Windows10 – DVD Decrypterの書き込み時・終了時にエラーが出る時の対処法

DVD DecrypterはDVDのリッピング及び書き込みができるWindowsのソフトウェアです。

しかしDVDの書き込み時やアプリケーションの終了時にエラーが出てしまい、正常に使用できなくなってしまうことがあります。

今回は、Windows10でDVD Decrypterの書き込み時・終了時にエラーが出る時の対処法について紹介します。

書き込み時に「I/O Error!」が発生する場合

DVDからリッピングする時やDVDに書き込みをする際に「I/O Error!」というエラーが出る場合は次の対処法を試してみてください。

対処1: 読み込み速度を下げる

DVDの状態が悪いなど、何らかの要因でデータの読み込みに問題が発生している可能性があります。エラーの発生率を下げるため、DVD Decrypterの設定から読み込み速度を下げてみてください。

  1. DVD Decrypterを起動し、「ツール(Tools)」→「各種設定(Settings)」を開きます。
  2. 設定ウィンドウが開きます。「デバイス(Device)」 タブを開きます。
  3. 「読み込み速度を指定(Set Read Speed)」のチェックを入れます。
  4. その下にある「読み込み速度(Read Speed)」の設定を「8x」に変更します。
  5. OKをクリックして設定変更を保存します。

速度は必ずしも「8x」に設定する必要はありませんが、あまり低く設定しすぎると処理に時間がかかるようになってしまいます。まずは8x前後に設定して状況が改善するか試してみてください。

対処2: バッファサイズを上げる

バッファサイズを変更することで処理の不安定さや不具合が改善する場合があります。

  1. DVD Decrypterを起動し、「ツール(Tools)」→「各種設定(Settings)」を開きます。
  2. I/Oタブを開きます。
  3. 「バッファサイズ(Buffer Size)」の設定を確認します。

対処3: DVDドライブのドライバーを再インストールする

DVDドライブが正常に認識されていない、またはドライバーに問題がある可能性があります。デバイスマネージャを開き、DVDドライブのドライバーの再インストールを行ってみてください。

  1. タスクバーにある「スタート」ボタンを右クリックし、「デバイスマネージャ」を選択します。
  2. デバイスマネージャウィンドウが開きます。リストから「DVD/CD-ROMドライブ」の項目を探し、ダブルクリックしてツリーを展開します。
  3. ツリー下に表示されたドライバー名を右クリックし、「デバイスのアンインストール」を選択してドライバーをアンインストールします。
  4. パソコンを再起動します。再起動を行うとドライバーの再インストールが自動で行われます。
  5. 「スタート」→「デバイスマネージャ」をもう1度開き、正しくドライバーがインストールされたことを確認します。

もしドライバーが正しく再インストールされない場合は次の方法を試してみてください。

  • ドライバー名が表示されない場合はDVDドライブが認識されていません。対処④の方法を参考にDVDドライブが故障していないかを確認し、解決しない場合は再接続やメンテナンスを試してみてください。
  • ドライバー名にビックリマークアイコンが表示されている場合はダブルクリックしてエラー内容をご確認ください。
  • ドライバー名に矢印アイコンが表示されている場合はドライバーが無効に設定されています。ドライバー名を右クリックし、「ドライバーを有効にする」を選択してください。

対処4: 他のDVD・ディスクイメージファイルを試す

DVDドライブやDVD本体に問題がある可能性があります。次の方法を試してみてください。

  • DVDドライブが正常に機能していることを確認する(データの入っているDVDをセットし、再生してみる)
  • DVDとDVDドライブのクリーニングを行う
  • 別のメーカーのDVDを使用する
  • 外付けDVDドライブを使用する、またはDVDドライブを交換する

DVD Decrypterは何年も前に開発が終了しているため、対応している保護技術・暗号化技術の関係で一部のDVDはリッピングや書き込みができないことがあります。どうしてもエラーが解決できない場合は別のリッピングソフト・書き込みソフトを使用するしかありません。

終了時に「Failed to set data for」エラーが発生する場合

DVD Decrypterのアプリを終了する時に「Failed to set data for」というエラーメッセージが出てアプリが終了できない場合は次の対処法を試してみてください。

対処1: DVD Dectypterを管理者として実行する

多くの場合この問題はDVD Dectypterを管理者として実行することで改善します。管理者として実行するには次の手順で操作します。

  1. DVD Decrypterの起動ファイルまたはショートカットを右クリックします。
  2. 「管理者として実行」を選択します。
  3. ユーザーアカウント制御画面が表示されたら「はい」を選択します。

DVD Decrypterが起動したら通常通り操作を行います。また、終了時にエラーが発生しなくなることもご確認ください。

また、次の手順でアプリのプロパティ設定を行うと起動時に自動で管理者として実行されるようになり、起動の度に右クリックメニューを表示しなくて済むようになります。

  1. DVD Decrypterの起動ファイルまたはショートカットを右クリックし、「プロパティ」を選択します。
  2. 「互換性」タブを開きます。
  3. 「管理者としてこのプログラムを実行する」にチェックを入れます。
  4. 「適用」ボタンをクリックした後、「OK」をクリックしてプロパティウィンドウを閉じます。

対処2: ユーザーアカウント制御設定を変更する

上記の管理者として実行する方法で解決しない場合はユーザーアカウント制御設定をご確認ください。

  1. コントロールパネルを表示します。タスクバーにある「スタート」ボタンをクリックし、アプリ一覧から「Windowsシステムツール」フォルダを開きます。そしてフォルダの中にある「コントロールパネル」をクリックして開きます。
  2. 「ユーザーアカウント」→「ユーザーアカウント」→「ユーザーアカウント制御設定の変更」とクリックして進みます。もし手順通りに操作できない場合はコントロールパネル右上にある「表示方法」の設定を「カテゴリ」に変更してみてください。
  3. 「ユーザーアカウント制御の設定」ウィンドウが開いたら表示されているスライダーを動かし、1番下に設定します。
  4. 「OK」をクリックして設定を保存します。
  5. DVD Decrypterを起動し、エラーが発生しなくなったかどうか確認します。

ただしユーザーアカウント制御のレベルを下げるとパソコンのセキュリティも下がります。DVD Decrypterを使用し終わったら設定をもとに戻しておくのがおすすめです。

解決しない時は

  • DVD Decrypterの設定を一旦初期化してみてください。「各種設定(Settings)」メニューの「デフォルト(Default)」ボタンを押すと初期設定に戻ります。
  • DVD Decrypterを再インストールしてみてください。

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