スマホやパソコンのSkypeアプリでチャットを送ろうとすると、グルグルマークが出たまま一向に「送信中」の表示が消えず、相手にメッセージが送れなくなってしまうことがあります。
「相手が自分からのメッセージを待っているのにメッセージを送ることができない……」「グループチャットに入りたいのに自分だけ発言できない……」など、Skypeの送信トラブルで困っている方が多いようです。
そこで今回は、Skypeアプリでメッセージが送信中のままチャットができない時の対処法をまとめました。対処法については、Windows10とAndroid向けの内容です。
この記事の内容
Skypeでチャットが送れない原因
Skypeでメッセージが送信中のまま止まってしまった場合は、まずはSkypeを強制終了してアプリとパソコン/スマホの再起動を試してみて下さい。
再起動後に同じ症状が再発する場合は以下の原因が考えられます。
- 通信状況が悪い
- Skypeアプリのバージョンが古い
- 設定ファイルによるエラー
- Skypeアプリの不具合
- 別のアプリによる干渉
チャットを送る相手と自分が「オンライン状態」になっていない×
多くのサイトで「チャットをする相手と自分がオンラインになっていないと送れない」ような情報がありますが、メッセージはサーバー上に保存されるので問題なく送信できます。送信した相手がオンラインにならないとメッセージを受け取れないだけです。
それぞれの原因について具体的な対処の手順を紹介します。
通信状況が悪い
Skypeはインターネット経由でメッセージを送信するので、通信環境が悪いとメッセージの送信が完了せず送信中のまま止まってしまいます。
まずは、パソコン/スマホの電波状況が良好か確認しましょう。
電波状況が良好な場合でも、Wifiの接続を利用していると何らかのトラブルが発生しているケースがあります。
念のため、以下の手順でSkypeアプリを終了させ、「Wifiルーターの再起動」と「Wifi接続のリセット」を行ってみて下さい。
Wifiルーターの再起動手順
Wifiルーターの再起動は、ルーター背面の電源ケーブルの抜き差しを行えば再起動できます。
ただし、あまり間隔を空けずに抜き差しすると正常に再起動できない機種も存在するので、30秒程度待ってから電源を入れるようにしましょう。
Wifi接続をリセットする手順
Windows10の場合
- タスクバーの右側にある「電波」アイコンをクリックします。
- ネットワーク設定の下にある「Wi-fi」マークをクリックしてWi-fi接続を停止にします。
- 再度「Wi-fi」マークをクリックするとWi-fi接続が有効になります。
以上で、Windows10のWifi接続をリセットすることができます。
Androidの場合
- 画面の上端から下に向かってスワイプします
- 一番上に日付が表示されているバーをタップします
- 「Wifiマーク」を2回タップして接続をリセットしましょう。
Wifiルーターの再起動とデバイスのWifiリセットを試しても解決しない場合は、通信環境以外の原因が考えられます。
Skypeアプリのバージョンが古い
Skypeアプリのバージョンが古い場合、不具合で相手にメッセージが送れないことがあります。
まずSkypeアプリのバージョンを確認し、最新のものになっていなければ更新を行いましょう。
Windows10のSkypeアップデート手順
- タスクバーにある「Microsoft Store」アイコン(Windowsロゴの買い物袋が描かれたアイコン)をクリックします。
(*もしタスクバーにそのようなアイコンがない場合は、スタートボタンをクリックし、すべてのアプリ一覧からMicrosoft Storeアプリを探してクリックします。) - 右上の「…」アイコンをクリックし、メニューから「ダウンロードと更新」をクリックします。
- 「ダウンロードと更新」画面が表示されたら、右上の「最新情報を取得する」ボタンをクリックします。
- アプリの更新がある場合は自動で更新が開始されます。
- アプリの更新が終わったら右上の×ボタンをクリックしてMicrosoft Storeアプリを終了します。
「最新情報を取得する」ボタンをクリックしても何も起こらない場合はアプリが既に最新のものになっているということですので、何もせずMicrosoft Storeアプリを終了して問題ありません。
操作が終わったらもう1度Skypeを起動し、メッセージが送れない問題が解消したか確認してください。改善していない場合は次の対処法を試します。
また、「特定の人にのみメッセージが送れない」という症状であれば、自分ではなく相手側のアプリのバージョンが古いことが原因の場合もあります。その場合は相手にもSkypeアプリを更新するよう話してみてください。
AndroidのSkypeアップデート手順
- 「Playストア」を開きます。
- 左上の三本線マークをタップしてメニューを開きます。
- 「マイアプリ&ゲーム」をタップして「アップデート保留中」に「Skype」がある場合は「更新」をタップします。
アップデートの保留中に「Skype」が表示されない場合は、最新の状態ですのでアップデートする必要はありません。
設定ファイル・キャッシュによるエラー
「今まで問題なく使えていたのにある日急にメッセージが送れなくなってしまった」というようなケースの場合、Skypeの設定ファイルやキャッシュをクリアすることで問題が解消する可能性があります。
Windows10の場合は設定ファイル、Androidの場合はキャッシュのクリアを試してみましょう。
Windows10のSkype設定ファイルの削除手順
Windows10のSkypeストア版の設定ファイルは。以下の手順で削除できます。
- Skypeが起動していないことを確認します。
- キーボードで「Windows」キー+「R」キーを同時に押します。
- 表示された入力フォームに「c:\users\Windowsのユーザー名\appdata\local\packages」と入力し、「OK」ボタンをクリックします。
- 一覧から名前が「Microsoft.SkypeApp_始まるフォルダ」→「LocalState」を開きます。
- 「shared.xml」というファイルを探して削除します。
ファイルの削除を行うには通常のファイルと同様に「右クリック」→「削除」を選択すれば問題ありません。もし、Skypeが起動中で削除できない場合は、パソコンを再起動してSkypeを立ち上げずに上記の操作を行って下さい。
「shared.xml」を消したらSkypeを起動して、メッセージが送信中で止まらないか確認してください。
AndroidのSkypeのキャッシュ削除手順
- 「設定」を開いて「アプリ」をタップします。
- 一覧から「Skype」をタップします。
- アプリ情報が表示されるので「ストレージ」をタップ。
- 「キャッシュを消去」をタップするとSkypeのキャッシュが削除できます。
Skypeアプリの不具合
設定ファイルやキャッシュを削除しても、症状が改善しない場合は、アプリ自体の不具合が考えられます。
一旦Skypeアプリをアンインストールして再度インストールを試してみましょう。
Skypeアプリをアンインストールするには、以下の手順で操作してください。
- Windows10のアンインストール手順…
「スタート」ボタン→「設定」→「システム」→「アプリと機能」→一覧から「Skype」を探しクリック→「アンインストール」を押します。 - Androidのアンインストール手順…「設定」→「アプリ」→一覧から「Skype」をタップ→「アンインストール」をタップ
別のアプリ・デバイスによる干渉(Windows)
Windows10の場合は、稀に別のアプリや外部デバイスが原因でSkypeに不具合が出る場合もあります。
Skype以外に起動しているアプリがあれば一旦終了させてみてください。
また、使用するヘッドセットやマイク、カメラが原因で不具合が発生することがあるようです。
各デバイスやUSBデバイスを取り外し、その状態でメッセージが送れるかも試してみてください。
それでも直らない時は
SkypeにはWindows10のストアアプリ版以外にもWeb版や旧式のアプリ、スマートフォン向けのAndroid版、iPhone版のアプリも配布されています。
もしSkypeが正しく動作しない場合は、このような別のタイプのアプリを使用することで無事サービスを利用できるようになるかもしれません。
5,「shared.xml」というファイルを探して削除します。
を行ったところ未送信を直すどころかネットにも繋がらなくなりました。
どうすればいいのでしょうか?
shared.xmlはあくまでSkypeの設定ファイルなので、消してネット接続ができなってしまうようなことはありません。誤って別のファイルを削除してしまっていませんでしょうか。いずれにしても一旦パソコンを再起動して見て下さい。
再起動しても改善しない場合は、ゴミ箱内にshared.xmlがあるはずですので、右クリックしてから「元に戻す」を選択すると消したファイルが元の場所に戻ります。その状態でネット接続できない場合は、今回の件とは全く別の原因でネット接続ができない状態になっていると思います。よろしくお願いいたします。