携帯電話で通話を利用する機会が多い場合、通話料を削減するために各キャリアが提供しているかけ放題プランに加入することを考えるでしょう。しかし、かけ放題プランには対象外の通話が設定されているため、注意が必要です。
そこで、この記事では2019年のdocomo・au・ソフトバンクが提供しているかけ放題プランの通話料についてまとめました。
国内通話でありながらかけ放題の対象にならない通話先を併せて紹介します。うっかり高額の通話料を負担しないためにも、あらかじめチェックしておきましょう!
この記事の内容
各キャリアのかけ放題オプションの料金
docomoの場合
まずはdocomoを利用している場合をチェックしていきましょう。docomoではかけ放題として以下のオプションを提供しています。
プラン名 | 料金(税込) | 内容 |
---|---|---|
かけ放題オプション | 1,700円 | 国内通話が無料 |
5分通話無料オプション | 700円 | 1回5分以内の国内通話が無料 |
スマホ向けの料金プラン(ギガホやギガライト)と合わせてこれらのオプションに加入することによって、かけ放題を利用することができます。
プランの詳細については、ドコモ公式の報道発表資料ページで紹介されているので併せて参考にしてみてください。
auの場合
auでは、かけ放題プランとして以下のオプションを提供しています。
プラン名 | 料金(税抜) | 内容 |
---|---|---|
通話定額 | 1,700円 | 国内通話が無料 |
通話定額ライト | 700円 | 1回5分以内の国内通話が無料 |
auの場合もdocomoと同様に、基本料金プラン(新auピタットプランやauフラットプラン7プラス、auデータMAXプラン)などを契約する際にオプションとして追加します。料金の内容やオプションの詳細はdocomoと同様です。
通話定額・通話定額ライトの詳細は以下を参照してください。
Softbankの場合
Softbankでもdocomoやauと同様に、基本プランにオプションとして追加する形でかけ放題プランを提供しています。詳しい内容は以下の通りです。
プラン名 | 料金(税抜) | 内容 |
---|---|---|
定額オプション | 1,500円 | 国内通話が無料 |
準定額オプション | 500円 | 1回5分以内の国内通話が無料 |
定額オプション・準定額オプションともにdocomoやauのものより安価なのが特徴です。
内容は国内通話が24時間無料になるプランと5分以内の国内通話が無料になるプランなので、docomoやauと同じであるといえるでしょう。
定額オプション・準定額オプションの詳細については以下で案内されているので、併せて参考にしてください。
かけ放題オプションの対象になる電話
Docomo/au/Softbankで提供する、かけ放題オプションの対象となる電話番号を見ていきましょう。
次の番号への発信は、かけ放題の対象となり通話料は無料です。*5分定額オプションの場合は、通話時間が5分を超えると料金が発生します。
- 090/080/070から始まる番号(各キャリアの携帯電話・PHS)
- 市外局番から始まる番号(一般の固定アナログ電話、ひかり電話)
- 050から始まる番号(IP電話)
- 110(警察)
- 115(電報)
- 118(海上)
- 117(時報)
- 119(消防・救急)
- 171(災害用伝言ダイヤル)
- 177(天気予報)
- 留守番電話センター *Docomoとauのみ
上記の通り、かけ放題の対象になる番号は、3キャリアともほとんど同じです。
auでは、上記の番号であっても「1ヶ月に744時間を超える通話を利用した場合は有料となる場合がある」という案内が出ているためご注意ください。
110や117などの3桁の電話番号は対象になっていますが、全ての3桁番号が対象ではありません。また、キャリアによっては一部例外の電話番号もあります。
通話料が掛かる対象外の電話番号
続いて通話料が発生する電話番号を具体的に紹介します。Docomo/au/Softbankで対象外の番号が若干異なるので確認しておきましょう。
基本的に3キャリアともナビダイヤルやテレドームは対象外であると覚えておくのがいいでしょう。
docomoの場合
かけ放題オプション・5分通話無料オプションの対象外になる電話番号は次の通りです。
- 0570から始まる番号(ナビダイヤル)
- 0180から始まる番号(テレドーム)
- 104(番号案内)
- 188(消費者ホットライン)
- 189(児童相談所全国共通ダイヤル)
- 衛星電話
- 国際電話、国際ローミング
- ドコモが個別に指定する番号
ナビダイヤルやテレドーム、緊急通報などを除く一部の3桁特番はかけ放題の対象外となり、通話料金が発生するので注意してください。
IP電話(050)や固定電話、携帯電話などは全てかけ放題の対象なので、対象外の電話番号をしっかり把握しておきましょう。
他にも衛星電話への発信やSMSの送信料もdocomoのかけ放題の対象外となります。
特番通話 - ドコモ
auの場合
auの通話定額・通話定額ライトの対象外になる電話番号は次の通りです。
- 0570から始まる番号(ナビダイヤル)
- 0180から始まる番号(テレドーム)
- 104(番号案内)
- 0067(67コール)
- 188(消費者ホットライン)
- 189(児童相談所全国共通ダイヤル)
- 衛星電話
- 国際電話、国際ローミング
- auが個別に指定する電話番号(PDF)
auの通話定額・通話定額ライトの対象外になる電話番号のラインナップもdocomoと同じです。
Softbankの場合
Softbankの定額オプション・準定額オプションの対象外になる電話番号は次の通りです。
- 0570から始まる番号(ナビダイヤル)
- 0180から始まる番号(テレドーム)
- 104(番号案内)
- 188(消費者ホットライン)
- 189(児童相談所全国共通ダイヤル)
- 衛星電話
- 国際電話、国際ローミング
- 留守番電話センター宛ての通話
- ソフトバンクが個別に指定する電話番号(PDF)
Softbankの対象外になる電話番号もdocomoやauと似たような内容ですが、留守番電話センターのみ通話料が発生します。
対象外番号・時間超過時の通話料
対象外の電話番号に発信する場合は、通常通りの携帯の通話料が掛かります。また、5分通話定額オプションで5分以上通話した分についても、通常の通話料が発生します。
具体的に発生する通話料は以下の通りです。
宛先 | 番号 | 通話料(税抜) |
---|---|---|
ナビダイヤル | 0570-xxx-xxx | 発信時にアナウンスされる料金 |
テレドーム | 0180-xxxxxx | 10円/14秒(昼間) 10円/15秒(夜間) 10円/16秒(深夜) |
3桁特番 | 104,188,189等 | 宛先によって異なる |
固定電話・携帯電話等 *5分オプションで時間超過時 | 03-xxxx-xxxx 090-xxxx-xxxx 等 | 20円/30秒 |
基本的な通話料は20円/30秒(税抜)で、3キャリアとも共通です。5分定額オプションの場合、時間をオーバーすると超過時間に応じてこの料金がかかるので注意してください。
ナビダイヤルや特番は宛先によって異なるので、あらかじめチェックしておくことをオススメします。