン」を長押ししてください。
- 電源オフスライダーを右方向にドラッグします。
- 「サイドボタン」を長押しして電源を入れます。
上記の操作で再起動できない場合は、設定アプリからデバイスの再起動を行ってください。具体的な手順は以下の通りです。
- 「設定」アプリを開きます。
- 「一般」をタップします。
- 「システム終了」をタップします。
- 電源オフスライダーを右方向にドラッグします。
- 「サイドボタン」を長押しして電源を入れます。
iPhoneを再起動できたら、音量ボタンを押して正常に反応するようになったか確認してください。
対処3: iPhoneケースを取り外す
iPhoneに取り付けているケースが音量ボタンに干渉して陥没していることが原因で、ボタンを押しても反応しないケースが考えられます。
そのため、iPhoneにケースを取り付けている場合は、ケースを取り外した状態でボタンが反応するか確認してください。
ケースを取り外した状態でボタンが反応する場合はケースに問題があることが考えられるため、使用しているiPhoneと互換性のある別のケースに交換することを検討してください。
対処4: 音量ボタンの隙間を掃除する
iPhoneの音量ボタンの隙間に汚れやゴミなどが詰まっていることが原因で、音量ボタンが効かなくなるケースが考えられます。音量ボタンを押して奥まで押し込めない場合、汚れやゴミなどが詰まっていることが考えられます。
音量ボタンの汚れやゴミが原因として考えられる場合は、綿棒や柔らかいブラシを使ってボタンの隙間の汚れを取り除いてください。
音量ボタンの隙間を掃除できたら、音量ボタンが正常に反応するようになったか確認してください。
対処5: ソフトウェアアップデートを実行する
iPhoneのシステムのバージョンが古く不具合があることが原因で、音量ボタンが正常に反応しないケースが考えられます。
そのため、ソフトウェアアップデートを実行してiOSを最新バージョンにすることで、音量ボタンの問題が解決する可能性があります。ソフトウェアアップデートを実行するには、以下の手順で操作してください。
- 「設定」アプリを起動します。
- 「一般」をタップします。
- 「ソフトウェアアップデート」をタップします。
- アップデートが見つかったら「ダウンロードしてインストール」をタップします。
- iPhoneのパスコードを入力します。
- 「今すぐインストール」をタップします。
ソフトウェアアップデートを実行できたら、iPhoneの再起動後に音量ボタンが反応するようになったか確認してください。
対処6: すべての設定をリセットする
iPhoneの何らかの設定に問題があることが原因で、音量ボタンが効かないケースが考えられます。
そのため、iPhoneのすべての設定をリセットして工場出荷時に戻すことで、問題が解決する可能性があります。iPhoneのすべての設定をリセットするには、以下の手順で操作してください。
- 「設定」アプリを開きます。
- 「一般」をタップします。
- 「転送またはiPhoneをリセット」をタップします。
- 「リセット」をタップします。
- 「すべての設定をリセット」をタップします。
- iPhoneのパスコードを入力します。
- 「すべての設定をリセット」をタップします。確認画面が表示されたら「すべての設定をリセット」をタップしてください。
- 設定がリセットされてiPhoneが再起動します。
iPhoneのすべての設定をリセットできたら、音量ボタンを押して正常に反応するようになったか確認してください。
対処7: イヤホン・ヘッドホンを取り外す
iPhoneに接続しているイヤホンまたはヘッドホンが原因で、音量ボタンが正常に反応しないケースが考えられます。
そのため、接続しているイヤホンまたはヘッドホンを取り外して、問題が解決しないか確認してみてください。
問題が解決した場合は、再度イヤホンまたはヘッドホンを接続して正常に音量ボタンが反応するか確認してください。
対処8: 他の方法で音量を調整する
音量ボタンが反応しない場合でも、コントロールセンターなどの別の方法で音量ボタンを押さずにiPhoneの音量を変更することができます。
ただし、この方法では音量ボタンの問題が解決できるわけではないため、一時的な応急処置として使用し別の対処方法を試してください。
音量ボタンを押さずにiPhoneの音量を変更するには、以下のいずれかの方法を試してみてください。
- コントロールセンターで音量を調整する:
- iPhoneの画面の右上端から下方向にスワイプします。
- iPhone8、iPhone SE2以前の場合は、画面の下端から上方向にスワイプしてください。
- コントロールセンターが表示されたら、「音量スライダー」をドラッグして音量を調整します。
- iPhoneの画面の右上端から下方向にスワイプします。
- アプリ内で音量を調整する:
- 音楽アプリや動画アプリではプレイヤーに音量を調整するスライダーが実装されている場合があります。このスライダーを調整することで、音量を調整できます。
- AssistiveTouchで音量を調整する:
- 「設定」アプリを開きます。
- 「アクセシビリティ」をタップします。
- 「タッチ」をタップします。
- 「AssistiveTouch」をタップします。
- 「AssistiveTouch」のスイッチを「オン」に切り替えます。
- 補足: このスイッチをオフに戻すとAssistiveTouchも無効になります。
- 画面に表示された「AssistiveTouchアイコン」をタップします。
- 「デバイス」をタップします。
- 「音量を上げる」または「音量を下げる」をタップして音量を調整します。
以上の方法で、音量ボタンを押さずにiPhoneの音量を調整することができます。
解決しない場合
すべての対処方法を試してもiPhoneの音量ボタンを押しても効かない場合は、iPhoneの音量ボタンが物理的に破損していることが考えられます。
特に問題が起きる以前にiPhoneを落下させたり水没させている場合は、音量ボタンが陥没してしまっていたり故障している恐れがあります。
iPhoneの音量ボタンの故障が考えられる場合は、Appleサポートや購入したショップに問題の診断および修理を依頼してください。