iPhone/iPadのアプリの削除方法と削除できない時の対処法【iOS】

Iphoneアプリの削除方法

iPhoneやiPadでは、不要になったアプリを簡単に削除することができます。しかし、iOSのバージョンアップで手順が変更されることがあるため、削除方法が分からなくなってしまう場合があると思います。

また、アプリを正しい手順で削除しようとしても、削除メニューやバツマークが表示されず削除できないケースがあります。

本記事では、iPhone/iPadのアプリの基本的な削除方法と削除できない時の対処法について詳しく紹介します。簡単にできることがほとんどですので、試してみてください。

アプリの削除方法

iPhone/iPadでアプリを削除するには、次の3つの方法があります。

方法1: ホーム画面から削除する

ホーム画面からアプリを削除する方法が最も一般的です。ただし、iOSのバージョンによって手順が若干異なるため、バージョンアップ直後は少し注意が必要です。

  1. ホーム画面を表示し、「削除したいアプリ」のアイコンを長押しします。
  2. 操作メニューが表示されたら「Appを削除」をタップするとアプリが削除されます。
    • iOS13〜13.3未満の場合: 長押しした後のメニューの「Appを並び替える」をタップしてから、アプリアイコンの左上に表示される「バツマーク」をタップして削除します。
    • iOS13未満の場合: 長押しした後のメニュー自体が表示されません。代わりにアプリアイコンの左上に表示される「バツマーク」をタップして削除します。
  3. 取り除くの確認ポップアップが表示されたら「Appを削除」を選択します。
    Appを削除 Iphone
  4. 削除の確認ポップアップが表示されたら「削除」を選択します。
    アプリ削除確認 削除 Iphone

方法2: 設定アプリから削除する

設定アプリからインストールしたアプリを削除することもできます。ホーム画面から削除ができない場合は、こちらの方法を試してみてください。

また、設定アプリから操作するとアプリ内のデータのみを削除することもできます。アプリに保存されているデータを消去したい場合に便利です。

  1. ホーム画面を表示し、「設定」をタップします。
  2. 「一般」をタップします。
  3. 「iPhoneストレージ」をタップします。
  4. インストールされているアプリの一覧が表示されます。「削除したいアプリ」をタップします。
  5. 最後に画面下部にある「Appを削除」をタップすると、アプリと関連データがすべて削除されます。
    • アプリ本体のみ削除し、アプリのデータは残しておきたいという場合は、代わりに「Appを取り除く」から削除してください。

方法3: App Storeから削除する

iOS13以降のバージョンの場合は、App Storeアプリから削除することもできます。

ただし、直近2週間以内にアップデートがないアプリはアップデートリストに表示されないため、この方法では削除できません。

  1. 「App Store」を起動します。
  2. 画面右上にある「アカウントアイコン」をタップします。
  3. アップデートリストが表示されます。「削除したいアプリ」の項目を左方向にスワイプします。
  4. 画面右側に表示される「削除」ボタンをタップするとアプリが削除されます。

アプリを削除できない時の対処法

iPhone/iPadでアプリを削除しようとしても、削除メニューやバツマークが表示されずアプリが削除できないケースがあります。アプリが削除できない場合は、次の対処方法を試してみてください。

対処1: デバイス本体を再起動する

アプリがバックグラウンドで処理中であったり、iOSに問題が起きていることが原因で削除メニューが表示されないケースがあります。

そのため、まずiPhone/iPadを再起動してからもう一度削除を試してみてください。再起動する手順は、次の通りです。

  1. スリープボタンと片方の音量調整ボタンを同時に長押しします。
    • iPhone SE、8、7、6の場合は、スリープボタンを長押ししてください。
  2. 「スライドで電源オフ」のスライダーが表示されたら、電源アイコンを右方向にスライドします。
  3. スリープボタンをAppleマークが表示されるまで長押しします。

対処2: 3D Touch機能が誤作動していないか確認

iPhoneが3D Touchを搭載したモデルの場合は、2秒未満で強く押すと3D Touchが反応してしまい、削除メニューが表示されないことがあります。

  • 3D Touchを搭載したモデル
    iPhone 6s、iPhone 6s Plus、iPhone 7、iPhone 7 Plus、iPhone 8、iPhone 8 Plus、iPhone X、iPhone XS、iPhone XS Max

3D Touchが作動してしまっている場合は、アプリのアイコンを弱めに2秒以上長押しするようにしてください。

3D Touchによる誤作動が多い場合は、3D Touchの感度設定を調整を試してください。3D Touchの感度設定を調整するには、次の手順で操作します。

  1. 「設定」を開きます。
  2. 「一般」をタップして「アクセシビリティ」→「3D Touch」の順に進みます。
  3. 「3D Touchの感度」のスライダーを「強い」に変更してください。
    • 標準設定では「中」ですが、「強い」に変更することでよりも強い力で押さないと3D Touchが反応しなくなり、誤作動を防ぎやすくなります。
    • 3D Touchの機能自体を無効化する場合は、「3D Touch」のスイッチを「オフ」にしてください。

対処3: アプリの待機中の処理を完了する

インストールやアップデートの待機中のアプリがあることが原因で、アプリが削除できないケースがあります。

そのため、ホーム画面のアプリのアイコンを確認して、インストールやアップデート中のアプリがある場合は完了するまで待ってください。

アプリが待機中のまま進まない場合は、通信状況に問題が起きていることが考えられるため、Wi-Fiに接続するかモバイルデータ通信に切り替えてみてください。

また、ストレージの空き容量が不足してアプリのインストールやアップデートが停止している場合もあります。ストレージの空き容量がない場合は、写真や動画を削除して空き容量を確保してください。

対処4: アプリ削除の機能制限を解除する

iOSには、使用できるコンテンツや操作を制限できるスクリーンタイム機能があります。

上記の機能でアプリの削除する機能が有効になっていることが原因で、アプリの削除ができないよう制限されているケースがあります。

標準設定では制限が掛かっていませんが、意図せず有効に設定している場合があります。そのため、次の手順でスクリーンタイムの設定を確認してみてください。

iOS12以降の場合

  1. 「設定」を開きます。
  2. 「スクリーンタイム」をタップします。
  3. 「コンテンツとプライバシーの制限」をタップします。
    • 「スクリーンタイムをオンにする」のメニューしか表示されない場合は、スクリーンタイム機能が無効になっています。他の対処方法を試してください。
  4. 「iTunesおよびApp Storeでの購入」をタップします。
    • この画面で設定項目全体がグレーアウトしている場合は、制限が掛かっていないため設定の変更は不要です。他の対処法を試してください。
  5. 「Appの削除」をタップします。
  6. 「許可」にチェックを入れて設定完了です。

iOS12未満の場合

  1. 「設定」を開きます。
  2. 「一般」→「機能制限」とタップして進みます。
    • 既に機能制限が「オフ」になっている場合は設定を変更する必要はありません。
  3. 「Appの削除」の項目を「オン」に設定します。

スクリーンタイム機能が有効になっていた場合は、設定変更後に正常にアプリが削除できるか試してください。

対処5: 削除できない標準アプリは非表示にする

iPhone/iPadに最初からインストールされている一部の標準アプリは、削除の操作を行なっても削除メニューが表示されず削除できない点に注意してください。

iOS14では、以下の標準アプリを削除することはできません。(*iOSのバージョンによっては削除できないアプリは異なります。)

  • カメラ、写真、設定、電話、時計、ヘルスケア、メッセージ、App Store、iPhoneを探す、Safari、Wallet

標準アプリであっても、『方法2: 設定アプリから削除する』の方法で削除できる場合があります。

ホーム画面から標準アプリをどうしても消したい場合は、次の方法でアプリを非表示にしてください。

ホーム画面で標準アプリを非表示にする方法

iOS14以降の場合は、アプリをホーム画面から非表示にする「Appライブラリ」という機能が追加されました。この方法を使えば、削除できない標準アプリをホーム画面から消すことができます。

古いバージョンのiOSではAppライブラリ機能を使えないため、古い場合はソフトウェアアップデートを行なってiOSを最新の状態にしてください。

Appライブラリで標準アプリを非表示にするには、次の手順で操作してください。

  1. ホーム画面で「非表示にしたいアプリアイコン」を2秒以上長押しします。
  2. 「Appを削除」→「App ライブラリへ移動」の順にタップします。

また、ホーム画面の特定のページに不要な標準アプリを集めて非表示にすることもできます。具体的には、次の手順で操作します。

  1. ホーム画面で「アプリアイコン」を長押しして「ホーム画面を編集」をタップします。
  2. 不要な「アプリアイコン」をドラッグして1ページに集めます。
  3. 「ホームボタン」を押すか、画面右上の「完了」をタップします。
  4. ホーム画面の何もない場所をタップして長押しします。
  5. 画面下部の「ページの丸アイコン」をタップします。
  6. ホーム画面のページが一覧で表示されます。隠したいページのチェックを外します。

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