Windows10のローカルグループポリシーエディターの起動方法/開き方【設定確認】

ローカルグループポリシーエディターの起動方法

Windows10では、グループポリシーの設定を確認・変更する際に、ローカルグループポリシーエディター(gpedit.msc)を使用します。この機能はWindows10 Proエディション以上で使用することができます。

しかし、起動方法が若干分かりにくく忘れてしまう場合もあると思います。Windows10ではローカルグループポリシーエディターを開くための様々方法が用意されています。

本記事では、Windows10でローカルグループポリシーエディターを起動する方法について詳しく紹介します。

方法1: ファイル名を指定して実行(Win + R)で起動する

ファイル名を指定して実行 Gpedit.msc

ローカルグループポリシーエディターを起動するには、ファイル名を指定して実行を使用する方法が最も簡単です。具体的な手順は以下のとおりです。

  1. 「Windows + R」キーを押して、ファイル名を指定して実行を開きます。
    • または、「Windowsマーク」を右クリックして「ファイル名を指定して実行」を選択することでも同様の操作ができます。
  2. 名前に「gpedit.msc」と入力してEnterキーを押すか、「OK」をクリックします。
補足: 上記の操作で「gpedit.mscが見つかりません」のエラーが出る場合は、『Homeエディションでグループポリシーエディタを有効にする』の内容を参考にしてください。

方法2: 検索ボックス(Win + S)から起動する

検索ボックス グループポリシーの編集

タスクバーの検索ボックスを利用することで簡単にローカルグループポリシーエディターを起動することもできます。具体的な操作方法は以下の通りです。

  1. 「Windows + S」キーを入力するか、検索ボックスをクリックします。
  2. 「gpedit.msc」または「グループポリシー」と入力します。
  3. 最も一致する検索結果に表示される「グループポリシーの編集」をクリックして起動します。

方法3: 設定ウィンドウから起動する

Windows設定 グループポリシーエディタ

Windowsの設定ウィンドウを使用してローカルグループポリシーエディターを起動することもできます。この方法で起動するには、以下の手順で操作してください。

  1. 「Windows + I」キーを押すか、「Windowsマーク」を右クリックして「設定」を選択します。
  2. Windowsの設定ウィンドウが開いたら、上部の検索バーに「gpedit.msc」または「グループポリシー」と入力します。
  3. 表示される一覧から「グループポリシーの編集」をクリックします。

方法4: ショートカットを作成して起動する

グループポリシーエディタのショートカット作成

頻繁にローカルグループポリシーエディターを使用する場合は、ショートカットを作成してダブルクリックで起動することもできます。

ローカルグループポリシーエディターのショートカットを作成する手順は、以下の通りです。

  1. デスクトップの何も無い場所を右クリックして「新規作成」→「ショートカット」を選択します。
  2. 項目の場所に「gpedit.msc」と入力して「次へ」をクリックします。
  3. ショートカットの名前を任意で入力して「完了」をクリックします。

以上の手順で、デスクトップ上にローカルグループポリシーエディターのショートカットが作成されます。

作成したショートカットをダブルクリックするとグループポリシーエディターを起動できます。また、作成したショートカットはデスクトップ以外のフォルダに移動して使用できます。

方法5: スタート/タスクバーにピン留めして起動する

Gpedit.mscをピン留めする

アプリケーションと同じように、ローカルグループポリシーエディターをスタートメニューやタスクバーにピン留めすることもできます。

ローカルグループポリシーエディターをピン留めするには、以下の手順で操作してください。

  1. 「Windows + S」キーを押すか、検索ボックスをクリックします。
  2. 「gpedit.msc」と入力します。
  3. 最も一致する検索結果に表示される「gpedit.msc」を右クリックして「ファイルの場所を開く」を選択します。
  4. エクスプローラーが起動したら、「gpedit.msc」を右クリックして「スタートメニューにピン留めする」を選択します。
    • タスクバーにピン留めしたい場合は、「gpedit.msc」を右クリックして「タスクバーにピン留めする」を選択してください。

以上の手順で、スタートメニューまたはタスクバーにローカルグループポリシーエディタをピン留めできます。

ピン留めした「gpedit」のタイルまたはアイコンをクリックすることで、グループポリシーエディターを起動することができます。

方法6: エクスプローラーのアドレスバーから起動する

エクスプローラーのアドレスバーでグループポリシーエディタを起動

エクスプローラーのアドレスバーを使用して、以下の手順でローカルグループポリシーエディターを簡単に開くこともできます。

  1. 「Windows + E」キーを入力してエクスプローラーを起動します。
  2. エクスプローラーのアドレスバーに「gpedit.msc」と入力してEnterキーを入力します。

方法7: コントロールパネルから起動する

コントロールパネルからグループポリシーエディタ起動

従来のコントロールパネルを使用して、以下の手順でローカルグループポリシーエディターを起動することもできます。

  1. 「Windowsマーク」を右クリックして「ファイル名を指定して実行」を選択します。
  2. 「control」と入力して「OK」をクリックします。
  3. コントロールパネルが開いたら、右上の検索ボックスをクリックして「グループポリシー」と入力しEnterキーを押します。
  4. 検索結果で、管理ツールの「グループポリシーの編集」をクリックします。

方法8: PowerShell/コマンドプロンプトから起動する

Gpedit.mscコマンドを実行して起動

Windows PowerShellやコマンドプロンプト上でコマンドを実行して、ローカルグループポリシーエディターを起動することもできます。

PowerShellから起動する具体的な手順は以下の通りです。

  1. 「Windows + X」キーを入力するか、「Windowsマーク」を右クリックします。
  2. クイックアクセスメニューが開いたら、「Windows PowerShell」をクリックして起動します。
  3. 「gpedit.msc」と入力してEnterキーを押します。

コマンドプロンプトでも同様のコマンドで、ローカルグループポリシーエディターを起動できます。

方法9: タスクマネージャーから起動する

タスクマネージャーでgpedit.mscを実行

タスクマネージャーを使用してローカルグループポリシーエディターを起動することもできます。具体的な手順は以下の通りです。

  1. 「Ctrl + Shift + Esc」キーを入力するか、「Windowsマーク」を右クリックして「タスクマネージャー」を選択します。
  2. タスクマネージャーが起動したら、上部の「ファイル」→「新しいタスクの実行」を選択します。
  3. 「gpedit.msc」と入力してEnterキーを押すか、「OK」をクリックします。

方法10: 実行ファイルを直接起動する

Gpedit.mscの実行ファイルを起動

エクスプローラーからローカルグループポリシーエディターの実行ファイルを直接起動することもできます。具体的な手順は以下の通りです。

  1. 「Windows + E」キーを入力してエクスプローラーを起動します。
  2. エクスプローラーのアドレスバーに「%windir%\System32」と入力してEnterキーを入力します。
  3. フォルダ内の一覧から実行ファイル「gpedit.msc」を探してダブルクリックして起動します。
    • 実行ファイルが見つからない場合は、右上の検索ボックスに「gpedit.msc」と入力して検索を行ってください。

補足: Homeエディションでグループポリシーエディタを有効にする

Windows10 Homeエディションでは、ローカルグループポリシーエディターの機能が無効化されているため、ここまで紹介した方法で起動することができません。

Homeエディションでグループポリシーエディターを使用したい場合は、以下の手順でバッチファイルを実行して有効化することができます。

ただし、Microsoft公式の方法ではないため、今後のアップデート等で突然使用できなくなる恐れがある点に注意してください。機能の使用が必須の場合は、Proエディションにアップグレードすることをお勧めします。

  1. タスクバーの検索ボックスをクリックして「notepad」と入力し、検索結果から「メモ帳」をクリックして起動ます。
  2. 以下のコードをメモ帳にコピーペーストするか入力します。
    @echo off
    pushd "%~dp0"
    

dir /b %SystemRoot%\servicing\Packages\Microsoft-Windows-GroupPolicy-ClientExtensions-Package~3*.mum >List.txt
    dir /b %SystemRoot%\servicing\Packages\Microsoft-Windows-GroupPolicy-ClientTools-Package~3*.mum >>List.txt
    for /f %%i in ('findstr /i . List.txt 2^>nul') do dism /online /norestart /add-package:"%SystemRoot%\servicing\Packages\%%i"
    
pause
  3. 上部の「ファイル」→「名前をつけて保存」を選択します。
  4. 「保存先」を指定して、「ファイルの種類」を「すべてのファイル」に変更します。
  5. 名前を「gpedit.bat」に変更して「保存」をクリックします。
  6. 保存した「gpedit.bat」を右クリックして「管理者として実行」を選択します。
  7. コマンドプロンプトが起動したら、コマンドの実行が完了するのを待ってウィンドウを閉じます。

バッチファイルを実行できたら、PCを再起動してローカルグループポリシーエディターが起動できるようになったか確認してください。

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