自宅/家庭用の「Wi-Fiの無線ルーター」の選び方【おすすめメーカーも】

Wifiルーターの選び方

自宅で使用するWi-Fiルーター(無線LANルーター)は、回線契約時に事業者からレンタルすると毎月レンタル料が掛かるため、自身でルーターを購入して設置する方が多いと思います。

しかし、販売されるWi-Fiルーターには様々な機能や用語ばかりが記載されており、初心者が最適なルーターを選ぶことは簡単ではありません。

本記事では、自宅で使用する家庭用Wi-Fiルーターの選び方について考慮すべきポイントを詳しく解説します。また、おすすめのWi-Fiルーターのメーカーも併せて紹介します。

家庭用のWi-Fiルーターを選ぶ12のポイント

家庭用のWi-Fiルーターを選ぶ際に考慮すべきポイントを最初に紹介します。自分の使用環境に合わせて必要な機能を考え、最適なWi-Fiルーターを選んでください。

1. マルチコアで128MB以上のRAMを搭載している

ルーターのcpu

Wi-FiルーターにもPCと同じようにCPUとRAM(物理メモリ)が搭載されており、このスペックが通信速度に影響します。

そのため、パッケージに示されている理論値だけでなく、スペックについても確認することをおすすめします。Wi-Fiルーターのスペックは、製品ページなどで確認することができます。

Wi-Fiルーターを選ぶ際は、最低でもデュアルコア以上のCPUと、128MB以上のRAMを搭載した機種を選ぶことをおすすめします。

2. デュアルバンド以上に対応している

デュアルバンドのwifiルーター

Wi-Fiルーターのデュアルバンド機能とは、2.4GHz帯と5.0GHz帯のWi-Fiの電波を同時に使用できる機能です。現行の機種では、2.4GHz帯と5.0GHz帯の2帯域を使用できるデュアルバンドが主流です。

異なるWi-Fiの周波数が使用できるメリットは、通信する環境によって周波数を使い分けれる点です。2.4GHzと5.0GHzの特徴は以下の通りです。

  • 2.4GHz帯: 通信速度は遅い、壁などの障害物に強い、他の家電の電波干渉に弱い
  • 5.0GHz帯: 通信速度は速い、壁などの障害物に弱い、他の家電の電波干渉に強い

上記の特徴を踏まえて接続先の帯域を切り替えれば、より高速に安定した通信ができる場合があります。そのため、デュアルバンド以上の機能を搭載した機種を選ぶことをおすすめします。

また、トライバンド(2.4GHz/5.0GHz/5.0GHz)に対応している機種の場合は、安定した速度でより多くのデバイスを同時に接続できます。

3. 最新の通信規格を使用できる

Wifi6 802.11ax

Wi-Fiには、IEEE 802.11という国際基準の通信規格があり、新しい規格ほど通信速度が速くなります。

現在の最新の通信規格であるIEEE 802.11ax(Wi-Fi6)は、最大の通信速度の理論値は9.6Gbpsで、2.4GHzと5GHzの両方の帯域で使用することができます。

Wi-Fiルーターを選ぶ際は、最低でも1つ前の通信規格に対応している機種を選ぶようにしてください。Wi-Fiの通信速度を上げたい場合は、最新の通信規格をサポートしているWi-Fiルーターを選ぶことをおすすめします。

ただし、最新の通信規格を搭載したWi-Fiルーターは、サポートしている機種が少なく価格も割高である点に注意してください。

4. 同時接続の上限数が多い

Wifiルーターの同時接続台数

Wi-Fiルーターは機種の性能によって、同時接続できるデバイスの上限数が異なります。安価な一般的な家庭用のWi-Fiルーターの場合は、10台程度の同時接続が想定されている機種が多いです。

Wi-Fiルーターで想定される上限数を超えてデバイスを接続すると、Wi-Fiの通信速度が乏しく低下したり、接続が安定しないトラブルが発生することがあります。

そのため、家庭内でWi-Fiを使用するデバイスの数が多い場合は、同時接続の上限数が多い機種を選ぶことをおすすめします。Wi-Fiルーターの同時接続数は、機種の製品ページやパッケージなどで確認できます。

5. メッシュWi-Fiに対応している

メッシュwifi

メッシュWi-Fi機能に対応しているルーターを使用することで、一戸建てや二階建てのような広い場所でも安定してWi-Fi通信が行えるようになります。

メッシュWi-Fi機能を搭載したルーターは、通常メインルーターとサテライトルーターのセットで販売されており、複数台のルーターを設置します。

また、メッシュWi-Fiは中継機と異なり、通信状況の良い最適なWi-Fiに自動的に切り替わるため、広域な範囲でも通信が安定します。

広い範囲で安定したWi-Fiを使用したい場合は、メッシュWi-Fiの機種を選ぶことを検討してください。具体的には、一台のWi-Fルーターで部屋の範囲をカバーできない場合や、中継機でWi-Fiの通信が安定しない場合などにメッシュWi-Fiは役立ちます。

6. MU-MIMOに対応している

Mumio

MU-MIMO(Multi User Multiple Input Multiple Output)機能は、複数のアンテナを同時に使用して同一帯域の電波を束ね通信を高速化する仕組みです。

MU-MIMOに対応してたWi-Fiルーターを使用すると、複数のデバイスを同時接続しても高速かつ安定した通信が実現できます。

Wi-Fiの通信速度を高速化したい場合は、MU-MIMOに対応している機種を選ぶことをおすすめします。

ただし、デバイス側もMU-MIMOに対応している必要がある点に注意してください。また、MU-MIMOで同時接続できるデバイスの最大数は決まっており、それ以上を接続すると速度が低下します。

7. スマホアプリに対応している

スマホアプリ

従来のWi-Fiルーターは設定変更やファームウェアの更新を行うために、ブラウザから設定画面を開く必要がありました。しかし、ブラウザからの設定が不慣れな人にとっては利便性が非常に悪いです。

ルーターの設定に利便性を求める場合は、ルーターを管理できるスマホアプリが提供されているWi-Fiルーターを選択することをおすすめします。

多くのルーター用のスマホアプリは、ルーターにWi-Fi接続すれば設定変更を行うことができます。

8. レビューの速度が十分に速い

Wifiのmbps Bgpsの理論値

Wi-Fiルーターの製品ページやパッケージに記載されている通信速度(MbpsやGbps)の理論値は、あくまで理論上の数値であって実際の通信速度とは異なります。

メーカーは理想的な通信環境での速度を表記しているため、実際に使用した際の通信速度は理論値より大きく下回ることが多いです。

そのため、Amazonや価格コムなどのレビューや専門家のレビュー記事を探して、実際に使用した時のWi-Fiルーターの速度が十分に出ているか確認することをおすすめします。

9. USB3.0ポートを搭載している

Usbポートを搭載したwifiルーター

Wi-Fiルーター本体に、USBポートがあるとUSBメモリや外付けハードディスク、プリンターを接続して簡単にネットワーク上で共有することができます。

Wi-Fiルーターを選ぶ際は、できれば最低でも1つのUSBポートを備えた機種を選ぶことをおすすめします。

USBポートを備えたルーターを購入する際は、ポートがUSB3.0の規格に対応していることを確認してください。USB 2.0規格の場合は、通信速度が遅く快適に利用できません。

10. 自動QoS機能が搭載されている

Qos Buffalo

QoS(Quality of Service)は、ネットワークのサービス品質を快適に保つための技術で、特定の通信の優先度を上げて一定の帯域幅を確保することができます。

この機能を利用することで、オンラインゲームや動画のストリーミングなどの特定の通信を優先して、他の通信による速度低下を防ぐことができます。

ただし、ほとんどのルーターに搭載されているQoSは、手動で設定を行う必要があるため機能を使いこなすことは困難です。

QoSを利用したい場合は、アルゴリズムによって自動的に管理されるQoS機能(アダプティブQoSやダイナミックQoSなど)を搭載した機種を選択してください。

特に遅延に厳しいオンラインゲームをプレイする場合などは、このQoS機能を搭載したWi-Fiルーターを選ぶことをおすすめします。

11. 最新のセキュリティプロトコルが使用できる

Wpa3 Wifi セキュリティ

Wi-Fiには、無線ネットワークへの不正アクセスを防止し、通信データを第三者に読み取られないよう暗号化するセキュリティプロトコルが使用されます。

一般的に使用されるWi-Fiのセキュリティプロトコルは、WEP、WPA、WPA2、WPA3があり、Wi-Fiルーターによって使用できるプロトコルが異なります。

WEPとWPAは規格自体が古くセキュリティ強度が弱いため、新しい規格であるWPA3またはWPA2を使用することが望ましいです。できればWPA3(最低でもWPA2)のセキュリティプロトコルを使用できる機種を選択することをおすすめします。

12. ペアレンタルコントロール機能が搭載されている

Asus ペアレンタルコントロール

家庭に子供がいてインターネット上の不適切な情報を見せないようにしたい場合は、ペアレンタルコントロール機能が搭載されているWi-Fiルーターを選ぶことをおすすめします。

ペアレンタルコントロール機能を設定すると、時間帯によって接続を制限できたり、不適切なサイトへのアクセスを自動的にブロックすることができます。

ペアレンタルコントロールはデバイス側で個別に設定できる場合もありますが、Wi-Fiルーターでは一括で設定できるため便利です。

Wi-Fiルーターのおすすめメーカー

最近ではメーカーごとのWi-Fiルーターの性能差や機能差は小さくなっており、大手のメーカーであれば大きな違いはほとんどありません。

ただし、メーカーによって製品のラインナップや特徴が異なります。今回は、Wi-Fiルーターのおすすめの大手メーカーを4社ピックアップして紹介します。

  • ASUS: Amazonで機種を見る
    • 台湾台北に拠点を置くPC、PCパーツ、モバイルデバイスの製造メーカーです。
    • ゲーミングルーターなどのユニークな製品が多く、多機能で品質も高いです。ただし、アフターサポートは評判があまり良くありません。
  • NEC: Amazonで機種を見る
    • パソコンや通信機器を開発する国内の製造メーカーです。
    • Atermシリーズは安価でありながら安定性に定評があります。設定関連が一般ユーザーにとっては少々分かりにくいのが難点です。
  • BUFFALO: Amazonで機種を見る
    • パソコンの周辺機器を開発する国内の製造メーカーです。
    • AirStationシリーズはコストパフォーマンスに優れており、設定も初心者に分かりやすいです。ルーターが安価な分、安定性に若干欠けるレビューが目立ちます。
  • TP-Link: Amazonで機種を見る
    • 中国深圳に拠点を置く世界シェア1位のネットワーク機器メーカーです。
    • ArcherシリーズのWi-Fiルーターは、多くの機能を搭載しており圧倒的にコストパフォーマンスが高いです。ただし、過去にバックドアなどの疑惑があり、中国メーカーのためセキュリティ面に不安が残ります。

おすすめのメーカーの特徴は上記の通りですが、同じメーカーでも製品によって性能面や機能面が異なります。当然ではありますが性能が高く、豊富な機能を搭載しているWi-Fiルーターほど価格帯は高くなります。

そのため、信頼できるメーカーを選択し、自分が必要としている性能・機能を搭載しているかを確認した上でWi-Fiルーターを選ぶようにしましょう。

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